本日、日本中に“愛”と“勇気”を伝えてきたアニメーションシリーズ「それいけ!アンパンマン」の記念すべき30作目の最新作『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』が全国208スクリーンで公開初日を迎えました!舞台挨拶が行われた新宿バルト9(433席)には、好奇心旺盛でちょっと不思議な子・クルンを演じたゲスト声優の杏と、アンパンマンワールドを襲う大事件の原因を作り出すばいきんまんの作ったメカ・だだんだん役のアンジャッシュの児嶋一哉、アンパンマンの声優・戸田恵子が登場しました。最初の挨拶で杏は「この中に映画館はじめてっていう子いるかな?」と声をかけ、客席から「はーい」とたくさんの手が上がったことに驚きつつ、「ここだけでなく全国にもこういうお友達がいると思うと、皆の映画館デビューに立ち会えたことがとても嬉しい」と話し、改めて国民的アニメの声優を務めたことへの喜びを話しました。また、映画アンパンマンは小さなお子さんの映画館デビューを応援していることにちなんで「新たにデビューしたい(した)こと」を聞くと、杏と戸田はそれぞれ「梅干し作り」と「ミシン」と回答し、児嶋から「お子さんの見ている舞台挨拶なのに回答が渋い!」とツッコミが。しかし、肝心の児嶋が「老眼デビュー」と答え、逆に二人から「もっと渋い!」とツッコミ返されるといったやりとりに、場内は笑いに包まれました。

さらに30周年を祝して、星の描かれたくす玉を割って公開初日を盛り上げました!当初、戸田のみで引く予定だったくす玉の紐を「仲良く一緒に引こう」という戸田の声で3人で引くことになりましたが、くす玉割りが無事成功し、「めでたい!縁起がいい!」と満足そうでした。最後には、いのちの星をモチーフにしたボードを持ったお客さんと一緒にフォトセッションを行い、会場に星と笑顔が溢れた初日舞台挨拶となりました。以下、登壇者のコメントです。

杏 子供たちには「クルンはクルン」というキャラクターでいて欲しいので、自分が声を演じていることはまだ説明していません。でも、映画を観て「クルンちゃん」って言うようになりました。この夏は、まだ行ったことのないアンパンマンミュージアムに行ってみたいです。夏祭りのショーも始まったそうで、すごく楽しそうなので!

戸田恵子 おかげさまで30周年を迎えまして、もう30年もやってきたんだと思うと感慨ひとしおです。30年もやっていると良いこともあれば悪いこともあります。辛いことや悲しいこともありますが、私にとってアンパンマンはやなせたかし先生そのものです。そんなやなせ先生から「人の喜ぶことをやりなさい。人生は喜ばせごっこだ」という風に教わりました。今回のアンパンマンのテーマは「何のために生きるのか」ということを問いかける物語ですが、子供たちだけでなく、親御さんにもタメになる物語だったのではないかと思います。これからも力の限り頑張っていきたいと思います。

児嶋一哉(アンジャッシュ) 30周年おめでとうございます。アンジャッシュも25周年で、四捨五入したらほぼ30周年なので一緒に祝って頂けたらと思います。(新たにデビューしたいことは)最近目が悪くなってきたので、老眼デビューしようかなと…(会場爆笑)全部ルビを降ってくれているから僕にも分かると思って、最近こども新聞を読んでいるのですが、ルビが老眼で読めなくて「こども新聞なのに老眼で読めない」という訳の分からないことになっています(笑)

劇場には、アンパンマン大好きな子どもたちが劇場に詰めかけ、これから迎える夏休み興行への期待を感じさせました。