全人類が待ち望んだ、映画を超えた史上空前のエンターテイメント「スター・ウォーズ」最新作!シリーズ屈指の人気を誇るハン・ソロは、いかにして生涯の相棒チューバッカと出会い、愛すべき悪党<ハン・ソロ>となったのか!? 知られざる“若き日”がついに明らかになる 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が 6 月 29 日(金)に全国公開となる。日本公開までいよいよ 2 週間余りとなった 6 月 11 日(月)に、主演ハン・ソロ役を演じるオールデン・エアエンライク、ハン・ソロの“生涯の相棒”チューバッカ、そして本作のメガホンをとったロン・ハワード監督が来日し、東京ミッドタウンホールにて行われた来日記者会見に出席した。

6月11日(月)実施 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』来日記者会見
主演オールデン、チューバッカ、ロン・ハワード監督来日!
カメオ声優 市川海老蔵 駆けつけ“隈取り”プレゼントに キャスト一同大感激!!

集まった記者 125 人、スチール 76 台、ムービー59 台のマスコミの前に登場したキャストと監督。始めにロン・ハワード監督より挨拶があり、「本作と共に、大好きな日本に来ることができて心から嬉しい」と4年ぶりの来日にご満悦の様子。ハン・ソロの若き日を演じ、今回が初来日となるオールデン・エアエンライクは初来日に対し「一度も訪れたことがなかった素晴らしい街に来ることができ、とても嬉しいです。ぜひ日本のみなさんにも本作を楽しんでいただきたいです」と笑顔で挨拶をした。そして、ハン・ソロの相棒であるチューバッカからも挨拶があり、「大好きな日本で、みなさんにお会いできて嬉しい。フラッシュが多いけど大丈夫です」と冗談交じりに挨拶したことを隣のオールデンより説明した。
MC より代表して質疑応答が始まり、ロン・ハワード監督への「ハン・ソロという人気キャラクターを本作で描くにあたり意識したことは?」という質問が投げられると「本作はワクワクするアドベンチャー。人間関係とアクション、この2つを通して若きハン・ソロは試練を与えられ、乗り越えることで我々がよく知るハン・ソロへと形成されていく。カスダン親子による素晴らしい脚本と、オールデンを始めとするキャストを信じていたから、素晴らしい作品が出来上がった」と答えた。また「スター・ウォーズ(SW)の生みの親であるジョージ・ルーカスから製作する上でのアドバイスはあったか?」という質問に対し、監督は「ルーカスは全ての SW 映画のもつ精神には、日本文化にも影響された“名誉”や“志”がある。物語は、いくつになっても自分たちの中にいる、夢みる“若者”が主人公なんだ」と彼からアドバイスをもらったことを明かした。

続けて主演のオールデンへの質問がされ「SW シリーズで圧倒的支持のあるハン・ソロを演じる上で意識したことは?」という質問に対し「みなさんが知っているハン・ソロになる前の物語であり、彼はとても理想主義で夢見る男だった。役作りとして意識したことは、彼をリアルな人物として演じること、そしてみんなの知るハン・ソロに続くよう一貫性をもって演技をするよう、バランス作りに徹底した。」と役作りについて語り、さらにハリソン・フォードとのエピソードを聞かれると、「ハリソンも作品を観て、気に入ってくれたようだったので嬉しい。彼のプライベートジェットに乗せてもらい、応援のコメントをもらった。また彼からのアドバイスとしては、必要なことは全て教えてもらったが『内容については口外するな』と言われたよ」と、ハリソン・フォードとの貴重なエピソードを語った。そして最新作の見どころを聞かれたチューバッカは短く雄叫びをあげ、本作のみどころは「ハン・ソロと仕事をしていること」と言っているとオールデンからコメントがあった。

続いてマスコミからの質疑応答が始まり、オールデンに対し「役が決まったときのお気持ちは?」との質問がでると、オールデンは「大変光栄だった、SW の一員、そしてハン・ソロという、愛されているキャラクターを演じることができて幸せだった」と答え、「役が決まったときの周囲の反応は?」という質問に対しては「役が決まったことや、撮影について 3 か月間は秘密にしておかないといけなかった。やっと周囲に打ち明けたときには、普段はおめでとうと言われるのに、ショックを受けたような驚き方をされたよ」と当時の様子を話した。
監督に対し「SW シリーズにも影響を与えたといわれている黒澤明監督とルーカスと 3 人で食事をされたことがあると聞きましたが、いかがでしたか?」という質問が出ると「黒澤監督とは、ルーカスと共に日本で食事をした。まだ僕も若かったが、映画作りについての話ができて、とても光栄だった。その場で話した中で、今も大切にしている教訓がある。それは、黒澤監督は3人のコラボレーションが好きだということ。
撮影現場で問題が起きた時には3人で解決する。本作でも脚本のカスダン親子とキャスリーン・ケネディと、そして僕の 3 人で試行錯誤して作り上げた。その時に黒澤監督の教訓を思い出し、とても意識したんだ」続けて「ルーカスからの本作に対する反応は?」という質問が出ると、監督は「彼はめったに現場に現れない人だが、本作の製作中にスタジオに立ち会ってくれた。オールデンとエミリアのシーンを撮影中だったが、彼は数時間物静かに見ていた。そして最後に一言だけ、ハン・ソロのあるシーンに対して、こう撮った方がいいんじゃないか?というアドバイスをもらった。その通りに撮り直したら、まさにハン・ソロになったんだよ。ルーカスはハン・ソロというキャラクターへ一番理解がある人物だと改めて感じた」と撮影秘話を明かした。

別の記者からはオールデンへ対して「ハン・ソロ役を勝ち取った時のプレッシャーはあったか?撮影中の大変だったエピソードは?」と聞かれるとオールデンは「SW という大作に出演することはプレッシャーがあったし、毎日が挑戦だった。だから今作はその挑戦を受けて立った。でも、プレッシャーはどの作品にもあるのもの。役に対して責任をもち、最善を尽くした。そして本作は CG がとても少ない作品で、一緒に映るエイリアンや爆発などもほとんどが本物だった。ミレニアム・ファルコンに乗っているシーンでは実際に目の前のスクリーンに宇宙映像が映し出された中で撮影したんだ。素晴らしい環境の中で楽しみながら演じることができてとても光栄だった」と貴重なエピソードを話した。

また記者からオールデンに対し「初めての日本はどうですか?好きな食べ物は?」という質問がでると、オールデンは「すでに2日程滞在している。素晴らしい食事と、フレッシュなトマトが美味しかった。あいにくの雨ですが、残りの滞在期間で寺を訪れたり、公園を歩きたい」と話した。また何度も来日している監督に対し、オールデンへおすすめする場所はあるかと聞かれると「日本で出迎えてくれる人々のおもてなしには常に素晴らしい体験をさせていただいた。焼き鳥屋へ行ったり、路地で何かを食べたり、運が良ければ野球ドームへ連れてってもらえるよ」と笑顔で話した。
最後に監督からオールデンに対し「SW 映画は今まで群像劇が多く、一人のキャラクターによる物語は初めてだった。ひとりの役者にかかっている作品のプレッシャー大きかっただろうが、挑戦を受けて立つ彼の役者魂は感服するものだった。才能はもちろん、彼の人間性に対し敬意と感謝を伝えたい」と答え、質疑応答は終了した。
さらにスペシャルゲストとして、SW ファンである歌舞伎俳優の市川海老蔵が来日を祝いに会場へ駆けつけた。海老蔵はステージへ上がると、監督、オールデンと握手をし、チューバッカと熱いハグを交わした。先日発表されたカメオ声優の役柄が本会場で発表され、ハン・ソロとチューバッカが初めて出会う運命の場に立ち会う“ストームトルーパー役”として参加していることが判明した。声優として参加した感想について海老蔵は「子どもの頃から好きな作品に参加出来て嬉しい。父が SW が大好きなので、父に伝えたいです」と、本作での声の出演について喜びを表した。
また、海老蔵から来日したキャスト・監督へのサプライズプレゼントとして、平成 26 年に南座で海老蔵主演の公演『壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)』にて演じられた「悪七兵衛景清(あくしちびょうかげきよ)」の隈取りが贈呈された。海老蔵から大きな額に入った隈取りが贈呈されると、オールデンは初めて見る限取りに驚いた様子で、日本語で「ありがとう」と丁寧に感謝の意を述べた。
また、SW の魅力について聞かれると「世代を越えた愛、日本ではできない壮大なスケールのエンターテイメントが魅力です。そして SW シリーズで描かれる善と悪の構成は、勧善懲悪の物語が描かれる歌舞伎と通ずるところがあり、魅了されます。初めて父に映画に連れて行ってもらった映画が SW なので、本作に参加できて光栄です」と語った。最後に海老蔵にとってのヒーロー像を聞かれると「私にとってのヒーロー像はぶれないもの。逆境が起こっても、信じるものを貫く力が正義だと思う。本作のハン・ソロにもそういった美しさを感じる。私が父に連れられたように、本作では私が子ども達を映画館へ連れていきたい」と本作への期待の意を込めたコメントをもって、記者会見は幕をと閉じた。
オールデン、チューバッカ、ロン・ハワード監督は翌日 6 月 12 日(火)実施のレッドカーペットイベントにも登壇する予定だ。銀河最速の男が、本作最後の公開地である日本での封切りに向け駆け抜ける!

監督:ロン・ハワード 製作:キャスリーン・ケネディ 出演:オールデン・エアエンライク(ハン・ソロ)/ウディ・ハレルソン(ベケット)/エミリア・クラーク(キーラ)/ドナルド・グローヴァー(ランド・カルリジアン)/ヨーナス・スオ
タモ(チューバッカ) 原題:「Solo : A Star Wars Story」(全米公開:5/25) 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン © 2018 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.