この度、6月22日(金)公開の映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』 (配給:LDH PICTURES)より、7月7日(土)ユナイテッド・シネマ豊洲にて青柳翔、Yuki Saito監督、JAY’ED登壇の公開記念舞台挨拶が開催されました。

詩と音楽、映像を一つに融合した<CINEMA FIGHTERS project>の最新作、 映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』。公開3週目となる7日(土)には、6作品のうち1作である『Our Birthday』から、青柳翔、Yuki Saito監督と主題歌を担当したJAY‘EDが舞台挨拶に登場いたしました!

前日までの雨もすっかり上がり、当日は夏らしく蒸し暑い気温の中、会場となったユナイテッド・シネマ豊洲には多くの方が足を運んでくださいました。イベント開始前の場内は、本編の上映前ということもあり、イベントにも映画本編にも期待を膨らませた明るい雰囲気に包まれておりました。

MCから「Our Birthday」の脚本を読んだときの印象を聞かれると、青柳は「まじか…と思いました。英語台詞があったので、不安になりました。」としながらも、「チャレンジはしないよりしたほうがいいと思いましたし、監督にこれから英語作品にも挑戦するきっかけになってほしいと言っていただいたので、チャレンジしました。」と当時を振り返りました。撮影現場でも緊張したままだったという青柳は、「英語芝居への緊張がスタッフさんにも伝わっていて、2日目に英語芝居が全て終わった時に、“青柳さん、英語クランクアップです!”って言っていただいたのが良い思い出でした。」と語りました。そんな青柳に対して、 Yuki監督は「勝手にLDH JAPANの人って、みんな英語がペラペラだと思っていたんです。」と話し、自身も青柳が英語を話せないことを知って驚いたと述べ、会場には笑いが起きました。

そして、今回は小竹正人の“詩”から生まれた作品ということで、詩からどのように作品が生まれたのかという質問が及ぶと、 Yuki監督は「お二人の声が呼応するような綺麗な曲でした。最初に聴いただけで、イメージが溢れてくるというタイプの監督もいらっしゃると思うのですが、僕は“これは深いぞ…”と何度も何度も繰り返し聴いて考えました。恋愛の曲なんですが、ただのカップルじゃなくて、2人の間には何か大きな壁がある、そんなイメージを感じました。」と、ストーリーを考えるまで聞き込んだといい、主題歌『How about your love?』というタイトルについても、「15分の作品の後にエンドロールが流れるのですが、“映画の中の二人の愛はこういった形でしたが、あなたの愛はどうですか?”と問いかけるようなものにしています。」と述べ、他にはない1つの映画作品の中に6回もエンドロールがある本作のエンドロールはブレイクタイムではなく、それぞれの作品を思い返すような時間にしてほしいと語りました。また、主題歌を担当したJAY‘EDは、「普段は映画があって、それに合わせて詩を書いたり曲を作ったりするのですが、今回は楽曲が先行ということで、とても新鮮でしたし、どのような映画ができるのか楽しみにしていました。実際出来たものを観ると、全く予想と違ったストーリーで、エンディングの曲が流れたときには、レコーディングで歌った時のイメージともまた違った印象を感じることができました。」と楽曲と映画のコラボレーションに新鮮さをコメント。

本作が初タッグとなった青柳とYuki監督はお互いの第一印象について、Yuki監督は「過去の出演策を観ていたので、もっとクールでスタイリッシュな方がいらっしゃるのかと思っていたら、青柳さんが意外と天然で接しやすくてびっくりしました。」、青柳は「英語がペラペラだと伺っていたので、びくびくしていました。」と述べました。

さらに撮影中のエピソードを問われると、Yuki監督は「三日間の短い撮影だったんですが、とても濃厚な時間だったねとみんなで話していました。」と述べ、青柳は「カメラに写ってなくても目線でお芝居してくださる佐津川さんに助けられていました。」と現場を振り返りました。

今回のショートフィルムの製作、そして楽曲について問われると、 Yuki監督は「サッカーに例えると、試合時間最初から最後まで全力で走り続けることはできない。」とし、「長編作品が緩急をつけながら進むのに対して、ショートフィルムは走り抜けることができるんです。長編でやると怒られるようなサプライズができるのがショートフィルムの魅力だと感じました。」と述べ、JAY‘EDは「JAY‘EDらしく歌ってくれと言っていただいたので、気負わずに歌うことができました。今まで色々な女性アーティストとデュエットしてきましたが、鷲尾さんの声は透き通る綺麗な声で、楽曲の切なさをより引き出してくれていたので、それをサポートするような気持でもありました。」と、観客の楽曲への期待が膨らむコメントを述べました。

そして、イベント当日は7月7日の“七夕”ということで、登壇者それぞれの願い事についても質問。EXILEの新アルバムに楽曲のプロデュースや作詞作曲で携わったというJAY‘EDは「新しい楽曲が一人でも多くの人に届くといいなと思っています。」とコメント。青柳は「今年中に監督の作品にまた出られますように。」とすぐ隣にいるYuki監督に願い事。最後のYuki監督は、「被っちゃいました。」としながら、「作品でできた縁を大切にしているので、また今回の映画で出会った方々と長編作品やドラマで会いたいです!」と再タッグに意欲をみせ、「今も新しい作品を撮影中なんですが、是非青柳さんにも出ていただければ…」と早速のオファーに青柳が「是非!」と即答するなど、仲睦まじい様子の伺える温かい雰囲気の中、イベントは幕を閉じました。