大ヒット絵本、『パパのしごとはわるものです』と、『パパはわるものチャンピオン』(岩崎書店刊)が、“新日本プロレス100年に一人の逸材“エース・棚橋弘至の主演で待望の映画化となりました。棚橋が演じるのは悪役レスラー、ゴキブリマスクを職業とするパパ・孝志。2016年に『ベストファーザー・イエローリボン賞』(スポーツ部門/主催・一般社団法人日本メンズファッション協会、日本ファーザーズ・デイ委員会)を受賞した棚橋は、本作が初の全国公開映画の主演となり、10年ほど長かった髪の毛を役作りのためにバッサリと切って臨みました。また、夫の仕事を支えながら、子供に父親の頑張っている姿をわかって欲しいと願っている妻・詩織役をNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインの母親役を好演した実力派女優で2児の母でもあり、昨年度『第10回ベストマザー賞2017』(主催・日本マザーズ協会)を受賞した木村佳乃。そして、パパの本当の仕事を知ってショックを受ける息子・祥太役に、「TOTOネオレスト」CMのリトルベン役で話題となり、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の虎松役を好演した寺田心が演じ、豪華最強家族が誕生いたしました。

 この度、映画の完成を記念して、完成披露舞台挨拶を行いました。劇場にはプロレスのリング登場し、試合さながらのリングインに会場のボルテージも最高潮に!先日行われたG1 CLIMAX28で優勝し今もっともアツい男、棚橋弘至と木村佳乃・寺田心・仲里依紗・藤村享平監督がリング上に登壇し、映画の魅力についてアツく語って頂きました。

◆日 程:8月22日(水) 
◆場 所:TOHOシネマズ新宿 スクリーン9 (新宿区歌舞伎町1丁目19−1 新宿東宝ビル 3F)
◆登壇者:棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗、藤村享平監督
   
スクリーン前の舞台上にプロレスリングが設営され、そのリングにMCの口上に合わせ、各キャストがリングイン。主演の棚橋が登場すると、まるでプロレス会場のように観客は大盛り上がり。

先日のG1グランプリでは3年ぶり3度目の優勝を果たし、今回が映画初主演となった棚橋は「初めての経験が多かったので、できる限りの準備をして撮影に挑みました。監督さんのご配慮で、心くんと過ごす時間をたくさん作っていただき、演技レッスンもしました。」と初挑戦に対する意気込みを語った。棚橋さんについての印象を聞かれた監督は、「初主演ということできっと、相当プレッシャーがあったと思いますが、棚橋さんは努力の方で、どんどん成長していて、リハーサルとクランクインの時には別人のようでした。」と太鼓判。

妻を演じた木村は「クラッシュギャルズが全盛期の時代に育っておりますので、プロレスはもう大好きです!でもテレビでしかみたことがなかったので、今回ご縁をいただき棚橋さんの試合を観に行かせていただいきました。とっても楽しかったです。でも場外乱闘に近づいちゃいけないんですね。(笑)」と、初観戦したプロレスについての感想を熱く語った。

息子を演じた寺田は「ぼくはころちゃんというくまちゃんを持っているんですが、“たなくま”ちゃんと“よしくま”ちゃんというくまちゃんをいただきました。その子たち今だいじにしています!監督は終わった後、『今日よかったよ。』とほめてくださり、嬉しかったです。仲さんはお芝居がほんとうに上手な方で、笑ってはいけないシーンで思わず笑ってしまいそうになるくらい、本当にすごかったです。」と撮影中のあたたかなエピソードについて、元気いっぱいに語った。

今回、プロレスが大好きな女子、“プ女子”を熱演した仲は、「何かに熱中する役は、やっていて自分でも熱中して楽しくなってきますし、難しく考えずに、心から好き!ただ好き!ということだけを考えて演じました。プロレスは昔観たことがありますが、今回本当に久しぶりに観ました。」と役作りについて語った。そんな仲さんについて監督は「本当になりきっていらして、素晴らしかったです。」とその“プ女子”ぶりを大絶賛。棚橋も「ファンの方がこういう風にプロレスを観て下さているんだ、という気持ちがすごくわかりました。」と仲の演技を絶賛した。

棚橋が演じた逆境から立ち上がる男という役柄にちなみ、逆境を跳ね返したエピソードを聞くと、棚橋は「チャンピオンなのにブーイングされてしまう時期があり、そのころの大阪での中西さんとの試合で、中西コールからはじまったんですが、試合中一生懸命プロレスに向き合い、最後僕が勝ったときに、棚橋コールになったんです。その時は、試合中に風向きが変わったのを感じました。プロレスを一生懸命やってきてよかったな、と思いましたね。」と、闘い続けてきた続けた棚橋だからこそ語れるエピソードを語った。
寺田は「逆上がりができるようになるまでにすっごくいっぱい練習したのですっごく大変です。今はできるようになりました。今は長きょり走がとくいです!」とアピール。

最後に、木村は「私がこの映画に出演を決めたのは監督の脚本です。私より10歳くらい若いですが、これからが本当に楽しみな監督のお一人だと思います。本日は本当にありがとうございます。」と、監督の脚本にひかれたことを明かした。そして、棚橋が、「40歳を迎え、こんなに一生懸命になれることがあったことに驚き、必死で、全身全霊全力でやりました!映画楽しんで観て下さい!劇場の皆さん、愛してまーす!」と締め、イベントは終了した。

ストーリー
まぶしいほどのスポットライトのなか、大歓声を浴びる大村孝志(棚橋弘至)。人気も実力も兼ね備えたエースレスラーだったが、膝に大ケガを負って試合から長期離脱してしまう。それから10年、かつての強さを取り戻せないでいる孝志は悪役レスラーとなり、客席からブーイングを浴びる日々を送っている。妻の詩織(木村佳乃)は変わらず応援してくれるが、孝志は自分の仕事を9歳になった息子の祥太(寺田心)に打ち明けられずにいた。だがある日、偶然から祥太にバレ、「悪者のパパなんて大嫌いだ」と言われてしまう。しかし、そんな孝志に、名誉を取り戻すチャンスが訪れる。かつての孝志に憧れていたトップレスラーのドラゴンが、孝志をタイトルマッチの相手に指名したのだ。自らのプライドと家族への愛のために、全く勝ち目のない戦いに立ち上がる孝志。果たして、孝志が決意したすべてを賭けた危険な技とは?そして息子との絆を取り戻すことは出来るのか―。

出演:棚橋弘至/木村佳乃/寺田心/仲里依紗/オカダ・カズチカ/田口隆祐/大泉洋(特別出演)/大谷亮平/寺脇康文
原作:「パパのしごとはわるものです」「パパはわるものチャンピオン」作:板橋雅弘 絵:吉田尚令(岩崎書店刊)
監督・脚本:藤村享平 制作プロダクション:ブリッジヘッド/パイプライン 配給:ショウゲート  (C)2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会 www.papawaru.jp
2018年9月21日(金)全国ロードショー