『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』―
次々に大ヒットアニメーション映画を生み出し、国内外で今もっとも注目される映画監督・細田守。最新作『未来のミライ』で挑むのは、甘えん坊の男の子“くんちゃん”と未来からやってきた妹“ミライちゃん”が織りなすちょっと変わった「きょうだい」の物語。先日、世界三大映画祭のひとつとしても知られる、第71回カンヌ国際映画祭の開催期間に行われた「監督週間」にアニメーション作品で唯一、選出・上映された。家一軒と庭一つ、どこにでもあるたった一つの家族を通して、生命の大きな循環、人の生の織り成す巨大なループを描き出す今作。4歳の男の子とともに時空をこえた旅をすることで、我々一人一人も、自分の過去と未来に思いをはせ、命というものの不思議さと素晴らしさを見つめなおす。そんな映画が完成した。

そして、その映画『未来のミライ』を彩る音楽を手掛けるのは細田作品ではおなじみとなる高木正勝。
7月11日(水)に映画のオリジナル・サウンドトラックをリリース。
本日7月16日(月・祝)にタワーレコード渋谷店にてCDの発売記念イベントを行った。

イベントには細田守監督、さらには主役の“くんちゃん”の声優を務め、映画・ミュージカル・CMで注目されている
若手女優の上白石萌歌も来場、この日集まった約150人のファンの前でクロストークを展開、
映画『未来のミライ』、そして細田守監督作品の音楽の魅力について大いに語った。

『未来のミライ』の音楽を作るにあたり、高木正勝は「自分自身が弟ということもあり、(妹の)ミライちゃん目線で曲を作ることが多かった」と語り、細田守監督は「自分の世界観に合った方なので、音楽に関して特に注文はつけず、大まかなテーマをお伝えした。」と語った。

イベント内では今作『未来のミライ』から「Inner garden」、「Rainy steps」、さらには細田守監督からのリクエストもあり、『おおかみこどもの雨と雪』から「おかあさんの唄」の高木正勝によるピアノ生演奏までもが飛び出し、大いに会場を沸かせていた。生演奏を聴いた上白石萌歌は「優しすぎて泣きそうでした」と感動。
細田守監督も「こういった強いオリジナリティを発揮する音楽家は世界的にもいない」と称賛。

また、細田守監督は高木正勝について「凄い才能・表現力をもつ方と映画を作れて誇らしく思います。」と語り、サウンドトラックを聴くのが大好きという上白石萌歌はこの作品を「映像を見なくても、様々な時空を旅している気分になる。是非映画と一緒に楽しんでほしい。」と語った

映画『未来のミライ』は7月20日(金)の全国ロードショーとなるが、
映画に色を添える高木正勝の音楽にも注目だ。

尚、このイベントの模様は7/23(月)、7/30(月) TOKYO FM 「大家志津香のエン活!」(21:30~21:55)内にてオンエアされる。是非チェックして欲しい。 

【細田守 プロフィール】
1967年、富山県生まれ。
金沢美術工芸大学卒業後、1991年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。
アニメーターを経て、1997年にTV アニメ『ゲゲゲの鬼太郎( 第4 期)』で演出家に。
1999年に『劇場版デジモンアドベンチャー』で映画監督デビュー。
2000年の監督2 作目、『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』(00)の先進性が話題となる。
その後、フリーとなり、2006年に公開した『時をかける少女』(原作:筒井康隆)がロングランを記録し、
新時代の監督として知られるようになる。2009年に監督自身初となるオリジナル作品『サマーウォーズ』(09)を発表。
2011年に自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)と3 年おきに話題作を提示し、国内外で高い評価を得ている。
最新作『未来のミライ』は第71 回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出された。

【高木正勝 プロフィール】
音楽家/映像作家
1979年生まれ 京都府出身
12歳よりピアノに親しむ。19歳より世界を旅し撮影した映像作品を作りはじめる。
2001年アルバム『pia』をニューヨークより発表。以降、 国内外でのコンサートや展覧会をはじめ、
映画音楽(『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』、スタジオジブリを描いた『夢と狂気の王国』)、
CM音楽、コラムの分野など幅広く活動している。

【上白石萌歌 プロフィール】
2000年生まれ
鹿児島県出身
大学 在学中
趣味:歌うこと、踊ること、詩を書くこと、サイクリング
2011年 第7回「東宝シンデレラ」オーディショングランプリ受賞

●「未来のミライ」オリジナルサウンドトラック
<発売日>2018年7月11日(水) 
2,500円(税込)   品番:WPCL-12908

●映画『未来のミライ』とは?
映画『未来のミライ』(監督・脚本・原作:細田守/スタジオ地図作品)は第71回カンヌ国際映画祭開催期間中の「監督週間」にアニメーション作品として唯一選出、上映され、さらにアヌシー国際アニメーション映画祭2018長編部門コンペティションにも選出されるなど、日本国内はもちろん世界中でも大きな注目を集める作品です。
2018年7月20日(金)全国ロードショー 

監督・脚本・原作/細田守 
キャスト/上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、吉原光夫、宮崎美子、役所広司 / 福山雅治 
音楽/高木正勝 オープニングテーマ・エンディングテーマ/山下達郎
作画監督/青山浩行、秦綾子 美術監督/大森崇、髙松洋平 プロデューサー/齋藤優一郎 企画・制作/スタジオ地図

【物語】
小さな庭から時をこえる旅へ―それは過去から未来へつながる、家族と命の物語。
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃん(4歳)に生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかり。そんな時、くんちゃんがその庭で自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ、“未来からやってきた妹”、ミライちゃんと出会います。
ミライちゃんに導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つくんちゃん。
それは小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。
待ち受ける見たことない世界。そして、初めて知る様々な「家族の愛」の形。
様々な時間を経て、ささやかな成長を遂げていく、くんちゃん。
果たして、くんちゃんが最後にたどり着いた場所とは?ミライちゃんがやってきた本当の理由とはーー

■映画公式サイト URL
http://mirai-no-mirai.jp/

■映画『未来のミライ』公式Twitter

■スタジオ地図公式Instagram
https://www.instagram.com/studio_chizu/

■細田守監督作品ポスター復刻版ポストカードセット付き前売り券 発売中
http://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/mirai-no-mirai.html