「こんな漫画が読みたかった!」「これはただの食ものの話じゃない!!」「周りのいろんな人に勧めました」など圧倒的な賞賛を得てPV 数、実に1,500,000 回以上という林明輝の伝説の web 漫画「ラーメン食いてぇ!」が映画化されました。

この度、『ラーメン食いてぇ!』シネマ・ジャック&ベティにハードなキルギスパートの撮影を体験した片桐仁を迎え当時の撮影の様子を余すところなく語り尽くしてもらった。片桐演じるラーメン評論家赤星はパミール高原で遭難し生死をさまよう中で、清蘭のラーメンを食べるためだけに日本に帰ろうと奮起する役。役さながらの経験を激白しました。

『ラーメン食いてえ!』片桐仁トークショー
■日程:6 月 9 日(土) 午後 14:35~14:55 ※上映後イベント
■場所:シネマ・ジャック&ベティ (神奈川県横浜市中区若葉町3丁目51)
■登壇:片桐仁、鈴木仁行プロデューサー

・ハプニングだらけ・・・キルギス撮影にいたるまで
鈴木:空港に着いたら荷物が来なくて、衣装なんかは全部現地調達でしたね。

片桐:最初の日はスーパーでパンツを買いましたもんね(笑)
撮影で一週間キルギスに行くと思ったら往復で4日かかるんです。
実質撮影は3日間のみで、朝から晩までのハードな撮影しましたね。
8月だったんですが昼間は48℃、夜は1℃!
自然環境が過酷すぎて高山病でスタッフがどんどん倒れていく。最終的にはキルギスのスタッフが撮影を手伝ってくれたり・・・ハプニングだらけでしたが天候にはなんとか恵まれて良かったです。

鈴木:最後のシーンを撮ってOKが出た瞬間、雨がザーーーっと降ってきましたね。

・ドローン飛ばしたい放題!現地での印象にのこっていること
片桐:ヤギが食べられちゃったことかな!撮影用のヤギが前日の夜に狼に食べられちゃって(笑)
そしたら現地の子たちがまたヤギを連れて来てくれたんだけど、僕らに食べられると思ってるから怯えちゃって!
暴れたり、鳴きまくったり、全然仲良くなれなくて大変でした(笑)
逆に鳴いてほしいときは鳴いてくれなかったり(笑)難しい!
撮影されている遊牧民の家族はみんな現地の人たちで、お父さんなんかは本当に州長だったりして面白かったですね。
貴重なお肉をみんなで食べたりして、撮影の頃にはすっかり無くなっちゃって(笑)

鈴木:映画化するにあたって絶対に現地で撮りたかったので、原作の新疆ウイグル自治区に近いキルギスで撮影しました!
ドローンは大活躍で、素晴らしい画が撮れましたね。

片桐:ドローンがどんどん高く飛んでいくから帰ってこないかと不安になりましたもん(笑)

・オファーをもらった時の感想は?
片桐:ラーメンズだったからかな・・・?やった!という感じです(笑)
ラーメンズやっててよかったなと(笑)
原作の漫画は面白すぎて一気読みして、最後には泣いていましたから、自分が赤星という役をもらえたことはとても嬉しく思います!

鈴木:ラーメンズは後付けですよ!(笑)

・役作りについて
片桐:ラーメン研究家の赤星という役をいただいたので赤星が帰国後、清蘭のラーメンを食べるシーンの撮影では一ヶ月間麺断ちをして挑みました。
実際にはキルギスロケの前でしたが、本当の店主さんがラーメンを作ってくださって、本当に美味しかったです!
撮影用なので熱すぎましたけど(笑)

・最後に一言
片桐:テレビ番組でアナザースカイってあるじゃないですか。
あれを見ながら、自分にはアナザースカイないなあって思ってたんですが、ありました!キルギスです!
あの日々はぼくにとってとても大切な時間でした!素
敵な経験をありがとうございました!
映画も引き続き多くの人に観ていただきたいです!

鈴木:キルギスで時間と酸素のない中、本当に素晴らしい画を撮ることができて、群馬での撮影と合わせて「ラーメン食いてえ!」という一つの作品になりました。是非多くの人に観ていただきたいです!

以上