世界中を虜にした伝説のフラメンコダンサー、ラ・チャナの波乱の人生を描いたドキュメンタリー映画『ラ・チャナ』は、
7月21日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほかにて公開中。

本作の公開を記念し、日本フラメンコ界を牽引する豪華アーティストを招いたフラメンコショーを開催いたしました。

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■日時:2018年7月21日(土)公開初日
■会場:ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区有楽町2丁目7−1 有楽町イトシア・イトシアプラザ)
■ゲスト:今枝友加(カンテ)、三枝雄輔(パルマ)、長谷川暖(ギター)
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世界中を虜にした伝説のフラメンコダンサー、ラ・チャナの波乱の人生を描いたドキュメンタリー映画『ラ・チャナ』の公開を記念し、
7月21日(土)、日本フラメンコ界を牽引するアーティストたちによるフラメンコショーを開催した。

カンタオーラ(歌い手)の今枝友加さん、パルメーロ(手拍子)の三枝雄輔さん、ギタリストの長谷川暖さんが登壇。
今枝さんは、普段はワンピースの下に着るフリル状のペチコート「エナグア」をスカートとして着用し、
ラ・チャナをイメージしたという衣装で登場。

まず最初に披露されたのは、「ソレア・ポル・ブレリア」。
浪々と自由に歌う場合もある曲だが、今回はパルマ(手拍子)入りで披露。

続く2曲目、 これまでに沢山の偉大なカンタオーラ(女性の歌い手)たちが歌ってきたこの曲を 、
今枝さんは「 ラ・チャナに捧げます」と述べ、 「ティエント・イ・タンゴ」 を披露。
哀愁漂うギターソロから始まり、歌、手拍子が加わり、3人の息の合ったパフォーマンスに、客席は大興奮の渦に巻き込まれた。

そして最後に、今枝さんと三枝さんは立ち上がり、 締めの曲の定番とも言える「ブレリア」を演奏。
中盤から、今枝さんはマイクから離れ、生声を披露。圧倒的でパワフルな歌声が会場に響き渡った。
また、踊り手としても活躍する今枝さんと三枝さんは立ち上がり、情熱的な踊りを披露。
終始、客席からはハレオが飛び交い、中には感涙する観客も。

初めてフラメンコを観たという20代の女性は「魂が揺さぶられた!」、
夫婦で来場していた50代女性は「最高!足音を大きく立てて帰りたくなりました」、
70代男性は「映画もライブも素晴らしい!2倍楽しめました」 と絶賛の嵐。

会場の熱気も冷めやらぬ中、大盛況のうちに幕を閉じた。

映画『ラ・チャナ』は、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開中。

<プロフィール>
今枝友加(いまえだ・ゆか)/ カンテ
多摩美術大学でフラメンコに出会い、大学時代はバイレを山室弘美に師事、カンテはマノロ・カラコール、フェルナンダ・デ・ウトレーラ、そしてヘレスのアルティスタ達の録音を中心に独学。スペインへの渡西を繰り返すようになってからは多くのスペイン人アルティスタにカンテ、バイレを学ぶ。03年日本フラメンコ協会新人公演「カンテ部門」、翌年「バイレソロ部門」で2年連続奨励賞受賞。’12年フラメンコの聖地ヘレスへ家族と移住。14に帰国しソロアルバム「Vamos」を発売、翌年CD発売記念公演を開催。’18には第125回フェスティバル・デ・ヘレス公式プログラム「FLAMENCONAUTAS」に歌い手として招聘されるなど、国内外に活動の幅を広げている。現在東京、名古屋でクラスを開催し後進の指導の傍ら、国内外各地のライブ、公演にも多数出演。

三枝雄輔(さえぐさ・ゆうすけ)/ パルマ
1980年4月12日東京生まれ。12歳からスペイン・バレンシアに住む。21歳の時、ベニート・ガルシアの踊りに感動しフラメンコをはじめる。セビージャにて、ファルキートに感激し、トロンボに真髄を教わる。バイラオール(踊り手)としてだけではなく、リズムを手拍子で作り出すパルメーロとしても活躍中。日本人離れした感性で国内外の様々なアーティストから高い評価を得ている。

長谷川暖(はせがわ・だん)/ ギター
7歳の時フラメンコギターに出会う。15歳で六本木のタブラオでデビューし18歳の時に3年間スペイン留学する。カルロス・エレディア、ミゲルアンへル・コルテス他数多くのアーティストに師事し本場のテクニックを得る。日本全国のタブラオ、公演、TVにも出演、Rockamencoというバンドの一員でもあり、教則DVD「大人の楽器生活、フラメンコギターの嗜み」をリリースしている。