早見和真の同名小説を新鋭・廣原暁監督が映画化した青春ロードムービー『ポンチョに夜明けの風はらませて』が、10/28(土)より公開となります。将来に希望を見出せないまま、ただ何となく日々を過ごしていた高校生たち。彼らの行くあてもない“高校最後の旅”を描く青春ロードムービーです。廣原監督のもとに太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太、佐津川愛美、阿部純子ら若手実力派俳優が集結しました。この度公開に先駆けて、主題歌「明日とかどうでもいい」を書き下ろした、忘れらんねえよライブつき上映イベントを実施致しました。ライブからスタートした本イベントで、「スマートなんかなりたくない」、「世界であんたは一番綺麗だ」、「いいひとどまり」の3曲が披露され、ラストに「明日とかどうでもいい」が始まると、客席後方からスタッフに担がれた太賀、中村蒼、矢本悠馬が登場。大盛り上がりの観客たちとハイタッチをしながら、忘れらんねえよのステージに登り、バンドメンバーとキャストによる一夜限りのコラボが実現しました。
ライブ後には本作でラジオDJ・ジャミラ役として声の出演を果たした角田晃広(東京03)がMCを務め、太賀、中村蒼、矢本悠馬、忘れらんねえよ、廣原暁監督による爆笑トークイベントを行いました。

■日時:10月17日(火)18:30~19:30
■場所:タワーレコード渋谷店B1F「CUTUP STUDIO」(渋谷区神南1-22-14 B1F)
■登壇者:太賀、中村蒼、矢本悠馬、忘れらんねえよ(柴田隆浩、梅津拓也)、廣原暁監督
■MC:角田晃広(東京03)、

角田:今回、忘れらんねえよさんは映画のために書き下ろしたんですよね?MVにもキャストの方が出ているということで。演出も廣原監督ということで、映画とコラボということですが撮影はどんな感じでしたか?
太賀:めちゃくちゃ楽しかったです!
角田:大騒ぎで本当に楽しそうでしたよね。
柴田:この人(梅津)、撮影が楽しすぎてベースを叩き割ってましたからね(笑)
梅津:楽しすぎて、撮影の序盤でもう壊しちゃいました。
角田:ライブでも楽器を壊すという場面は見ますが、終わった後に後悔することなんかあるんじゃないですか?
梅津:後悔は特には無いんですが、結構カッコよく壊したんですけど、その映像が全然使われてなくて…。補修されたガムテの跡だけが残ってて(笑)
角田:監督!クレームが入りました!
監督:壊してる時に梅津さんを撮ってなかったんですよ。まさか壊すとは思っていなくて、みんなびっくりして…
柴田:最後はみんなでプールに飛びこんで。3人だけ入る予定だったのに、盛り上がって、みんなで入って抱き合って、「やべえ!」ってね!
角田:楽器ごと飛び込んでましたよね?
柴田:まあ、借りた楽器なのでね(笑)
角田:監督は撮影の苦労などありましたか?
監督:責任重大な仕事だと思ってたんですが、本当に楽しくて、幸福な現場でした。

角田:映画も主題歌も青春がテーマですが、皆さんの青春時代はお聞きしても?太賀さんはバンドをやっていたという情報がありますが
太賀:中学生の頃、結成しては解散してました。バンド名がやばくて…最初は「モスキートノイズ」。
中村・矢本:やばいね〜(笑)
角田:中二の臭いがしますね。
太賀:それは1ヶ月で解散して。その次が「ヌードトランプ」。
角田:絶妙にダサい(笑)!
太賀:その後が「ゴールドアンダーヘアーズ」。ずっと下ネタが続いて、最後は「森羅万象」。漢字になりました(笑)。
角田:なんでそんなに解散しちゃうんですか!?
太賀:僕も含めて、みんな下手すぎて。スタジオに入ったはいいんですけど、どうにもならない。どんなカバーをしてもなんのカバーにもならない。そして空気悪くなって解散(笑)
角田:いっぱい組んで解散した思い出なんだね。担当は?
太賀:足りないとこやってました
角田:弾けるならかっこいいけど…
太賀:まったく弾けてない(笑)
梅津:MV撮影のとき様になってましたよ。
柴田:ゴールドヘアーズが続いてたら売れてたと思うよ。
太賀:じゃあ、再結成しようかな(笑)。いつも気持ちだけはあるので!
角田:中村さんと矢本さんはバンドは?
中村:一切無いです。中学時代はサッカー部でした。
全員:鬼モテじゃん!
中村:いやいや!中学なんて女子と「おはよう」とかも話さなかったです。
柴田:めっちゃいい感じですね!好感度上がりました!
中村:ありがとうございます(笑)
矢本:僕も中学でサッカーをやってました。大好きだったのに、映画『ピンポン』を観て翌日、卓球部に入っちゃって。『ピンポン』を観た全員が、サッカー部から卓球部入って、弱小から強豪になったという(笑)
梅津:剣道部。夏は汗臭い持てはない。
柴田:僕はテニス部。中学の頃、スラダンの影響でバスケ部の補欠。高校は「テニスの王子さま」の影響ででテニス部
に…
矢本:僕もです!ブーメランスネイクを打つのが夢で、高校はテニス部入りました!
監督:バスケ部で一生懸命やりすぎて年間で3回骨折しました。部活は応援か筋トレだったんですけど、体育のバスケの授業でジャンプボールした瞬間、審判と当たって…
角田:バスケ部なのに!?理由がダサすぎる!
監督:泣きながら先生に謝りました(笑)

角田:主題歌を書き下ろされた映画の感想はいかがですか?
柴田:面白いし、ちゃんとエンターテインメントとしてど真ん中で、役者さんの演技も熱量もこもっていて、王道の青春の面白さ。でも、それだけじゃない深みもある。静謐な悲しさが根底に流れてます。すごくいいですよ!
監督:主題歌が素晴らしくでて、そのおかげでこの映画の切実な部分、必死さを引き出してもらったという感触があります。「明日とかどうてもいい」が劇中でどう使われているのか、注目して観て頂ければ嬉しいです。