10月20日(土)から新宿武蔵野館ほか全国公開が決定しております映画『ウスケボーイズ』は、「マドリード国際映画祭2018」外国語映画部門にて最優秀作品賞、最優秀主演男優賞を受賞。「アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭2018」外国語映画部門にて最優秀監督賞、最優秀主演男優賞を受賞し、見事4冠を獲得して注目を集めております。
映画の完成を記念して、10月2日(火)18:15より、スペースFS汐留にて、主演の渡辺大、共演の出合正幸、内野謙太、竹島由夏、伊藤つかさ、そして柿崎ゆうじ監督が登壇する舞台挨拶付きの完成披露が開催されました。
 
完成披露舞台挨拶イベント

■日程:10月2日(火)
■時間:18:15〜18:45
■場所:スペースFS汐留(東京都港区東新橋1-1-16 汐留FSビル3F)
■登壇者:渡辺大、出合正幸、内野謙太、竹島由夏、伊藤つかさ、柿崎ゆうじ監督
■M C:八雲ふみね

マドリード国際映画祭2018およびアムステルダム国際フィルムメーカー映画祭2018で4冠に輝いた映画『ウスケボーイズ』(10月20日公開)の東京新聞特別試写会が2日都内で行われ、主演の渡辺大、共演の出合正幸、内野謙太、竹島由夏、伊藤つかさ、そして柿崎ゆうじ監督が出席した。

作家・河合香織による、第16回小学館ノンフィクション大賞受賞の「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」を実写映画化。数千年のワイン造りに挑み、それを乗り越えようとした日本の若き革命児たちの姿を描く。

ワイン造りに苦悩する実直な青年・岡村役で、マドリード国際映画祭2018外国語映画部門最優秀主演男優賞を受賞した渡辺は「時差ボケと初スペインで浮かれてしまって、ワインをしこたま飲んでしまった。だから受賞の時はボンヤリしたままで、ドッキリというかビックリしたような感じだった」と受賞の瞬間を回想。マドリード国際映画祭のほか、アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭でも主演男優賞を獲得したが「M-1の優勝みたいに次の日に凄く仕事が増えたというわけでもないので、粛々と毎日を楽しく過ごしています」と笑わせた。

柿崎監督は「大さんの名前が呼ばれた時は、みんなでバンザイをした。その後に作品賞も発表されたけれど、噛みしめる時間があったので、そこは地味に喜びました。でもこんなにありがたいことはないですね」と快挙に喜び。今回の映画化にあたっては「国産ワインを飲んだときに、あまりの美味しさに驚いた。その時に“これは!”と思って原作に出会い、映画化しようという思いにかられた」と製作過程を振り返った。

キャスト陣はそれぞれ実在の人物を演じている。モデルの人物と実際に会った渡辺は「岡本さんは自然と向き合う寡黙な方で、感情の幅が広いわけではないが、ワインに対する熱量を静かに見せてくれる人。撮影で実際の畑も使わせてもらい、カメラの横では岡本さんが実際に作業する姿もあった。それがいい教材になった」。城山を演じた出合は「2時間くらいお話しする機会があり、寡黙なイメージとは裏腹に凄くお話をしてくれる真面目な方だった。実際にブドウを栽培されている畑で撮影した時は緊張した」と報告。

内野は「皆さんが大事に育てているブドウを触るのは怖かった」とホンモノならではの緊張があったようで、竹島も「畑の葉っぱなどを無造作によけなければならず、力の入れ具合に苦労しました」と同調。すると渡辺は「といいつつも、みんな本番になるとズケズケやったよね」とぶっちゃけて一同爆笑となった。

また映画にかけて「既存に囚われずにチャレンジしたいこと」を聞かれた渡辺は「M-1で優勝すること!」とボケつつ「ワインの思いは紡いでいきたいので、ワインエキスパートの資格を取りたい」と宣言。内野は「大君のように主演男優賞をとる!」、竹島は「いつかは自分でワインを作りたい」、伊藤は「20、30年熟成したワインを飲めるよう、健康体を作りたい」、柿崎監督は「色々なジャンルの映画を作る」、出合は「台本を破り捨てるくらいの大胆な役者になりたい」とそれぞれ挑戦を口にした。

最後に柿崎監督は「映画を通して日本ワインの隆盛をみてほしい」とアピールし、渡辺は「映画を観て終わりではなく、家に帰ったときにワインを片手に語らってもらえると嬉しい。そしてもっと国産のワインが日常的に飲まれるような文化が定着すればいい」と期待を込めた。

渡辺 大
出合正幸 内野謙太 竹島由夏
金子 昇 寿大 聡 須田邦裕 上野なつひ
升 毅 萩尾みどり 清水章吾 岩本多代 柴 俊夫 田島令子
小田島 渚 大鶴義丹 柳 憂怜 伊吹 剛
和泉元彌 伊藤つかさ 安達祐実 橋爪 功

エグゼクティブプロデューサー:柿崎ゆうじ プロデューサー:古谷謙一 前田茂司
原作:河合香織『ウスケボーイズ  日本ワインの革命児たち』小学館

監督:柿崎ゆうじ

主題歌:Yucca「風の未来」テイチクエンタテインメント
脚本:中村 雅 音楽:西村真吾 ラインプロデューサー:善田真也 キャスティングプロデューサー:伊東雅子 
撮影:北 信康(J.S.C.)
照明:渡部 嘉 録音:小林圭一 美術:泉 人士 編集:神谷 朗 音響効果:西村洋一 記録:高橋久美子
スタイリスト:前田勇弥 助監督:山口将幸 制作担当:柄本かのこ VFXスーパーバイザー:太田垣香織
製作協力:エーチーム・アカデミー ビーテックインターナショナル オーガニックレストラン・セタ
制作プロダクション:楽映舎 企画・製作・配給:カートエンターテイメント
宣伝プロデューサー:廿樂未果 配給協力:REGENTS
2018年/102分/シネスコ/5.1ch
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