2012年公開時、劇場の銀座シネパトスを連日満席にし、単館上映ながら1館で興行収入2000万円超えを記録。映画のヒットとともに、壇蜜の名を世に知らしめた伝説の映画『私の奴隷になりなさい』。その続編となる、第2弾『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』が9月29日(土)より、第3弾『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』(配給:KADOKAWA)が10月13日(土)より、2W限定連続公開いたします。

2章連続主演に『ケンとカズ』(16)で注目を集め『北の桜守』(18)『万引き家族』(18)『空飛ぶタイヤ』(18)など話題作への出演が相次ぐ、実力派新進俳優・毎熊克哉と、“ポスト壇蜜“として話題の各章W主演の新ヒロイン、行平あい佳と杉山未央という新人女優を大抜擢。さらに百合沙、川合瑞恵 範田紗々 山根千芽 福山理子という強烈なバックグラウンドを持つ女優陣が脇を固め、支配する者、される者の性愛の果てにある究極の世界へと導きます。

9月14日(金)、映画『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』の公開を目前に控え、第2章主演・行平あい佳と、行平の母でありロマンポルノ界の聖子ちゃんとして人気を博した伝説の女優・寺島まゆみの母娘シークレットトークナイトを実施、城定秀夫監督も駆けつけ、濡れ場シーンに挑む女優ならではの心情、さらに撮影現場の様子や、映画の裏側を女優ならではの視点など存分に語り合った。

MCより、母娘、親子揃っての公のメディアへの登場は初ということもあり、実の母である寺島との親子対談が実現した今の心境を聞かれると「数日前からだいぶ緊張しています…!いざ始まるとすごく緊張する!監督がいて良かったです。」と行平が打ち明けると、寺島は「え?そうなの?」と娘とは逆に緊張していない様子を見せ「今日は娘の映画でトークショーに呼んでいただけて大変嬉しく思っております。」と笑顔でコメント。
寺島は1980年映画デビュー。『聖子の太股』シリーズでの主演をきっかけに、アイドル的に人気が爆発。当時のキャッチフレーズは「ロマンポルノ界の聖子ちゃん」。実に2年半の活動期間中に15本の映画に出演。女優としての活動の他、歌手としても活躍しており、現在も「身も心も」「寝た子を起こす子守唄」等、当時の楽曲がYouTubeで30万回以上再生されている。
母娘二人を中心に、まずは本作に関するトークからスタート。寺島は娘の出演する本作を見た感想を「拝見して、まず最初に娘が城定組に参加させていただいて本当に良かったと思いました。映画的に面白かったですし、やられたなと思いました!」と大絶賛!
さらにMCから親子共に現場の立ち振る舞いや考え方が一緒だと指摘されると、行平は「助監督の時は走り回りすぎて周りがどうなっているかわかってなかったけど、女優になって周りが見れるようになると、現場のみんなの姿を見るのが楽しくて。現場でスタッフさんを見れるから率先してスタンドインをするのが好きです」と現場好きを明かすと、「私も現場で映画の職人さんの姿を見るのが大好きでした。」と寺島も同じく現場好き明かし、親子らしいエピソードも。
また監督が行平を主演に抜擢した決め手の話になると「(行平さんが)入ってきた瞬間、空気がガラッと変わった。運命的な感じだった。」と明かし、MC兼プロデューサーも「明乃が入ってきたと思った」と二人とも行平で満場一致したことを明かしました。
最後は、行平は「今日は私もみなさんと一緒に映画の話を聞けて楽しかったです。今回、この作品に出させていただいて本当に嬉しくて…!何か急に泣きそうになっちゃった。ツイッターやSNSで広めてくださると嬉しいです!」と涙を浮かべながらアピールし、締めくくった。

【日程】9月14日(金) 【会場】KADOKAWA試写室 【登壇者】行平あい佳、寺島まゆみ、城定秀夫監督

・実際に行平さんの出演する本作をご覧になった感想をお聞かせください。
(寺島)拝見してまず最初に娘が城定組に参加させていただいて本当に良かったと思いました。映画的に面白かったですし、やられたなと思いました。監督自身が映画が好きなのが画面に描かれているんですよね。映像に引き込まれて心を鷲掴みにされましたね。監督のセンスや音楽の使い方のタイミングも素晴らしかったです!作り手側から見てしまう癖があるんですが、カメラワークもとても良くって…!!
娘が出ている、出ていないに関わらず一観客として楽しめました。毎熊さんとのシーンもシュールで笑わせていただきました。

・女優の大先輩にあたるわけですが、撮影前、撮影中、何か寺島さんに相談などされましたか。
(行平)まずはオーディション自体受けることを(母に)言ってたかなぁ…?「オーデシション行ってくるね」「受かったよ」って言ってから、撮影が全て終わって初号試写に一緒に見てもらって全貌が明らかになるという感じでした。
(寺島)私からは聞かないし、親に何か言われても嫌でしょ?大人になってからはああだこうだと聞いたりはしないですね。日々普通だよね。
(監督)あえて聞かなかったとかでも無いんですね。
(寺島)本当は聞きたいけど、なるべくそっとしてるという感じです。
(監督)母親がやっていたロマンポルノの延長線上だということも言ってない?
(行平)言ってないですね。でもゆくゆくは日活ロマンポルノのような作品に出たいとは言っていたので。オーディションに受かって、流れるようにクランクインになり…家ではオーディションで熱弁を振るうくらいの熱量ではなかったです。それに撮影中、不安で悩むこともなく、早く現場に行きたいくらいでした。役の明乃に対してはありましたが、それ以外はなかったです。
(行平)他には(劇中で「渚のシンドバッド」を歌うシーンがあり)「渚のシンドバッド」は知っていたんですが、果たして歌えるのか?という感じだったので母に教えてもらいました。
(寺島)あの曲は娘と一緒にカラオケに行って教えてあげて、一緒に練習しました。私は振り付けまでできますから!(笑)

・もし寺島さんを主演で撮れていたとしたら、いかがでしたでしょうか。
(監督)アイドル映画みたいに撮りたいですね。
(寺島)セーラー服とか?
(監督)いいですね!

・寺島さんの作品は見ていますか?
(行平)何本か見てますね。それこそ「ピンクカット」も見てますよ。
(寺島)(照れた表情で)え?見てるの?
(監督)ああ言う映画が撮れたらいいですよね。
(行平)答えが出ましたね。

<観客からの質問>
・オーディションの行平さんの印象は?
(監督)内容が内容なんで、苦戦しました。何十人、何百人とオーディションしたんですが最後の最後まで決まらなくて…。今日決まらなかったらクランクインを伸ばさないといけないかもとなって。そんなときに、最後の最後で行平さんがきて、入ってきたときに、空気がガラッと変わって行平さんだったら問題ないと思いました。勘というか運命的な感じでしたね。寺島さんの娘さんという肩書きは一切考えなかったです。
(行平)オーディション受けさせていただいた時は緊張していて、お芝居を見てもらったんですが、リアクションがなく、監督も全然喋らなかったので、手応えがなくて…。オーディション会場を出て、マネージャーさんに「ダメだったかも」と半泣きで電話しましたね。
(監督)そうなの?別室に行ったときに、「行平さんで行きましょう!」と実はなっていたんですよ。行平さんを逃すと、もう現れないな、と!
(行平)オーディションから2時間後、家に着く着かないくらいに電話がかかってきたのを覚えています。


<締めの挨拶>
(行平)今日は私もみなさんと一緒に映画の話を聞けて楽しかったです。今回、この作品に出させていただいて本当に嬉しくて…!何か急に泣きそうになっちゃった。ツイッターやSNSで広めてくださると嬉しいです!
(寺島)母がお邪魔してすみませんでした。とても面白いのでぜひ映画館の方に足をお運びいただけると嬉しいです。
(監督)今日は「第2章 ご主人様と呼ばせてください」の上映でしたが、ぜひ第3章とセットで見てください。