いよいよ、7月28日(土)より、シネ・リーブル池袋他にて公開される映画『イマジネーションゲーム』。

主演には、芸能活動35周年を超え、今なお、バイタリティ溢れるマルチなタレントとして活躍し、今年7月9日(月)には60歳の誕生日を迎え、本作で<還暦前に駆け込み映画初主演>を果たした久本雅美と、AKB48卒業後もTVやCMで大活躍し、活動の幅を広げ、新たな魅力を放ち、7月3日(火)に27歳の誕生日を迎えた板野友美。現代のネットカルチャーを通じて、人間の表裏が交錯し、やがて大きな事件へと発展していく、新感覚のヒューマンサスペンスドラマです。

本作の完成を記念して、W主演の久本雅美・板野友美、監督の畑泰介監督が登壇する完成披露上映会が本日、7月6日(金)に、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されました。

舞台挨拶では、撮影時のエピソードは勿論、誕生日を迎えた二人から、今年の抱負が語られました。また、フォトセッションでは、久本さん、板野さんにサプライズで、バースデイケーキが登場。映画競演以来の共同作業として、ケーキ入刀のポーズで、フォトセッションが行われました。

『イマジネーションゲーム』 完成披露上映会
【日程】 7月6日(金)
【会場】 ヒューマントラストシネマ渋谷 スクリーン2(173席)
【登壇】 久本雅美(59歳)/板野友美(27歳) /畑泰介監督
【M C】上田浩二郎(Hi-Hi)
【挨拶】 19:15~19:40(25分) *上映前舞台挨拶

――芸能生活35周年を迎えての映画初主演について。

久本:もちろん嬉しい! この歳で映画に出ることも嬉しいし、主演が板野友美ちゃんという、かわいい大好きな人で、嬉しいし、最高のスタートが切れました。楽しかったよね? 現場。
初主演で楽しい現場にしていただいて感無量です。怖い監督だとビビッて何もできなくなるって言ってたんですけど。

板野:今回W主演ということで、久本さんは大先輩なので、おそれ多い気持ちでした。でもご一緒して本当に気さくな、このままの方監督に突っ込んだり(笑)裏でも楽しい話をたくさんしていただきました。

久本:小道具がないと、監督は自分で取りりに行ったり、場所がおかしかったら直したり…。

監督:この作品が商業映画としては初めてなのでちゃんとした現場はよくわかんなくて、「よーいスタート」で撮影を始めることはいいんですけど、止めるとき、なんて言っていいかわかんなくて…(苦笑)。
カットが出てこなくて、何も言えず…。
でもおかげで、長回しで逆にいい表情が撮れたりしました(笑)。

久本:寺島進さんのシーンの時も、撮り終わったら「怖かった!」って私のところに走ってきて…(笑)。

監督:迫力が怖くてびっくりしましたが、終わった後は全然雰囲気が違ったので現場に来る前から役を作ってきてくださっていて、役が抜けた後はこんな優しい方なんだとおもいました。

久本:それが役者さんですから! (笑)

――監督は本作の脚本も担当されていますがどのように物語を?

監督:もともと、友達に独身でバリバリ働いているけど、すごく大きなぬいぐるみがあったりする仲の良い友達がいるので、働いてる時と違う彼女見て面白いなと思ったんです。その人を見本に真紀子役を最初に作り上げました。、それで、彼女が誰と出会ったら面白いか? 真逆の立場の人が面白いだろうと思って、専業主婦の葵をと出会うようにしました。人生の道が違う2人が出会う脚本を書いて分かったことが、いろんな道があるけど、整理されてないんだな…。彼女たちがどうやったら自分らしく生きていけるのかがテーマでした。

――実際に撮影に入って。

久本:友ちゃんは、AKB48でのクールなイメージがあったけど、こだわりがちゃんとあって監督とも「こうやりたい!」ってことを話したり、芯のある子でした。それと、まあよく食べる! びっくりしました! お弁当のとき、温かいものが欲しいなって思って、うどんを食べようかな? と友ちゃんに「うどん食べない?」って話したら「いいですね」って。テイクアウトできるからってことだったんですが、私はうどんだけだったけど、この人、お弁当とうどんですから! 育ちざかりか肉体労働者かって。これでこのナイスバディは許せないですね。

板野:寒くてすぐ(カロリーを)消費しちゃうんです。食べないとやっていけないんです。(笑)

――板野さんは撮影の印象は?

板野:今回、葵と真紀子ってどうしても板野友美とか久本さんとかイメージがあると思うんですが、それが出てきちゃうんです。歩き方ひとつでも「それは板野友美っぽいからもっと葵っぽく」と言われて、「葵ってどんな人?」と監督と考えながら話しました。

久本:監督もこだわりがあって私たちも思いがあって話をすると「そういうのもあるんだ?」と納得したり、さすがでした。(普段の)自分を出さないことが第一のコンセプトでした。

――久本さんと板野さんの共通点がたくさんありまして、A型、かに座、154センチで、劇団とアイドルの差はあれど、団体出身でと似たところ多いですが… 改めて自分になくて相手にあると思うものは?

久本:私に足りないものを(板野さんは)全部持ってるでしょ? 可愛い、スタイルいい、性格も芯があって明るいし。足りないもの全部板野友美! 強いて私が勝っているモノを言えば歯茎の長さ。(板野さんは)完璧でしょ?

――板野さんは?

板野:本当に話されていて知的で、周りのスタッフの空気をよくしてくれるし、気を遣わせないんです。大御所なのに配慮してくださって、気配りがさすがだなって。見習ってこんな素敵な女性になれるように頑張りたいなって。

――最後にメッセージをお願いします。

監督:この日を迎えられたのは久本さん、板野さん、優秀なスタッフ、プロデューサーのおかげです。自信を持ってお見せできる作品になっているので、ごゆっくり最後まで楽しんでください。

板野:いまの話を聞いて、バラエティ色が強いコメディと思われるかもしれませんが、女性の幸せとは何なのかを考えさせられる作品です。私も演じながら、また完成した映画を見て、ひとりの女性としてどう生きていったら幸せか? と考えさせられました。男性の方も絶対、見て考えさせられると思います。

久本:監督の演出のおかげで、おそらく見たことのない板野友美、久本雅美が見られると思います。男性も考えるところがあると思いますので、楽しんで見てください!

■サプライズでバースデーケーキが登場! 久本さんがまもなく60歳を迎えるということに「若い!」と驚きの声も。

――誕生日を迎えて抱負をお願いします。

板野:27歳を迎えてすぐ、この映画の上映があったりと、素晴らしい形でスタートを切らせていただきました。今年は飛躍の1年になったらいいなと思います。頑張りたいです。

久本:還暦を迎えまして、一周まわって生まれ変わると聞いているので、新たな気持ちでガンガンガンガン、挑戦を忘れずにやっていきたいと思います。60歳になって初主演させていただいたことに心から感謝して。映画もこれからはシルバーチケットで見れるということで(笑)。ありがとうございます!

出演:久本雅美、板野友美 他
7月28日(土)よりシネ・リーブル池袋他全国順次公開
配給:プレシディオ
©「イマジネーションゲーム」製作委員会