高度な知能を得た猿たちの反乱、人類の文明崩壊、そして猿と人類の戦争という衝撃的なストーリーを描き、大反響を呼んだ『猿の惑星』シリーズ。『聖戦記(グレート・ウォー)』と命名された本作では、カリスマ的な主人公のシーザーが、リーダーとしての使命感と家族を奪われた復讐心の狭間で葛藤するドラマを核にし、観る者の胸を締めつけるエモーションが息づく。誰もが知っている結末の、誰も知らなかった壮絶なドラマが遂に明かされる!前2作に続いてシーザーを演じるのは、アンディ・サーキス。そのシーザーの前に立ちはだかる宿敵の大佐に扮するのは、2度のアカデミー賞ノミネートを誇る名優ウディ・ハレルソン。また新たに登場する謎めいた少女ノバの存在からも目が離せない。

いよいよ待望の日本公開を翌日に控えた10月12日、公開前夜イベントがスパイラルホールにて開催された。ユーモアと知性を秘めた猿:バッド・エイプの日本語吹替え版声優を務める柳沢慎吾さん。そして本作で重要な鍵を握る謎の少女ノバに重なる女性ということで、スペシャルゲストとして芦田愛菜さんが登壇した。

柳沢さんは去る8月30日のアフレコイベントで来場マスコミを巻き込んだトークを展開したことも記憶に新しいが、改めて本作の新キャラクターバッド・エイプについて「バッド・エイプは非常に難しい役で、手前味噌ではありますが…自信が確信に変わりました!初めて自分を褒めたいと思います!」とコメント。
芦田さんは本シリーズに登場するノバついて尋ねられ、「ノバがいることでシーザーは変わっていく、とても重要なキーパーソンです!」と語った。ノバと猿たちの交流が描かれる本作だが、芦田さんも動物が大好きという共通点も明かした。そんなお二人と共に、これまでのシリーズのおさらいを実施!

シーザーの育ての親ウイルがアルツハイマーを治療する奇跡の薬を開発するが、そのウイルスは皮肉にも人には死を、猿には知能を与え、やがてシーザーは猿の指導者となり人間と対峙することになった『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』。味方の裏切りやクーデターなど様々な混乱の中、争いを避けたいという願うシーザーの葛藤や苦悩が描かれる『猿の惑星:新世紀(ライジング)』と、前作・前々作の数々の印象的なシーンが紹介された。シーザーが苦悩する場面では「シーザーは人類との争いは望んでいなかったですよね」と思わずアツくなってしまう芦田さんに「そうそう!本当にシーザーの苦しさが伝わってくるよね」と柳沢さんと意気投合する一面も。

  そして、ついに最新作となる『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』の見どころを最新の3Dホログラムを駆使して紹介!「薬」「人形」「ミサイル」「地球」など本作を象徴する重要なアイテムが3Dホログラムで浮かび上がった。突然の3Dホログラム出現に柳沢さん芦田さんは驚きを見せ、最新技術を駆使した紹介に「シーザーの気持ちを考えると胸が痛かったなぁ」と本シリーズが築きあげてきた歴史をアピールしていた。

そこへ、今度はステージに3枚の名画が登場。しかし、よく見ると名画の中に描かれている群衆が全て猿になっている!これはもし“猿の惑星”が実現してしまったらあの歴史的名画もこうなってしまうかも!?という名画コラボ企画で生まれた作品。「あれ、愛菜ちゃん、この絵なんだっけ?」と柳沢さんの質問に「ドラクロアの『民衆を導く 自由の女神』ですね!」と即答する芦田さん。「バッド・エイプはどこだろう?」と急遽、絵画に描かれたバッド・エイプ探しを開始!意外な組み合わせの二人だが、息の合った掛け合いに集まった報道陣から終始、爆笑が起きた。「地球が猿の惑星になったら、こんな風になっちゃうかも!ちょっと怖いね~」と大興奮の柳沢さんだったが「お猿さんって賢くて、人間が解けない問題を解いた猿もいますよ」と芦田さんの知識に「愛菜ちゃんは絵にも猿にも詳しくて…本当にタジタジになっちゃうね!」と感心しきりの柳沢さんだった。

最後に本作の見どころを柳沢さんは「バッド・エイプはシーザーと出会って、仲間を大切にすることを学び、戦っていく。憎めなくて、愛されるキャラクターです!そしてラストはびっくりしますよ~!この映画みていい夢みろよ!あばよ!」と語り、芦田さんも「ノバ出会うことによって生まれる、温かい交流に注目してほしいです!地球の支配者が猿になってしまうのか?人間なのか?ぜひ劇場でご覧ください!」とコメント。会場を爆笑の渦に包んだイベントは大盛況の中幕を閉じた。

柳沢慎吾さん、芦田愛菜さんの主なコメントは以下です。

●柳沢慎吾さん
<新キャラクターバッド・エイプについて>
バッド・エイプは非常に難しい役で、手前味噌ではありますが…自信が確信に変わりました!初めて自分を褒めたいと思います!

<『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』見どころについて>
バッド・エイプはシーザーと出会って、仲間を大切にするこを学び、戦っていく。思い入れが深いキャラクターですね。憎めなくて、愛されるキャラクターです!今回やらせて頂いて感謝しています!そしてラストはびっくりしますよ~!この映画みていい夢みろよ!あばよ!

●芦田愛菜さん
<ノバについて>
ノバがいることでシーザーは変わっていく、とても重要なキーパーソンなんです!私も昔ハムスターをかっていましたし、番組でもいろんな動物と触れ合ってきましたし、動物が大好きです!

<『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』見どころについて>
前作では、シーザーのカリスマ性や人間への温情が描かれていましたが、本作では人間への復讐心を持っていて、シーザーの葛藤に胸が痛くなりました。でもノバ出会うことによって生まれる、温かい交流に注目してほしいです!
地球の支配者が猿になってしまうのか?人間なのか?ぜひ劇場でご覧ください!