芥川賞作家・⼜吉直樹が書き下ろした初の⻑編『凜』は 2007 年 12 ⽉に神保町花⽉で公演した舞台作品です。この舞台は⼜吉の⽂才を垣間⾒たとファンの間で話題となり、映像化されていないこともあり、伝説の作品として語り継がれていました。舞台『凜』が10年の時を経て、佐野勇⽃・本郷奏多の W 主演で映画化し、⼜吉直樹は原作・脚本監修。監督を担うのは、TBSテレビと共同作品となる本作品は、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(2015)、『⼩さな巨⼈』(2017)などで演出を⼿掛けてきた池⽥克彦。
この度、京都国際映画祭にて本ビジュアル解禁︕2019年2⽉22⽇(⾦)に劇場公開決定。

⼜吉直樹原作の映画化は芥川賞受賞⼩説『⽕花』に続く、⼆作⽬となります。既報の通り、全国公開に先駆け本年 4 ⽉ 19 ⽇(⽊)から 22 ⽇(⽇)に沖縄県内各所で開催される「島ぜんぶでおーきな祭第 10 回沖縄国際映画祭にて上映されていました。映画『凜ーりんー』は、「100年に⼀度、村から⼦供が消える」という神隠しの伝説が伝わる村の学校を舞台にした物語。ダンスボーカルユニット「M!LK」のメンバーとしても活動し、多くの作品に⽴て続けに出演する注⽬若⼿俳優佐野勇⽃と、数々の作品で主演を張り、個性・実⼒ともに兼ね備えた本郷奏多のW主演になります。佐野・本郷と共に神隠しに脅かされるクラスメイト役に須賀健太・⻲⽥侑樹・櫻井圭佑。共演者に⼤沢ひかる、平祐奈、椿⻤奴、はんにゃ⾦⽥哲、⽚桐仁、⽯⽥ひかり、⼭⼝紗弥加など豪華な顔ぶれが並びます。
「それでも、友だちを信じられるのか――」コピーにある真意は︖︕⻤気迫るW主演の表情に注⽬必⾄︕今後の情報解禁にもご期待ください︕

Q、W主演という事で意識した部分はありますか︖
佐野勇⽃コメント
あまり主演をやらせたて頂いたことがなく⽴ち振る舞いが分からず困った時に、事務所の⼤先輩である本郷さんの背中を学ばせて頂きながらこの役をやり切れたという思いがあります。共演は初めてでした。
本郷奏多コメント
撮影期間が⼀週間くらいというタイトな中濃密なスケジュールであっという間でした。頑張りました。

Q,本作は⼜吉直樹さんが脚本された舞台の映画化という事ですが、こだわった点、また難しかった点は︖
監督コメント
11年前の舞台の原作なんですが、好きな作品で念願かなって映画化出来てよかったと思っています。⼜吉さんに⾔われていたことは、⾼校⽣役のキャラクターを⼀⼈⼀⼈映画の中で活かしてほしいというのがあり、雪の為撮影出来ない時間があった際も、佐野くん、本郷くんと役について話す時間を設け想いを深めたり、⼜吉さんの意向を汲めるよう短い時間も撮影に役⽴てることが出来ました。

Q,本作は⾼校⽣の友情物語ですが、お⼆⼈が学⽣時代どんな学⽣時代を過ごされていましたか︖
佐野勇⽃
僕は中学⽣のころはまじめで学級委員をしたり、⽣徒会の書記をやっていたのですが⾼校時代は、家庭科の授業でハンバーグ作る授業をモンブランを作ろうとして笑 ちょっとやんちゃでした(笑)
本郷奏多
学⽣役ですが僕は28歳になるのでそう思ってみないでくださいね(笑) 学⽣時代はブレザーだったのですが、はるか昔のことなのであまり覚えてないです。

Q、モテたでしょうね︖(司会) ⼈並み以上くらいじゃないですか笑 僕もモンブラン作ったらよかったな。(笑)
池⽥監督
僕は学⽣時代に友達がいなかったので友達の⼤切さっていいなと、こういう⾼校時代だったらいいなというのを個⼈的にも作品にこめました。

Q,池⽥監督から⾒てお⼆⼈の魅⼒はなんですか︖
監督コメント
お⼆⼈とも魅⼒的なのが⼤前提なんですが、本郷さんは綺麗好きだったり、こだわりが強くあって集中⼒もあり、変わってるなぁという部分も⾯⽩いなと思っています。
佐野さんはこんな普通の⼦いるんだと お芝居に⼊るときは がっと集中し、でもお弁当を⾷べている時などいい意味で普通さがあってかわいいなと思います

Q,本作の⾒どころを教えてください︕
池⽥監督
⼜吉直樹さんが作られた⼩さな村で⼦供たちが消えていくというミステリーの世界観の中で⼦供たちの友情を信じて⽣きていくこの作品を観て感じて頂けたらなと思います。

Q,最後に⼀⾔お願いします
佐野勇⽃
先輩⽅と沢⼭のことを学ばせて頂き、短い中皆で乗り越えた撮影なので沢⼭の⽅に⾒て頂けたらいいなと思います。
本郷奏多
フレッシュな若い⼦のお芝居が魅⼒的で最後まで⾒て頂けたらきっと⼼に響く映画になっていると思います。