この度、6月22日(金)公開の映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』 (配給:LDH PICTURES)より、7月8日(日) TOHOシネマズ 日比谷にて公開記念舞台挨拶が開催されました。

詩と音楽、映像を一つに融合した<CINEMA FIGHTERS project>の最新作、 映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project- 』 。公開3週目となる8日(日)には、6作品のうち1作である『Kuu』から、石井杏奈、山口乃々華、坂東希、平林勇監督、さらに、主題歌である「あの子のトランク」を歌ったDANCE EARTH PARTY Dream Shizukaが舞台挨拶に登場いたしました!

6作品の中でも異色の「Kuu」。セリフのない本作の台本を読んだときの感想を聞かれた石井は「台本というか…企画書?のような感じでした。設定や解説など、文字はたくさん書いてあるんですけど、台詞が一切書いてなくて、撮影が始まる前に監督とたくさんお話しさせていただき本番に挑みました。」と、当時を振り返り、山口は「はじめは、え!?と思いました(笑)。そこから様々なキーワードをいただいて作品を理解していきました。」と話し、坂東は「映像作品としてダンスだけで表現するということで、ダンスに気持ちを乗せて挑みました。さらにダンスの可能性が広がると思って非常に楽しみでした。」と、それぞれ最初に台本を読んだときの率直な思いを語った。

そして、今回は小竹正人の“詩”から作品を作るという点において、平林監督は「歌詞の世界観をわりとストレートに、詩から伝わることを伝えようと思いました。」とコメント。 そして、Dream Shizukaは本プロジェクトについて「歌や歌詞の中に込めた世界観、メッセージというものを本当に大切にして、またミュージクビデオとは違った形で表現してくださるというのは歌い手として非常に嬉しいと感じました。」と、ヴォーカルとしての思いを語った。

また、完成した作品を観て石井は「6作品全部一緒に観たのですが、6作品すべてそれぞれの個性が出ていて。特に『Kuu』は台詞が無いということもあり、他の作品とは全く違う色が出ていて素敵だなと思いました。」と作品に対しての思いを述べ、山口は「映像がすごく綺麗で、壮大で、出来上がった作品を観て改めて迫力を感じました。思ってた以上に細かい動きが伝わってきたので、細部にも注目して見てほしいと感じました。」とコメント。坂東は「1番分かりにくそうで、実は1番分かりやすい作品だなと思います。撮影中はどんな作品が出来上がるのかなと思っていましたが、対話というものがしっかりと伝わる作品になったと思います。」と本作への自信を覗かせた。Dream Shizukaは「非常に独特な世界観だなという思いもあったのですが、台詞が無い分、表情だったり動きであったり、視線の揺らぎというもので、観る人によって受け取り方が違ってくる作品だと感じました。今観るのと、また時間を経て観るのとでは感じるものがまた変わってくるのかなと。本当に生きている作品だなと感じました。」と作品の魅力を伝えた。

今回、主題歌である「あの子のトランク」を歌ったShizukaは「この楽曲を歌わせていただくときに小竹さんから直接ご連絡をいただき、この曲は自分の悩んでいた若い頃にすごく似ている。この曲を通して少しでも私の未来が明るくなっていくようにというエールを込めて描いた歌詞だからと言ってくださり、レコーディング中も涙が溢れそうになることがありました。伝えなくちゃというよりも素直な自分に戻って自分に歌いかけるようにシンプルに歌ってください。との言葉をいただいて歌詞に気持ちを込めて歌いました」と、主題歌が生まれたエピソードを語ってくださいました。

昨日7/7(土)は七夕ということで、何か願い事をされましたかという質問に対し、石井は「実家で36(サブロー)という犬を飼っているんですけど、最近なかなか会うことが出来ていないので、『36に会えますように!』と、書きました。」と、自身の願い事を語り、山口は「『とことん頑張れますように!』と書いたのですが、よく考えたらこれってお願い事だったかなぁ(笑)。自分なりに来年の七夕までにとことん頑張れたなって思えるような日々が送れますように、という思いを込めました。」とコメント。坂東は「とりあえず、『良いことがありますように。』と(笑)。小さなことでもいいので。」と、コメントし、Shizukaは「実は7月7日は私がDreamに加入した日でもあり、16周年を迎えるにあたって、感謝の気持ちをいつも応援してくださるみなさんにお届けしたいなと。七夕はお願い事をする日でもありますが、自分にとってはDreamとしての記念日でもあるので、願いをするというよりみなさんに感謝を伝える日というでもあります。」と、ファンへの感謝の気持ちを述べた。平林監督は「『小竹さんとまた飲みにいけますように』と。またチャンスがあれば(笑)。」と素朴な願いに会場からは笑いが起こりました。

最後に、会場に訪れたファンの皆様と記念撮影をし、会場は熱気冷めやらぬまま幕を閉じました。