10月28日(土)公開の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』が、10月12日(木)に開幕したアジア最大級の映画祭である第22回釜山国際映画祭(韓国・釜山)<アジア映画の窓>部門に出品され、本作からW主演の蒼井優、阿部サダヲ、監督白石和彌の3名がオープニングセレモニーに参加、国内外から集結した豪華映画人と共にレッドカーペットを練り歩きました!

【イベント概要】
●イベントタイトル:第22回釜山国際映画祭レッドカーペット&オープニングセレモニー
●実施日時:10月12日(木)17:30-19:30(現地時間)
●場 所: 釜山シネマセンター(別称:釜山映画の殿堂)
(Busan Cinema Center Haneulyeon Theater120, Suyeonggangbyeon-daero, Haeundae-gu, Busan)
●参加者:蒼井優(32)、阿部サダヲ(47)、白石和彌監督(42)

【映画祭・出品部門概要】
●釜山国際映画祭:1996年に始まり、今回で22回目を迎える国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。アジアを代表する国際映画祭として常に注目を集めており、2016年度の来場者数は17万人を記録。近年の日本映画の出品は新海誠監督の「君の名は。」、黒沢清監督の「ダゲレオタイプの女」、李相日監督の「怒り」 など。
●<アジア映画の窓>部門:さまざまな視点とスタイルを持つ、アジアが誇る才能豊かな映画監督たちの優れた作品を紹介する部門

<以下レポート>

今年の釜山映画祭はあいにくの雨となりましたが、熱心な映画ファンが雨の中スターが登場するのをいまかいまかと待ちわびる中、韓国でも非常に人気の高い蒼井さんがVALENTINOの艶やかな衣装をまとい、阿部さん、白石監督と共にレッドカーペットに登場すると、会場からはひと際大きな歓声が巻き起こり3人も手を振りながら応えました。
4回目の本映画祭の参加となる蒼井さんは、映画祭特有の豪華絢爛な雰囲気を楽しんでいる様子でしたが、 阿部さんは初めての国際映画祭への参加となるため、 少し緊張しながらも終始笑顔で蒼井さんと白石監督に促されながらレッドカーペットを優雅に歩きました。

蒼井さんは「今回が4回目の参加ですが、初めて参加させていただいた時に、主催の方に“釜山国際映画祭は他の海外の映画祭よりかは小規模で予算的に掛けられるわけではないけど、他に負けないのは観客の皆さんです。そこに誇りを持ってます”と言われたのが印象的でした。今もこれからもずっと続く映画祭になればいいなと思っています。また観客の皆様にこの作品を観ていただけるだけで本当に嬉しいです」とこの場に立てたことを感慨深げに語ります。また韓国・釜山で楽しみにしている事を問われた蒼井さんは「今年の釜山がどういう感じなのかが一番楽しみです。釜山に来たら行くと決めている店があるんです。今日も絶対食べますよ!」と、本場韓国料理を楽しみにしていると笑顔で語ります。

国際映画祭への参加が初となる阿部さんは「すごく楽しみです。国際映画祭自体が初めてで、東京で開催される東京国際映画祭も登壇した事が無いんです。大阪の商店街でカーペットをひいてキャンペーンで歩いたことはありますが、こんな正装姿は初めてで、本当に楽しみです! 服を汚せないから緊張するな~」と喜びの感情を爆発させました!
さらに阿部さんは「韓国映画は復讐を扱った作品は多いですし、ハードなシーンがよく出てくるので、この作品も韓国の皆様に受けいれられると思います。韓国映画に登場する人物は陣治っぽい、汚い印象があるキャラクターが多いので、絶対受け入れられると思います。見て楽しんでもらえるだけで嬉しいです」と、全員最低キャラが登場する本作も気に入っていただけると、韓国の観客にメッセージを贈りました。
さらに阿部さんは「ホテルでウェルカムドリンクがあったので、こんなおもてなしがあるんだって感動して飲んだ後、ウェルカムカード見たら白石監督へと書いてあって。間違えて飲んじゃった(笑)。監督にはまだ内緒ですけどね」と、茶目っ気たっぷりに楽しいエピソードを明かしてくれました。

最後にメガホンをとる白石監督は「観客の皆様に単純に楽しんで欲しいです」と語り、雨を吹き飛ばすほどの歓迎を受けた一同は、殺到した報道陣の取材攻勢や大勢の観客へたっぷりとファンサービスをこなしながら、韓国・釜山の地を大いに沸かしてくれました。