死神よ、命をかけて護れ。
死神代行 VS 悪霊・虚<ホロウ> そして、現れる更なる敵…壮絶バトルが今始まる―!

週刊少年ジャンプを代表する金字塔漫画、全世界シリーズ累計発行部数1億2,000万部を誇る「BLEACH」が映画化!ユウレイが見えること以外は普通の高校生・黒崎一護が、死神を名乗る謎の女・朽木ルキアから力を譲り受け、死神を代行するハメになる。家族と仲間を守るため、人間の魂を喰らう悪霊・虚〈ホロウ〉と死闘を繰り広げる一護だったが、想像を絶する運命が待ち受けていた…。壮絶アクション超大作『BLEACH』は絶賛公開中! 公開されるや否や、「これぞ少年ジャンプの王道!」「BLEACHかっこよ過ぎてヤバい!」「邦画もここまで来たのか。アクションが想像以上!」「なんか凄いの見てきた。虚の造形はトラウマレベル」「黒崎一護にしか見えない」「高速アクション最高かよ!」など本作への絶賛のコメントがソーシャル上で続々! 早くも続編への期待の声も数多く上がっている。

この度7月23日(現地時間)カナダ・モントリオールで1996年から開催されている北米最大のジャンル映画祭である「ファンタジア国際映画祭」のコンペティション部門にて『BLEACH』の公式上映が行われ、佐藤信介監督が登壇した。
佐藤監督は、2013年の「図書館戦争」以来2度目の参加。
当日は、モントリオール市内にある映画館SGWU Alumni Auditoriumに、待ちわびたファンが殺到。映画「BLEACH」は絶賛を持って迎えられた!

全世界で超人気のコミック原作の映画化ということもあり、メイン会場の700名の席は発売から即売。本映画際では、メイン会場での2回の上映(7月23日と7月28日)は『BLEACH』のみ。本作への期待の高さが伺える。上映終了後超満員の会場に、佐藤信介監督の名前がアナウンスされると、観客が一斉に立ち上がり大きな拍手で監督を迎え入れた。佐藤監督から「『BLEACH』は先週末に日本で公開され、今日ここが初めて海外での上映となります。」と答えると歓喜の声があがり、その後のQ&Aセッションも大きな盛り上がりを見せた。

Q&A終了後、30代の女性からは「私の大好きな一護が何度も立ち向かって戦っていて、もう感動した!」とコメント。20代の男性3人組からは「俺たちが大好きな『BLEACH』が、想像を超える映像に生まれ変わっていた。立体的な虚も興味深かったし、何よりアクションが最高!」など多くの絶賛の声があふれていた。
今回は、『BLEACH』だけではなく、世界三大ファンタスティック映画祭を制覇した2015年公開の『アイアムアヒーロー』や4月26日に日本公開された『いぬやしき』も上映。常に新しいエンターテイメント作品を作り続け、世界中の映画ファンを楽しませる佐藤監督に対して、今までの素晴らしいキャリアの功績を称える賞にあたる「Outstanding Achievement Award 2018」もサプライズで授与された。日本人監督としては、三池崇史監督、押井守監督に次ぎ、3人目の受賞となり、そちらの受賞式も行われた。佐藤監督はこのサプライズ受賞に「凄く光栄で、突然のお話しだったので素直に驚きました。エンターテイメント作品を長年扱っている映画祭から、このような賞を頂き本当にありがとうございます。」とコメントをしている。

佐藤監督と観客のQ&Aセッション
Q:『BLEACH』を映画化するときのお気持ちはいかがでしたか?興奮しましたか?

原作は人気のある作品のため、映画を作る上でプレッシャーはいつも以上にありました。皆さんが期待をしている『BLEACH』以上に面白いと思ってもらう映画にするようにとにかく心がけました。この作品は2年前に撮影をして、1年もの間CGや編集に準備を費やしました。トータルで3年以上の期間をかけています。

Q:エンドロールに“死神代行編”と入っていましたが、次回作は他のストーリーが見られると思っていても良いのでしょうか?

皆さんが望んでくれれば、できればやりたいと思っています(笑)。本作では、特に尸魂界(ソウルソサエティ)のシーンが少なく、死神と悪霊・虚<ホロウ>たち異次元の者たちが、現実世界で街を破壊しながら戦う点にこだわりました。まだまだ描き切ってないところがあります(笑)

Q:どこまでが俳優で、どこまでがCGなのかが分からなかったです。アクションは難しかったですか?

アクションシーンは一部、役者以外の方とCGで表現している部分もあります。ただ顔が見えているところは、間違いなく本人たちが演じました。例えば、本人でないのは背中とか。キャストが撮影前から準備期間を作ってもらい、アクションの練習をものすごくしてくれました。福士蒼汰さん演じる一護もそうですが、恋次を演じた早乙女太一さんは、元々殺陣が上手い方で、ほとんどをご本人が演じるんです。自分の頭の中には、街中でのアクションシーンが既に頭の中にあり、シナリオを作っています。書いたものを自分たちのカメラで、実際に街中でどのように動きまわり、カットをどう割るか、事前に編集して作り上げています。それを元にアレンジを加えています。僕のパソコンには、自主映画のような『BLEACH』がまだ残っています(笑)

Q:キャスティングで難しかったキャラクターは誰ですか?

朽木白哉ですね。雰囲気が大事。この世にはいない雰囲気を出したかったので、メディアで良く観る俳優さんではない方を考えました。MIYAVIさんは世界中で活躍するミュージシャン、ギタリストです。既に、『キングコング: 髑髏島の巨神』などアメリカ映画には出演しておりますが、日本ではこの映画が初めて。静と動の白哉のアクション表現をとてもうまく表現してくれました。

Q:虚の表現が凄く素晴らしかったです。顔が動かないマスクのような表現にしたのは何故でしょうか?

悪霊・虚<ホロウ>をどのように創るのか、多くの時間を費やし考えました。良くあるクリーチャーにしてはいけない。この作品の特徴は、日本の和装を来た死神というキャラクターが出てくること。日本の和がポイントなので、虚もそこにヒントがあると思いました。日本伝統文化の能や今でもお祭りでお面を被り、この世にはないものを演じる風習があります。日本伝統文化をイメージして、あえて顔や表情が変化しないものにしました。

Q:もう一度、是非観たいです。今日がプレミア上映ですが、今後アメリカで上映することはありますか?なければ日本まで観に行くよ。

実はまだ言えないのですが、世界中の人に見てもらえるように準備をしてもらっています(笑)。

Q:今後やってみたい漫画原作はありますか?

コミック原作をやりたいというわけではなく、こういう映画を作りたいと思った上で、ベースとなる物語を映画化しています。宇宙を題材にしたものや、時代劇にファンタジーを取り入れたバトルアクションなど、挑戦したい物語はたくさんあります。いつも心がけているのは、映画としてどう面白くするか。初めて物語を知る人でも面白いと思ってもらうように徹底しております。『BLEACH』も原作をリスペクトしながら、ただコピーしても駄目なので、どう映画として面白くするかを考えました。

ストーリー 高校生・黒崎一護はユウレイが見える霊感の持ち主。ある日、家族が人間の魂を喰らう悪霊・虚<ホロウ>に襲われてしまう。そこに現れたのは死神を名乗る謎の女・朽木ルキア。彼女は一護に究極の選択を迫る。このまま家族とともに殺されるか、世の中の全ての人を悪霊・虚<ホロウ>から護る《死神》になるか――。《死神》として生きていく道を選んだ一護の先には、想像を超えた闘いが待ち受けていた。

出演:福士蒼汰 杉咲花 吉沢亮/真野恵里菜 小柳友/田辺誠一 早乙女太一 MIYAVI/長澤まさみ 江口洋介
監督:佐藤信介 脚本:羽原大介 佐藤信介 音楽:やまだ豊 
原作:「BLEACH」久保帯人(集英社ジャンプ コミックス刊 )  主題歌:[ALEXANDROS] 「Mosquito Bite」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
製作:映画「BLEACH」製作委員会  制作プロダクション:シネバザール 
配給:ワーナー・ブラザース映画 ©久保帯人/集英社 ©2018 映画「BLEACH」製作委員会