10月27日(土)からシネ・リーブル池袋ほか全国公開が決定しております日米合作映画『殺る女』は、日本×韓国×アメリカ×フィリピン×タイ×ミャンマー×デンマーク、世界のトップスターが豪華競演。
プチョン国際ファンタスティック映画祭2018のWorld Fantastic Red部門に正式出品され多くの観客を魅了した「世界」をターゲットにした本作主演には、 “カメレオン女優”の評価を得ている知英。運命に翻弄される殺し屋・愛子を演じております。孤児院育ちで組織の鍵を握っている女・加賀由乃には、頭突きで瓦割りをするCMで話題となり、アクション女優として国際的に活躍している武田梨奈。由乃の兄で元暴力団員・加賀俊介には、LAの映画祭で最優秀主演男優賞を受賞し、数々の出演作で急成長を遂げている駿河太郎。
2016年度日本アカデミー新人賞の篠原篤、元K−1王者のニコラス・ペタス、セリーヌ・ディオンとの共演やオプラ・ウィンフリーに「世界一才能のある少女」と言わしめた歌手シャリース、黒田アーサー、サヘル・ローズなど才能豊かなキャストが脇を固めます。
監督は、アメリカ・ロサンゼルスにて開催されている「Japan Film Festival LA 2015」において『夢二 愛のとばしり』が最優秀作品賞を受賞し、世界的評価を得ている宮野ケイジ。
シャリースが歌う主題歌“OUT THE WINDOW”が、哀しく交錯していく運命に光を当てております。
映画の完成を記念して、10月3日(水)19:00より、シネ・リーブル池袋 シアター1にて、主演の知英、共演の武田梨奈、そして宮野ケイジ監督が登壇する完成披露上映会開催されました。
 
完成披露上映会イベント

■日程:10月3日(水)
■時間:19:00〜19:30
■場所:シネ・リーブル池袋 スクリーン1(東京都豊島区西池袋1−11−1 ルミネ池袋店8階)
■登壇者:知英、武田梨奈、宮野ケイジ監督
■M C:八雲ふみね

女優の知英が暗殺者を熱演する、10月27日公開の日米合作映画『殺る女』。公開直前の3日には東京のシネ・リーブル池袋で完成披露上映会が行われ、主演の知英、共演の武田梨奈、宮野ケイジ監督が出席した。

運命に翻弄されるプロの暗殺者・愛子役の知英は「今まで演じた役の中で一番セリフのない役。当初はセリフを覚えなくていいやラッキー!と思ったけれど、全部表情や目の演技で表現しなければいけなくて、それは大間違いだと思った」と苦戦の熱演報告。宮野監督は「言葉をなくして心や感情の動きを浮き彫りにしようとした。それで言葉も少なく、台本も薄くなった」とその狙いを明かした。孤児院育ちで組織の鍵を握っている女・加賀由乃役の武田は「役の設定上、色々な闇を考えながら毎日を過ごしていました。普段タバコは吸わないけれど、劇中でタバコを吸って吐きそうになりながら演じたのが苦しかった」と女優魂を見せた。

知英と武田は本作が初共演で、この日が初対面。知英から「可愛いし、素敵な笑顔に惹かれる。アクションのイメージがあるけれど、この映画ではか弱い感じのとても素敵な女性で、こういう面もあるんだと新しい発見だった」と賞嘆された武田は「イベント前に取材をしたのですが、その時の撮影でカメラマンの方から『見つめ合ってください』と言われたけれど、恥ずかしくて見られなかった。天然記念物のようで、知英さんって実際にいたんだと思うくらいの透明感。芝居も歌もダンスも言葉も喋れて性格も優しくて、悪いところが一つもないから悔しい」と知英の完璧ぶりに愛らしい嫉妬をみせていた。

また映画の内容にちなんで「運命が変わったターニングポイント」を聞かれた宮野監督は「この映画のラストシーンは撮影の中盤で変えました。知英さんに相談したところ、同じような感覚だった。それによって編集の組み方も変えて、作品にとってのターニングポイントになった」と制作の舞台裏を告白。武田は初主演映画『ハイキック・ガール!』(2009)を挙げて「私を映画界の一人として正式に迎え入れてくれた作品。それがあったからこそ、今のすべてがある。10年前の自分に“良かったね!”と言いたい」とシミジミ。知英は「女優をはじめたこと。第二の人生を生きているみたいな感じなので、こうして日本で活動できているのも、自分の人生においての大きなターニングポイント。これからも色々な現場での出会いを大切にしていきたい」と想いを新たにした。

最後に主演の知英は「ポスターを見ると激しいアクション映画かな?知英と武田さんの対決なのかな?と思うけれど、ヒューマンドラマであり、それぞれのキャラクターの闇や悩みを丁寧に描いている。涙も流すと思う。愛子の感情に乗って映画を楽しんでほしい」と集まった観客に向けてアピールした。

<物語>
幼い頃、家族の命を奪われた女・愛子(知英)は、両親を殺害された時に見えた腕にサソリのタトウーがある男を探すため、殺し屋となった。
孤児院育ちの加賀由乃(武田梨奈)は看護師になり、勤務先の医者に想いを寄せているものの心に闇を抱え続けている。由乃の兄で元暴力団員の加賀俊介(駿河太郎)は、今は足を洗い、堅実に生きていた。
ある日、孤児院仲間にハメられた加賀は追い詰められ、家族や由乃を巻き込みながら、とんでもない事件に堕ちていく。この事件をきっかけに、愛子は幼き日の自分に似た加賀の一人娘・カナと出会い、運命を狂わせてゆく。
バラバラだった愛子、由乃、加賀の3つの人生は重なり翻弄されて・・・ミスをしない殺し屋・愛子の復讐劇に訪れる、衝撃の結末とは?

知英

武田梨奈

駿河太郎 篠原篤

藤田りんか(子役) ニコラス・ペタス 中尾隆聖 黒田アーサー サヘル・ローズ 和希沙也
松本大志 日向丈 水石亜飛夢 江口祐貴 伊崎右典 清水一哉 玉代勢圭司 山優香
Irin Sriklao, Jaw Maran,Charice a.k,a Jake Zyrus

監督・脚本:宮野ケイジ
主題歌:“OUT THE WINDOW” Charice a.k,a Jake Zyrus
製作:岡本東郎 五十嵐匠 藤巻典敏 プロデューサー:行実良 関顕嗣 長井龍 Jaw Maran
ラインプロデューサー:山地昇 撮影監督:中澤正行 助監督:佐々木利男
照明:野村久数 録音:山田幸治 美術:中谷暢宏 ガンエフェクト:遊佐和寿
衣裳ヘアメイク:おかもと技粧 編集:江橋佑太 宣伝プロデューサー:廿樂未果
特別協賛:FCAジャパン株式会社 オハヨー乳業株式会社
制作:ストームピクチャーズ 制作協力:アトリエ羅夢
配給:プレシディオ 宣伝:MUSA 劇場営業:長谷川裕介
2018年/日本・英語/84分/5.1ch /ビスタサイズ/カラー/デジタル
©2018「殺る女」製作委員会