10月12日(木)から15日(日)まで京都市内各所で開催された、「京都国際映画祭2017」。14日(土)Tジョイ京都にて映画「デメキン」が上映され、主演・健太郎、原作者・バッドボーイズの佐田正樹、主題歌を担当したLEGO BIG MORLのカナタタケヒロ、山口義高監督が舞台挨拶に登場しました。

本作は、累計発行部数170万部を突破し、ミリオンセラーとなった、お笑い芸人・バッドボーイズ佐田正樹の半生を綴った実録自伝小説・コミックスの実写映画化。主人公の正樹役は、放送中のNHK土曜時代ドラマ「アシガール」や2017年10月28日公開の映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』などに出演する、ネクストブレイク筆頭の逸材・健太郎が演じ、映画『亜人』(公開中)や『あゝ、荒野』(前編:公開中 後編:10月21日公開)、『HiGH& LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION』(11月11日公開)など話題作への出演が続く実力派俳優の山田裕貴が脇を固める。監督は、三池崇史の助監督として数多くの現場を支え、右腕とも言える山口義高。

健太郎は映画初主演を務めた感想を聞かれると、「もともと映画のお話がある前から『デメキン』を読んでいて、佐田正樹役を演じさせていただけるのは本当に光栄なことでした」と笑顔で話した。続けて「佐田さんの半生を演じるということで、生半可な気持ちではやれないなと、バチバチに気合いを入れました」と相当な覚悟を決めて、撮影に挑んだと語った。
一方原作者の佐田正樹は、「映画の内容は全てノンフィクションですが、唯一フィクションなのは、主人公が男前過ぎるところ」と話すと会場は笑いに包まれた。続けて、初めて健太郎にお会いした時は、「本当に不良の役できるの?」という感じだったが、撮影が進むにつれ、「こんなヤンキーと肩がぶつかったら、謝ってしまうかも」と怖い不良になっていく健太郎を絶賛した。
山口義高監督は、「佐田さんにリハーサルや撮影現場に来て頂いたので、分からないことあっても本人に聞けばいいので助かりました。言葉遣いや方言についても協力してもらい、一緒に作ることができた」と話した。

主題歌「一秒のあいだ」を手がけた、LEGO BIG MORLのカナタタケヒロは、「正樹と厚成の友情を音楽でどう表現できるか、というところを重要視した」と説明し、実際に出来上がった映画を観た時、「自分でもエンディングにめちゃくちゃハマってると思いました」と自画自賛し、「今回このような機会を頂いて本当によかったです」と笑顔で話した。
この作品は「特に女性に観て頂きたい」と佐田正樹は話し「男はただ殴り合いたいからじゃなく、好きな人のために、友だちのために喧嘩するんですよ。喧嘩が終わったら、勝ち負けはどうでもよくて、後は友だちになれる。そんな男たちの青春を、是非観て知って楽しんでほしい」と呼びかけた。
最後に健太郎は、「初めての主演作ということで、今までにない思い入れを感じている。監督、キャスト、スタッフ、佐田さん、LEGO BIG MORLの皆さん…本当にみんなの熱い思いが集結した作品になっています」と熱くアピールした。

『デメキン』は、12月2日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー。