なら国際映画祭の映画製作プロジェクト NARAtive(ナラティブ)として誕生した『二階堂家物語』が 2019年 1月 25 日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国順次公開致します。
本作は奈良県天理市を舞台に、跡継ぎ問題に悩む 3 世代の家族の愛と葛藤を描いた物語。
一人息子を亡くし、代々続く家系が途絶える危機に頭を痛めている辰也とその母ハル。息子を失い妻が出て行ってしまった辰也に対し望まぬ相手との結婚を迫るハル。そして娘の由子に婿養子をとり、跡を継いでほしいという思いを秘める辰也。名家の跡継ぎを巡り家族の中が緊迫し、繋がりが崩れだしていくが・・・
監督は 2015 年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・期待すべき新人賞を受賞し、注目を浴びたイランの若手監督アイダ・パナハンデ。なら国際映画祭 2016 にて最優秀賞であるゴールデン SHIKA 賞を受賞。本作は NARAtive 映画製作プロジェクト初の外国人女性監督とのコラボレーションとなる。エグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは映画作家・河瀨直美。
そしてこの度、なら国際映画祭 2018 レッドカーペットに加藤雅也、石橋静河、町田啓太、田中要次、白川和子、脚本のアイダ・アーサラン、アイダ・パナハンデ監督が登場致しました。

日時:9 月 20 日(木)16:00~
場所:奈良県文化会館(奈良県奈良市登大路町 6-2)
登壇者:加藤雅也、石橋静河、町田啓太、田中要次、白川和子、アイダ・アーサラン(脚本)、アイダ・パナハンデ監督
MC:ネルソン・バビンコイ、谷口キヨコ(FM OH!DJ)


本作にも出演しているネルソン・バビンコイが司会を務めて雨の中盛大に始まったオープニングセレモニー。天平衣装を身にまとった天平官女らがレッドカーペットを歩くなか、鹿が突如乱入し奈良県ならではのハプニングも起こった。
なら国際映画祭エグゼクティブ・ディレクターの河瀨直美がレッドカーペットに到着するとともに雨もやみ、会場の雰囲気が一層と盛り上がる。
NARAtive 映画製作プロジェクトにより製作された、映画『二階堂家物語』のキャスト・スタッフ(加藤雅也、石橋静河、町田啓太、田中要次、白川和子、アイダ・アーサラン、アイダ・パナハンデ監督)らがレッドカーペットに登場すると会場から大きな歓声が沸き起こり、キャスト陣の名を呼ぶ声が上がった。
MC より今の気持ちを聞かれると本作の主演を務め、奈良県出身の加藤は「奈良でレッドカーペットを歩けて光栄です。呼ばれなくても次回も来ます!是非皆さんも、また来てください!」と地元愛溢れる一言。石橋は「雨の中ありがとうございます。」と来場した一般客を思い遣った。続いて田中は「前回のなら国際映画祭も雨でしたが、今日私たちが歩くときには雨が止みました。今日は雨を止ますために来ました!」と声高らかに答えると会場から笑いが起こった。そして町田は「奈良を舞台にした映画に出演できて光栄です。奈良県が大好きになりました!」とコメントすると、会場から大きな歓声が上がった。最後に白川和子が「とっても素敵な映画が出来上がったので、ワールドプレミア上映を楽しみにしてください」とついにお披露目となる本作への期待感を煽り、大きな歓声に送り出され降壇した。
本イベントには急遽“なら国際映画祭アンバサダー”に任命された斎藤工の飛び入り参加もあり大盛況のうちに幕を閉じた。