『コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道』初日舞台挨拶
TVシリーズ全50話に新作カットを加え再構成、オリジナルスタッフ再集結、全編新規アフレコで贈る『コードギアス 反逆のルルーシュ』劇場総集編3部作。5月26日(土)に公開を迎えた『コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道(おうどう)』の初日舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着しました。
第1シリーズと「R2」を合わせた全50話を3本の映画に再構成し、全編新規アフレコ収録と新作カットを追加して、劇場総集編3部作として新たに生まれ変わった『コードギアス 反逆のルルーシュ』。その完結編となる第3部『皇道』の初日舞台挨拶が、2018年5月26日(土)、新宿バルト9にて開催された。司会を務めるサンキュータツオさんの呼び込みで、本編の上映が終わったばかりの熱気と興奮が色濃く漂うステージにルルーシュ役の福山潤さん、スザク役の櫻井孝宏さん、サンライズプロデューサーの土屋康昌さんが登壇した。
まずは福山さんが「この1年はずっとギアス漬けの1年だったので、無事一つの結末を迎えられて正直ホッとしております。皆様に見届けて頂けて本当に幸せです」と語り、それに会場のファンも温かい拍手で応えた。続いて櫻井さんは「『コードギアス』はパワーを持っている作品で、心待ちにしてくださっている皆さんも多かったと思いますし、泣いていたのかなという方もお見受けするので、作品のことを好きでいてくれる方がたくさんいるんだなと、またここで分かって嬉しいです」と想いを言葉にした。土屋プロデューサーは「キャストの方たちには全編録り直しで非常に負担をかけたと思いますが、より強い『コードギアス』にして頂けました、ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。
この1年間について聞かれた福山さんは「10年前にやったはずのものを改めて作り直して、それをまた復習してと、DNAに刻み込まれるんじゃないかというくらい『コードギアス』にどっぷり浸かってきました(笑)。改めてこの作品の持つ熱量を感じ、僕らもその一端を担っていたという実感が湧いてきました。この10年の間にどこかに燻っていた火があって、着火点に到達した瞬間にグワッと出てくる」と独特の表現で本作の持つ熱量を表現。一方の櫻井さんは「再収録について最初は“えっ?”って思ったんですけど、同時にチャンスかもしれないとも思いました。当時やれなかったことに挑む、リベンジというよりはリトライだなと。当時のお芝居よりもっと豊かに、もっと良いものにできたらなと思ってやっていました」とコメント。本作の主題歌について土屋プロデューサーは「谷口監督からのオーダーは『ルルーシュを讃えてくれ。この男の生き様を最後に肯定してやってくれ』でした(笑)。ルルーシュのための曲なんです」と裏話を明かしてくれた。
最後はゲストの3人が会場のファンに向け一言ずつメッセージを届けていく。まず土屋プロデューサーは「新作を準備しておりますのでお楽しみにお待ちください。できるだけ早く皆様にお見せできれば嬉しいなと思っております」とコメント。続いて櫻井さんは「皆さんの力がこの作品の裾野を広げてくれると思うので、ぜひ感想などを投稿して頂けたらなと思います。実は、この先のシナリオっぽいの見たんですよ。シナリオっぽいの(笑)。待っていてください」と曖昧すぎる言葉でまとめ、場内からも思わず笑いが巻き起こった。そして、最後は福山さんが「10年経って録り直すというサプライズが我々に来た衝撃のように、新作に対しては楽しみという以前に気が抜けないという緊張感がずっとありまして。来るべき時に情報が出て、来たるべきいい日に観て頂けて、また改めて『コードギアス』の新作を楽しんで頂けたらなと思います。まずはこの3部作目の締め、そして改めてTVシリーズと見比べて頂けると色々なところが違っていてすごく面白いです。色んな角度から楽しめますので、味わい尽くせるところまで尽くして頂いて、新作に移って頂ければと思います。本当に皆様ありがとうございました」と締め、初日舞台挨拶は幕を閉じた。