ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018も、いよいよ本日3月19日(月)に最終日を迎えました。市民のおもてなしによる<さよならビュッフェ>では、映画祭に参加したゆうばり市民や一般客が選ぶ「ゆうばりファンタランド大賞」ほか各賞が発表に。本年度の大賞には、上田慎一郎監督作『カメラを止めるな!』が選ばれました。また、会期中最も市民や一般客に支持された人物に贈られる「人物賞」は矢崎仁司(『スティルライフオブメモリーズ』)に決定。ご本人が登場し、会場で受賞の喜びを語りました。

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<ゆうばりファンタランド大賞発表!>
【作品賞】『カメラを止めるな!』(監督:上田慎一郎)
市民アンケートで一番高評価を獲得。今年、本映画祭で観客から最も支持を得た作品だったため、ファンタランド大賞に決定された。
◆受賞コメント(上田慎一郎): 「実は12時のバスに乗る予定だったのですが、スタッフの方に『ちょっとあるから戻ってきてくれ』と言われたので、何かあるのかな?と思っていたのですが(笑)、突然のことで驚いています。僕は見てくれた方に絶対に楽しませるぞ、笑わせるぞ、と思って映画を作っているので、賞をいただけて嬉しいです。6月にも東京で公開があるので、ぜひまた観てください!」
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<その他各賞>
【人物賞】矢崎仁司監督(『スティルライフオブメモリーズ』)
2010年に『スイートリトルライズ』を上映して以来、今回が2回目の来夕となった矢崎仁司監督。今回、再び夕張で素晴らしい作品を上映し、多くの観客に感動を与えたとして人物賞が授与された。

◆受賞コメント(矢崎仁司):「突然で驚いていますが、とんがった映画をとったので不安でしたが、さすがゆうばり映画祭ですね。本当にありがとうございます!」
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その他の受賞は以下よりご確認ください。

【イベント賞】三船敏郎レトロスペクティブ企画
世界の巨匠に愛された三船敏郎のドキュメンタリー『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』と『羅生門 デジタル完全版』の上映を実施。

【ゆうばり市民賞】『ゆずり葉の頃』(監督:中みね子)
長年、夫の岡本喜八監督作品を、プロデューサーとして支えてきた、脚本・監督の岡本みね子。岡本喜八監督逝去から10年経ち、」脚本家を目指していたころの旧姓を名告り、76歳にして新たな映画人生の一歩を踏み出したとして、イベント賞を授与された。

◆受賞コメント(岡本真実): 上映の時にたくさんのお客さんがいたことを母に伝えたら、『私が行くよりあなたが行ってくれてよかった、心の繋がった場所にあなたが行けたことが嬉しい』と言ってくれて。こんな賞をいただけたから、母が大喜びする姿を想像しながら、今日は帰りたいと思います。本当にありがとうございました!
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本年度総来場者数:12,522人
今年度のゆうばり映画祭来場者数は、スクリーンの減少により昨年(12,516人)を上回り、初日はあいにくの雨に見舞われることがあったが、今年も道内外から多数の方に来場いただけた。