10月7日より大ヒット公開中の映画『ナラタージュ』。この度、韓国・釜山で12日から開幕した第22回釜山国際映画祭に、「Gala Presentation部門」にて正式招待され、有村架純と行定勲監督が開幕式のレッドカーペットとオープニングセレモニーに出席しました。

あいにくの雨の中でのスタートとなりましたが、招待客が待ち構える中、2人が車で到着すると、会場は大きな声援に包まれました。2人は少し緊張しつつも終始笑顔でレッドカーペットを歩き、サインや握手、写真撮影に応じるなどファンと交流しました。この度、初の映画祭参加となった有村は「今回海外の映画祭に参加させていただくのが初めてですし、アジアで一番規模の大きな釜山映画祭に参加出来ですごく嬉しいです。映画祭はこれからなのでどんな体験が出来るのか想像しながら楽しんで参加したいなと思っています。」と喜びのコメントを語りました。今回で10回目の釜山映画祭参加となる行定監督は「釜山は毎年のように来たい映画祭。釜山は僕にとって自分の映画が世界で観てもらえるための扉を開いてくれる場所です。そういう意味では第二の故郷、と言っても過言じゃない場所だと思っています。釜山映画祭がこれからも素晴らしい映画祭であり続けることを応援したいと思いますし、自身も新作があったら必ず戻って来たいと思っています。今回新作『ナラタージュ』が韓国の皆様に観て頂けることがすごく楽しみです。本日はありがとうございます。」と釜山映画祭への思いも交えながら熱く語りました。

翌日は、公式上映に先立って記者会見を行い、100人を超える海外メディアの質疑応答に応じ、作品や目線の演技に込めた思いなどを語りました。また、その後行われた公式上映では舞台挨拶に登壇。上映後、2人が観客の前に現れると、600人もの観客の拍手に包まれ熱烈な歓迎を受けました。まず韓国語で挨拶をし、「(有村さん)この作品が海外の方にどのように届くか、上映前からすごく感じていたことだったんですけど、観終わった後になんか分からなかったな?とか思われた方でも、それで良いと思います。今はそう思うかもしれないけど、何年かたってまたこの映画を観たときに、今度はどのように感じるかを楽しみながら、この先も愛され続ける作品になったら嬉しいなと思います」、「(行定監督)静かな映画だったでしょ(笑)どうしようもない男女の恋愛の話をどうしても撮りたくて、非常に日本人なりの情緒があって、そういうゆっくりとした時間の中で、セリフが交わされない中で、視線目線の演技が非常に重要でそれをゆっくりゆっくり撮った映画です。気に入って頂けていたら嬉しいです」とそれぞれ喜びと感謝を口にしました。退場時にも詰めかけたファンに取り囲まれ、握手などを求められる場面も見られ、現地での人気の高さが伺えました。