シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』公開記念、本日「父の日」市川染五郎、市川團子の2人が登壇
映画館で歌舞伎を楽しんでいただくシネマ歌舞伎の最新作として先週6/9(土)より全国公開した『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』。この度公開を記念して、「父の日」舞台挨拶が開催され、本作に出演した市川染五郎、市川團子の2人が登壇しました。
本日6月17日は「父の日」。本作でそれぞれ父との共演を果たした2人に自分の父の印象をフリップに書いてもらうと、染五郎は父 幸四郎を一言「変。」と表現。「ポテトチップスは野菜と言って食べていたり、変なところは数えきれないほどあります。」團子はフリップに「昆虫の心を理解している」とイラストと共に表現。「洗面所に昆虫の本、リビングにも台所にもあって、昆虫の本ばっかり見ています。それ以外思い浮かばなかったです。」とそれぞれの父の印象を語り、客席を笑わせました。
また、本作での父との共演について聞かれると、團子は「今まで実際にその場にいて共演するってことが初めてでした。実際に芝居をしているところを見て、遅くから(歌舞伎の世界に入って)頑張っていてすごいなと思いました。」染五郎は「父は挑戦という言葉が似合う。高麗屋は代々、挑戦する家なのでそれを受け継いでいてすごいなと思います。」と話しました。
「父の日」のプレゼントの話になると、染五郎は「カードを書きました。いつもありがとうございます、お芝居のことをこれからも教えてくださいって書きました。」團子は「(カードは)書いてないです。」(ではここで一言メッセージをと言われて)「これからも、よろしくお願いします」と少し照れた様子を見せました。
今年の8月には歌舞伎座で続編ともいえる『東海道中膝栗毛』の上演が決まっており、「今年(の歌舞伎座八月納涼歌舞伎で)またこの続編をやらせていただく事になりましたので、ぜひ見に来ていただければと思います。」と染五郎、「続編では史上初の(4人での)宙乗りをやらせていただきます。自分の中ではこのシリーズは、歌舞伎俳優としても、人間面でも成長させてもらっている作品なので、今年の團子として見ていただければと思っています。」と團子も挨拶をし、大盛況のうちに終了となりました。