太田隆文監督が、鈴木杏、板尾創路、田中美里、越後はる香、藤田朋子、宝田明らを迎えて、全国的にも最大級の規模を誇る静岡県の袋井花火大会を舞台に制作した映画『明日にかける橋 1989年の想い出』の完成披露試写会が6月5日(火)11:45より開催されました。
本作は、主人公が、不況の現代からバブル最盛期の1989年にタイムスリップして、弟を亡くした交通事故を防ぎ、家族の幸せを取り戻そうとする、感動の青春・家族ムービーです。
日本が経済大国として君臨した時代と、不況が続く現代とを比較することで、日本人がバブルで得たものと失ったもの、本当に大切なものは何かを描きます。 本作は、バブル最盛期の平成元年(1989年)からのみゆきの家族やその周りの人間たちの半生を描いているため、来年終わる”平成”を振り返るような内容にもなっています。

6 月 5 日(火)
登壇者: 鈴木杏、越後はる香、太田隆文(監督・脚本・プロデューサー)
会場:ユーロライブ


ロケ地である静岡県遠州(西部)の、磐田市、袋井市、森町で昨年12月に開催された完成披露試写会には3000人弱もの観客が詰めかけ、12月28日の讀賣新聞には、「終盤、家族で本音をぶつけ合うシーンに感動した」という感想が掲載されました。

本作で7年ぶりの映画主演となる鈴木杏、鈴木杏の高校時代役で、本作で映画デビューを果たした越後はる香、監督・脚本の太田隆文が登壇しました。

ロケ地となった静岡県・袋井での思い出について聞かれた鈴木は「町全体で映画を応援してくださいました。今まで経験ないぐらいに懇親会やバーベキューを開いていただき驚きました。休みの日には、さわやかのハンバーグを食べ、ららぽーを目指してたくさん歩きました」と満喫した様子を明らかにした。
越後は「静岡は、新幹線で富士山を見るだけで、行くのは初めてでした。初めての芸能活動で不安もたくさんありました。毎朝、違う味の手作りのおにぎりを用意してくださってそれが楽しみでした。」と笑顔で答えました。

そんな越後が演じた高校生のみゆきのキャラクターについて、「尾崎豊さんの曲を聴いている女の子」と監督は想定していたが撮影前の打ち合わせで越後から「母親の影響で尾崎豊さんのCDを聞いていた」ことを明かされ「マジ?本物のみゆきじゃん」とキャスティングの奇跡に興奮したエピソードを披露した。さらに、撮影現場では鈴木も尾崎ファンであることが判明し、現場が盛り上がったことを振り返った。

三度目の共演となる板尾創路について鈴木は「台本をいただいた時に、お父さん役は板尾さんがいいなと思っていたら実現した。板尾さんの存在感や空気感が大きな柱となって映画全体を支えてくださっているし、私の心を引き出してくれました。」と語り、監督も「お寺の前で二人が話すシーンはすごくて、何も演技指導はしていないが、泣けるシーンベストワン」と絶賛した。

最後に、越後は「家族や友達でもまっすぐな想いを伝えられないことは多い。相手の想いを少しでも感じて、過ごしてもらえれば」と語り、鈴木は「家族についての話なので年齢性別問わず見ていただける映画。袋井の方々と映画の作り手の想いが多くの方に届けばいいなと思います。そして、袋井市のメロンは美味しいので、機会があれば是非!」、とメッセージを送り、完成披露試写会は終了しました。

鈴木杏 板尾創路 田中美里 越後はる香 藤田朋子 宝田明
草刈麻有 冨田佳輔 田崎伶弥 長澤凛 弥尋 山下慶 山本淳平 天玲美音 大石千世 栩野幸知
宮本弘佑 岡村洋一 嵯峨崇史 増田将也 本間ひとし 真木恵未 遠藤かおる
●監督・脚本・編集・プロデューサー:太田隆文 ●アソシエイトプロデューサー:小林良二
●撮影:三本木久城 ●照明:石川欽男 ●録音:植田中 ●美術:竹内悦子(A.P.D.J)
●衣裳:丸山江里子 ●ヘアメイク:大久保恵美子 ●制作担当:酒井識人 ●助監督:富澤昭文
●題字:大石千世 ●音楽:遠藤浩二 ●音響・効果:丹雄二 ●制作:青空映画舎 ●配給:渋谷プロダクション
公式サイト:http://asunikakeruhashi.com/ Twitter:@asukake1989 Facebook:asukake1989
©「明日にかける橋」フィルムパートナーズ