大ヒット公開中の映画『モリのいる場所』(出演:山﨑努、樹木希林、配給:日活、監督・脚本:沖田修一)。大ヒット御礼舞台挨拶トークイベントが5月26日(土)行われました。山﨑努さんはシネ・リーブル池袋で、樹木希林さんは名古屋のミッドランドスクエアシネマで。
ともに文学座の出身で60年以上のキャリアを持つ山﨑さんと樹木さん。実は共演するのは本作が初めてですが、50年以上を共にした夫婦を見事な存在感で演じています。
樹木希林さんは、4月にロスアンゼルス、5月にカンヌ、7月にニューヨークと世界を飛び回って活躍中で超多忙な中、駆けつけてくださいました。樹木さん節は今日も快調で、場内は大爆笑に包まれました。

登壇者 山﨑努 @シネ・リーブル池袋
〈大ヒットスタートした事に対して〉
(ヒットしているのは観客の)皆さまのおかげだと思います。モデルになった熊谷守一先生がとにかく特別なキャラクターなのでどういうふうに沖田監督が撮って皆さんに伝えるか楽しみだった。
(熊谷守一は)ある部分で本当に変わり者ですから、皆さんに受け入れて貰えるキャラクターなんだろうかどうなのだろうかと、自分の演じたキャラクターがどう受け入れられるのかと心配でした。こうして皆さんに観ていただける状況になってとても嬉しいというか、正直ほっとしている感じです。

〈初めて多くの取材を受けたこと〉
(これだけの多くのインタビューを受けたのは)初めてだった。僕は人前に出るのは苦手な方でなるべく宣伝の仕事からはかんべんしてくださいって事で逃げ回っていたが今回ばかりはそういうわけにきませんので、プロデューサーにひっぱりまわされた。でも実は今日これが最後、今日(観客の)みなさんとお会いして全て終わりです。

〈本作の好きな所は?〉
希林さんをはじめ共演者の皆がとても良い演技をしていて、同時に庭や美術に手を入れて作ったあの庭に僕はしびれました。

登壇者 樹木希林 阿武野勝彦(『人生フルーツ』プロデューサー) @名古屋ミッドランドスクエアシネマ

『モリのいる場所』で、「夫に嫌な思いをさせない、嫌なことをさせない」という夫婦円満の秘訣を学びました。

娘にお母さんは逆のこと、夫をぺちゃんこにしているって、言われます。勝手に本人が登って落ちている気もするけど・・

(ナレーションを務めた)『人生フルーツ』の津端英子さんもおなじことをおっしゃっていました。英子さんは秀子さんと同じだから夫婦円満なんです。