累計230万部突破、ミステリーランキング3冠・米澤穂信による学園ミステリー小説<古典部>シリーズ初実写映画化。「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」をモットーとする“省エネ主義”の折木奉太郎は、姉の命で部員ゼロ&廃部寸前の古典部に入部することに。そこに“一身上の都合”で入部してきたお嬢さま・千反田える。「わたし、気になります!」となると誰にもとめられない、好奇心のかたまりのような少女だった。えるに巻き込まれ、奉太郎は眠っていた推理力で学園に潜む謎を次々と解き明かしていく、謎解き青春学園エンタテインメント。

この度、10月11日(水)に豪華キャストスタッフを迎え、舞台挨拶付き完成披露試写会を実施致しました!山﨑賢人、広瀬アリス、岡山天音、安里麻里監督がずっと気になってたことを赤裸々に告白!!さらに、この日の為に用意された特注氷パネルもお披露目!氷に隠された謎文字を解き明かし、映画の完成を盛大に祝いました!

【日時】10月11日(水) 18:30〜19:00
【場所】TOHOシネマズ新宿 スクリーン9 (新宿区歌舞伎町1-19-1 新宿東宝ビル)
【登壇者】山﨑賢人、広瀬アリス、岡山天音、安里麻里監督 ※敬称略

<以下、イベントレポート>
今話題のキャストが勢揃いした本作をいち早く観られるとだけあって、会場には多くの観客が駆けつけました。キャストの登場を待ちわびる人たちで熱気を帯びる会場に、山﨑賢人、広瀬アリス、岡山天音、安里麻里監督が登場すると、会場は溢れんばかりの歓声と拍手に包まれました!

まずはじめにキャストと監督の皆さまからご挨拶をいただきました。
山﨑:「今日はありがとうございます。折木奉太郎という省エネ主義の青年を演じました。よろしくお願いします」
広瀬:「千反田えるを演じました広瀬アリスです。本日はありがとうございます。短い時間ですが楽しんでください」
岡山:「奉太郎の親友の福部里志を演じました。今日はよろしくお願いします」
安里監督:「この作品は私が企画から脚本、監督と長い期間温めて完成した映画です。今日初めてお披露目ということで感動しています」

やらなくていいことはやらない、省エネ探偵という役を演じた山﨑は「あえて何もしない、無気力な感じをなるべく出すように演じました。自分の事でさえやらなくてもいいことはやらないような中、えるに学園の謎を解いてと迫られて頑張っています!」と本作での新たな一面を明かしました。
対して、そんな奉太郎に依頼して学園に眠る謎を解き明かしていく好奇心旺盛なお嬢様を演じた広瀬は、はじめオファーが来た際は自分と正反対のキャラクターに戸惑いもあったよう。「この役は自分と正反対のキャラクターだと思って演じていたのですが、好きなものに対してまわりが見えなくなる所は自分と似ていますね。えるは可愛らしい女の子なので、元気よく明るく演じました!」と意欲をのぞかせます。

また、奉太郎とは対照的に享楽的で小回りのきくクラスメイト演じた岡山はプライベートでも山﨑と大の仲良し。「賢人とお芝居でちゃんと向き合うのは今回がはじめて。現場ではじめて会った時、(山﨑に)無視されたんですよ(笑)いざ現場で顔を合わせるとどうすればいいのかわからなくて、照れ臭かったですね。それを振り切って演じました」と山﨑との仲良しエピソードを披露。山﨑が撮影中は一緒にご飯を食べに行き台本の読み合わせを行ったことを明かすと、広瀬が「私は誘われていない!」と突っ込み、会場の笑いを誘う場面も。

そんな個性豊かな俳優陣をまとめあげたのは、ホラー映画でも手腕を発揮している安里麻里監督。安里監督は「原作をはじめて読んだ時、とても面白いと思いました。色んなキャラクターが出てくるのに、ライトなキャラクターもんではなく、上質なミステリー作品。これを映像化するのはチャレンジだけど、頑張ろうと思って映画化に2年費やしました」と原作への並々ならぬ思いを語りました。

ここで、広瀬演じる千反田えるの「私、気になります!」というセリフにかけて、キャスト陣と監督が実はずっと気になっていたことをフリップにして告白!
まず、山﨑に対して気になっていたことについて、広瀬は「天音くんへの溺愛っぷりが気になります」と回答。お互いのどこが好きなのか問われると、山﨑は「人間性」、岡山は「全部」と答え、2人の仲良しぶりに広瀬と監督もたじたじに!
また、岡山は、山﨑とプライベートで待ち合わせをした際のエピソードを告白。「僕を待たせている間、何をしているのか気になります」と回答し「賢人が来るのを待っていたら、楽しそうに踊りながら来たことがあったんですよ!この人は僕と会う前に一体何をしているのだろうと・・・」すると山﨑は「タクシーに乗って道路が混んでいる時ってありますよね・・・っていうのは冗談で、普通にだらだらと家で準備しちゃうんです」とコメントしました。
さらに、安里監督は山﨑の「ねぐせ」が気になるそう。「朝現場に来た時、どうしてそうなった!っていう寝ぐせで来るんですよ(笑)」と現場での山﨑の意外な姿を明かし、山﨑は「癖っ毛なのと、寝汗をかくのと、寝相が悪いからですかね・・・」と照れ笑い!

続いて、広瀬に対して気になっていたことを発表。安里監督は広瀬の「泣き芝居スイッチ」が気になるとコメントしました。「広瀬さんは泣きの演技へのスイッチが早いんです。普通の俳優さんは泣く演技の前は集中するために一人になったりするんですが、広瀬さんは直前まで一人にならずに、簡単にシリアスなシーンを演じられるので不思議です」と語り、これには山﨑も「気になっている」と興味津々。広瀬は「短期集中型なので、ぐっと自分から追い込まないとできないんです」と苦労もあった様子。
また、岡山は「なんで初共演のことを忘れていたのか?」と質問。対して広瀬は「初共演したとき、天音くんの髪型が今とは違ってアフロみたいにもじゃもじゃだったから・・・」とコメントすると岡山が「そっち(髪の毛)と話してたの!?」とツッコミを入れ、会場は笑いに包まれました。
最後に山﨑が「制服まだいける?」と今回制服を着た感想を問うと広瀬は「ちょうどこの作品の前にギャバ嬢の役をやっていて、そのあとに制服を着たので似合うのかそわそわしました。賢人くんは制服を着慣れていたので、ちょっとドキドキしていましたね」と改めて高校生役を演じた心境を明かしました。

ここで、ステージに氷で作られたタイトルロゴパネルが登場!4人が力を合わせてピンク色の液体を注ぎ、「氷菓」の文字が鮮やかに浮かびだされました!!はじめて<古典部>で共同作業した感想を「理科の実験のようで楽しかった!」などと和気あいあい語り合う中、フォトセッションを行いました!

最後に、山﨑・広瀬よりこれから映画をご覧になる方へメッセージをいただきました。

広瀬:この作品は学園ミステリーということで、また新しい青春が描かれています。楽しんで観ていただけたらと思います。
山﨑:学園ミステリーという今までになかった映画が出来上がりました。メッセージ性やテーマがたくさん詰まっていて、4人のキャラクターがそれぞれどんな展開を迎えるのか観て欲しいですし、とくに奉太郎がどうなっていくか是非確かめてください。本日はありがとうございました。

撮影現場さながらのキャストの仲の良さが伺え、完成披露に相応しい華やかなイベントは大盛り上がりのうちに幕を閉じました。

以上