本日から全国公開した知英最新主演映画『私の人生なのに』が、初日を記念して、新宿バルト9にて公開初日舞台挨拶を実施致しました。
本作は、金城瑞穂(知英)が新体操スター選手でありながら、脊髄梗塞で倒れ半身不随となり、絶望の中、数年ぶりに瑞穂の前に現れた幼なじみ柏原淳之介(稲葉友)と再会することで音楽と触れ合い、それぞれが抱える葛藤や悩みを乗り越えながら、人生がふたたび動き出していく青春ストーリーです。
本作にて、新体操・車椅子・ギター披露など様々な事に挑戦した知英ですが、主題歌「涙の理由」も本日から配信がスタートしております。劇中楽曲の作曲も手がけた稲葉友、瑞穂を支えるアスレティックトレーナーを演じた落合モトキ、脚本のみならず作詞も担当した原桂之介監督たちによる舞台挨拶の模様をまとめました。

初日 舞台挨拶
■日程:7月14日(土)
■時間:10:50開演  ※上映前 舞台挨拶
■場所:新宿バルト9 シアター9
    (東京都新宿区新宿3丁目1−26 新宿三丁目イーストビル13階) 
■登壇者:知英、稲葉友、落合モトキ、原桂之介監督 
MC:八雲ふみね

オフィシャルレポート
知英、理想の男性像告白?「真ん中がいい」に共演の稲葉友と落合モトキもタジタジ

下半身不随になってしまった新体操スター選手の再生を描く青春映画『私の人生なのに』が7月14日、ついに全国公開された。同日には東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶が行われ、主演の知英、共演の稲葉友、落合モトキ、そして原桂之介監督が出席した。
下半身不随となるも、音楽との出会いを通して人生を変えていく元新体操スター選手・金城瑞穂役の知英は、JYとして主題曲「涙の理由」も担当。「晴天で初日を迎え、主演として映画の主題歌も歌って、しかも今日楽曲が配信される。こんな日はもうないと思います」と感慨を口にし「歌を聴いていただき、映画を観たいと思ってもらえたらそれで十分嬉しい」とアピールした。
劇中では役柄としてギターの弾き語りに挑戦しているが「ギターの弾き語りはずっとやってきたけれど、映画の撮影では緊張して、できるのかな?という不安もあった。練習を重ね、歌手のJYではなく役柄の瑞穂として歌う気分は新鮮でした」と新たな気持ちに。瑞穂を変えるきっかけとなる幼馴染・柏原淳之介役の稲葉は初共演の知英との現場を振り返り「知英すげえな!と思いながら過ごした」といい「現場も明るくしてくれるし、大変なシーンも大変な顔はしないし、可愛らしい一人の女性としてもいてくれた。もう頼りきりだった」と最敬礼。
アスレティックトレーナー役の落合は知英について「日本語が上手ですげえ!」と語学力に目を丸くし「さっきもヘアメイクさんに『アホ毛が気になる』と言っていて、日本でもそんな言葉知っている人少ないよ!と思った」と笑わせ「重い役柄やシーンであっても、現場にいやすい環境を作ってくれました」と知英持ち前の明るい人柄に感謝していた。
男性二人からリスペクトされた知英だが「稲葉演じた淳之介と落合演じた哲二はどんな男性だった?」と聞かれると「哲二は何でも頼れる男性、淳之介は幼馴染で意地悪だけど嫌いになれない男性。両方とも愛らしい」と高評価も「私としてはその真ん中がほしい!」と爆弾発言。演じた稲葉と落合が「役柄の話だよね!?」と焦るのも気にせず、知英は「子供っぽい人…おせっかいすぎるのも…。真ん中がいい」と好みの男性トークとして結論を出し、稲葉を「役柄の話なんだけど…なんかごめんなさいという気持ち」とションボリモードにさせていた。
また本作が、主演の瑞穂が新体操選手という夢を諦め人生の新たなステージに進んで行く物語でもあるため、「もし今の職業ではなく別の仕事をするなら?」という質問に知英は「10代からこの仕事しているので、ほかは思いつかないけれど」と悩んだ末に「動物が好きなので、動物園で働きたい。大変そうだけど、動物が好きなので、色々な動物を見ながら勉強したい」と飼育員に立候補。世話してみたい動物を聞かれると「パンダ!大好き」と即答で、稲葉から「そこは即答だね」と笑われていた。
そんな稲葉は、教師という両親の影響もあり「小さい頃は教師になると思っていた。それが今ではこうやって舞台に立って喋っています。中学の教員になって、生徒と接する人生も考えたりした」と意外な素顔告白。俳優として教師役はまだないそうで「もし先生役が決まったら、両親から色々な話を聞きたい」と期待を込めた。落合は「競馬のゲート前で旗を振る人」、原監督は「美味しいピーマンにまつわる人」とそれぞれ個性的に答えた。
最後に原監督は「エンドロールの最後まで楽しんで」と観客にメッセージし、知英も「歌詞も含めて、歌をぜひ聴いてほし。重い映画ととらえないでほしいし、悲しい映画でもなく、ちょっとしたセリフが笑えたり、明るい気持ちになれるような映画です」と公開後の大きな広がりに期待を込めた。

知英
稲葉友  /  落合モトキ
蜷川みほ 江田友莉亜 深沢敦 野中隆光 飯田孝男 根岸季衣 
髙橋洋  赤間麻里子

監督・脚本|原桂之介
原作|清智英・東きゆう『私の人生なのに』(講談社刊)
製作|瀬井哲也 プロデューサー|行実良、柴原祐一 共同プロデューサー|長井龍
撮影|加藤十大 照明|志村昭裕 録音|小林武史 美術|田口貴久 編集|相良直一郎 
衣裳|岡本華菜子 ヘアメイク|及川奈緒美 キャスティング|あんだ敬一 助監督|岩坪梨絵 
制作担当|金子堅太郎 ラインプロデューサー|傳野貴之
音楽|山本加津彦  主題歌|JY「涙の理由」

制作プロダクション|ダブ  
協力|J-Workout、幸和義肢研究所、松永製作所、コ・イノベーション研究所、Chacott
配給|プレシディオ 宣伝|MUSA
©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ