7⽉14⽇(⼟)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開となる映画『志乃ちゃんは⾃分の名前が⾔えない』。公開を前に6⽉26⽇(⽕)にプレミア上映&舞台挨拶を⾏いました。
本作は、⼈気漫画家・押⾒修造の実体験をベースにした同名原作の映画化。
待望の映画化に、期待値マックスのプレミア上映は満員御礼!最速となる上映に駆けつけてくれた熱気溢れる観客たちに直接お礼を伝えたい!とキャスト&監督が集結しました!ここでしか聞けない貴重な舞台裏の話や、微笑ましい仲良しエピソードが連発。

【概要】

日時6月26日(火)18:30~19:00

場所新宿武蔵野館 (新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F)

登壇南沙良(みなみさら)、蒔田彩珠(まきたじゅ)、萩原利久(はぎわらりく)、湯浅弘章(ゆあさひろあき)監督

初主演に堂々の佇まい!!「現場でぶつけあったものがスクリーンでそのまま⾒れる!」W 主演の南沙良と蒔⽥彩珠、さらには共演者の萩原利久と湯浅弘章監督の登場に会場からは割れんばかりの拍⼿が。その様⼦に南と蒔⽥、萩原は感極まった表情に。満を持しての⻑編商業映画デビューとなる湯浅監督も感慨深げに「裸をみられるよう!」と冗談交じりに挨拶。先⽇ 16 歳になったばかりの南と、15 歳の蒔⽥だが、どちらも若さ溢れるエネルギッシュな佇まいながらも、ふとドキリとさせられる落ち着いた受け答えをみせた。

映画の感想
ひと⾜先に完成した映画を観た感想を質問され、思い思いに語った。
南「観終わったあと、余韻に満たされました。志乃・加代・菊地の三⼈は、⾃分たちのままで進んでいけるんだなと感じ、⼼の奥の⽅があったかくなりました」
蒔⽥「実際の⾃分の歳と近い役を演じて、作品を観て、グッと胸に迫るものがありました。⾃分たちが伝えたかったことが伝えられたと感じています」
萩原「⼀⾜先に観て、現場で感じたエネルギーをスクリーンからそのままに感じました。みなさんにも僕たちが現場でぶつけあったものをご覧いただけると思います」
湯浅監督「夜中、⼀⼈編集しながらウルッときていました。多くの作品を作ってきましたが、⽣まれて初めて「これ、イケるな?」感じました。ハードルあげすぎですかね?でも⾃信ありますよ!」

⾃分が演じた役について
原作者押⾒修造のファンだという南は「原作を読んだときに、「志乃をやりたい!」と強く思ったので、それが実現して何より嬉しかったです。でも同時に原作の雰囲気を壊さないか、不安もありました」
蒔⽥「加代は、⼈と関わりたいけど積極的にはできない。でも理解しようとする純粋な⼦。志乃と関わる際には「相⼿の話しを聞く」ことを強く意識しました」
萩原「漫画の菊地のキャラが素晴らしく、とにかく撮影初⽇から⾶ばしまくって。普通なら徐々に気持ちが盛り上がっていくと思うんですけど、菊地は序盤がピークでした。でもクランクアップの⽇に原作者の押⾒さんから「菊地が菊地だったね!」と⾔われて、本当に嬉しかったことを覚えています」

現場でのエピソード
静岡の沼津で2週間⾏われた合宿のような撮影。当時の様⼦について聞かれると湯浅監督「とにかく主演の⼆⼈が本番直前まできゃっきゃっしてるんですよ。でもヨーイがかかった瞬間にスイッチが切り替わって、ドキッとする瞬間がありました。「あぁ、本当に⼥優の顔をしているな」と実感しました」
そんな撮影当時14歳の南と蒔⽥が⾒せる様々な表情が映し出された本作。これまでアイドルの MV などを数多く⼿がけてきた湯浅監督は美しくとる秘訣について
湯浅監督「⾃分が思う、映画の中の美しい⼥性は、撮影技巧で撮れた“美しさ”ではなく、困難を前にしても必死に⽣きようとする姿にこそ本当の美しさがあると思うんです。今回は、それを⼆⼈に伝えました。本作の中にもそうした姿が映っていると思います」とアツく語った。
ハレの⽇にまさかのポロリ?!共演者からの思わぬ本⾳に場内が笑いの渦に!
登場⼈物たちが上⼿く想いを伝えられないという物語にちなんで、撮影時には⾔えなかった“今だから⾔えるお互いへの想い”をパネルに書いて打ち明けることに。
勢いよく萩原がパネルをあげると「みんなで菊地扱い」との⽂字。
萩原「最初は「菊地そのままだ!」と⾔われていて、嬉しかったんですけど、カメラが回っていないときでも「菊地ウザイ〜!(笑)」と⾔われるようになり、ショゲました。笑」とのエピソードに会場からは笑いが。
蒔⽥のパネルには「南さんへあの時は可愛かった…」との⽂字。隣で聞く南は思わず照れ笑い。「撮影中の宿で、夜中に私の部屋に来て、怖い話をテレビで⾒てながら⼤きいリアクションをして。気づいたら隣に眠っていて…笑 起こしてもおきないんですよ」と仲良しエピソードを吐露。
すると南は「彩珠へ、夢男」と⾃分で書いた渾⾝のイラスト⼊りの意味深な内容のパネルを⾒せる。蒔⽥と⾒ていた怖い話しのキャラクターだったそうで、⼆⼈は⼤盛り上がり。「考えが通じあってるね」とお互いがニコニコ微笑みあう様⼦も。

そんな中、最後に監督が出したパネルは「3 ⼈へ、絶対仲良くならないと思ってた」!クランクイン前の予想を裏切るほど、撮影をとおして仲良くなった3⼈に「仲が悪かった時⽤の演出も考えてたんですけど、⼀つも使わずに済みましたね」と冗談交じりに打ち明けた。
まるでスクリーンから本物の“しのかよと菊地”が出てきたような、南、蒔⽥、萩原三⼈がみせる和気あいあいとしたやりとりにまだまだ話は尽きなかったが、⼤きな拍⼿の舞台挨拶は幕を閉じました。