全米で昨年末の限定公開を皮切りに大きな評判を呼び、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去り全米映画興行ランキング1位を獲得。さらに、本年度の第89回アカデミー賞(R)で3部門(作品賞、助演女優賞、脚色賞)にノミネートされるとその勢いは止まるところを知らず、公開から11週連続でのランキングTop10入りを果たすだけでなく、日本でも40億円を突破し大ヒットの『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録している超話題作『ドリーム』が9月29日(金)にいよいよ日本に上陸いたします!
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞(R)助演女優賞ノミネート、近年はテレビシリーズ「Empire 成功の代償」での活躍が目覚ましいタラジ・P・ヘンソンが主演を務める本作は、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞(R)助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞(R)作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーのジャネール・モネイ、同作『ムーンライト』で見せた熱演により第89回アカデミー賞(R)助演男優賞の栄冠に輝いたことが記憶に新しいマハーシャラ・アリ、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンストといった実力と実績の確かな大スターたちが息の合った好演を見せていることでも話題を呼んでいます。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィが務めます。

この度、待望の日本公開を間近に控え、ポジティブな女性たちから元気をもらえる、この映画のイメージにぴったり合う女性3人組森三中さんをお迎えして公開直前のスペシャルイベントを開催いたしました!

ジャージや浴衣で体を張ったロケをしているイメージを覆す、映画の主人公たちのようなおしゃれなリケジョに変身して登場した森三中さんは、さっそく映画のポスターと同じポージングでその再現度の高さと女性らしさをアピール。男性だらけの職場の中で前向きに力強く働いていく映画の物語にちなみ、男性が多い芸人社会の中で、女芸人として体を張って頑張っている3人は、仕事でぶち当たった壁をどう乗り越えたのか、子育てと仕事の両立についてのそれぞれのエピソードなどを明かし会場を笑いに包みました。
そして数学の天才、計算の名手であった映画の主人公たちにちなみ、彼女たちに頭脳バトルで挑戦すべく、電卓での速計算に挑戦!練習では圧倒的な速さで勝っていた黒沢さんでしたが、本番では電卓操作に苦労し1人だけとんでもない敗北。勝った大島さんと村上さんは美味しい宇宙食のカレーが振舞われ、負けた黒沢さんはタバスコのかかった激辛宇宙食カレーを食べ悶絶する場面も。また本作の音楽を手掛けたファレル・ウィリアムスの楽曲の一節を、黒沢さんが美声を響かせ生披露し盛り上がりを見せるなど、日本の公開に向け意気の高まる大盛況の公開直前イベントとなりました!
 
日程/9月27日(水) 
会場/六本木CLAPS (港区六本木3-16-33 青葉六本木ビルB1)

登壇者/森三中(大島美幸、村上知子、黒沢かず子)

<以下レポート>

会場いっぱいに詰め掛けた報道陣の前に、映画の主人公たちをイメージした1960年代風のファッションに身を包んだ森三中の3人が姿を現すと、やはり芸人として様々な格好をしているときとは意識が違うのか、会場に設置されたポスターパネルと同じポージングを披露し、完成度や再現度の高さ、そして女性らしい一面をアピールしてさっそく会場を沸かせました。黒沢さんは「60年代を意識してそれぞれみんなヴィンテージものを入れてみました!」と高らかに話し、村上さんも「キャリアウーマンらしく仕事にも動きやすく、おしゃれもしっかり入れつつをテーマにしました」と素敵なポイントを紹介しましたが、大島さんは「ストッキングを履いてるんですけど、いつも頭にばっかり被ってるんで久々に履きましたね。顔を入れるものじゃなく履くものなんですね」と女性芸人ならではのコメント、さらに黒沢さんから「(メガネをかけた大島さんに)銀シャリの橋本さんですか?」と振られ大島さんが「違うよ!女性だしイヤリングもしてるから!」とツッコみ会場を笑わせました。

映画の主人公たちが、働きながら子育てもするたくましい女性ということで、同じ境遇にいて共感できたことを問わると、3人で唯一独身の黒沢さんが率先して「仕事しながら子育てしてもして、男性陣はわからなかったりする方もいるかもしれませんが、本当に大変ですよね!子育てしてみて!」と話すものの2人から総攻撃を受けたため、「清水ミチコさんやオアシズさんたち、先を歩いてくださった先輩方は本当に大変だったと思います。いま女性芸人が多くて心地がいいです。劇中でもチャレンジをしていく精神で、不可能を可能にしていくところ、かっこいいですね」と取り直し、村上さんは「劇中ではお母さんも一緒に住んでいて、そうやって周りに支えてくれる人がいるからこそ頑張れるので、すごく有難いですよね」、大島さんも「私たちも、芸人という男社会にいさせてもらって、そこでどう自分たちをアピールしていくのかは少し似ているかなと思いました。なのでこの女性たちを応援したくなるし、自分たちも頑張ろうと思えました」と語り、さらに「女性芸人は着替えが大変なんです、芸人のイベントに女性楽屋がないことが多くて。肌を見せずに着替えるの上手くなりました。ケツとか出してるのにそこは見せない(笑)」と男性社会の中での苦労を明かし会場を盛り上げました。

さらに黒沢さんは本作の音楽と製作に名を連ねるファレル・ウィリアムスのファンだと明かし、「♪ダララ~ ダッダ~ララ~のHappyを作ったあのファレル・ウィリアムスですよね!本当に音楽が気持ちいい!自分が中に入ったような気になれるくらい素敵でした」と美声を生披露!さらに「♪意外に上はレースを着てるんですね~」と即興でMCの衣装を歌い上げるなど、お得意の歌芸を存分に見せつけました。

また本作のように宇宙へ行ける時代が近づいてきたこともあり、宇宙へ行けたらやってみたい夢を問われると、黒沢さんは「水を宙に出して、わあーっともう一回ほおばりたいです」と無重力ならではの願望を明かしましたが、「月の上でやりたいですね」と宇宙服や重力を無視してしまい「バレないようにしてたのに学力がないのがバレました…」と凹む一幕も。村上は「でも、シャトルから出てたしかに月に行ってみたいですよね。みんなでタコパとかカンパ~イとかみんなで写真も撮りたいです!」と明るい夢を語り、大島さんは「選ばれしものしか行けず、まずは身体を整えて。虫歯があってはダメとかいろんな制限があると聞いたので、まずは虫歯の治療をしたいです。怖いんだよ」と宇宙に行く前の現実的な目標を明かしていました。

そしてクレバーな数学の天才だった主人公たちに挑戦すべく、リケジョ対決ということで電卓での速計算に挑戦することに!
黒沢さんは「事務所に領収書を出すときに計算するくらいしか使わない!」とどこか自信なさげな様子を見せるも、練習問題では他の2人を圧倒する速さで正解を導き出し「日頃の領収書計算が効きましたね!」と活躍。例題の正解が月までの距離38万4400kmであり、大島さんは「それをこの映画の人たちはこういった計算機なしでやってたんですもんね。凄いです」と感心しつつ、自分がめちゃくちゃな計算になってしまったため、「この電卓がおかしいんだよ、黒沢さん交換してもらっていい?」と提案すると自信たっぷりは黒沢さんはすんなり受け入れ本番に。続けて行われた本番では村上さんが勝利、黒沢さんがもたつく間に大島さんも正解を出し、黒沢さんの敗北に。9月29日の映画公開日にちなみ929の正解にたどりつけず「この計算機かな?」と交換した計算機のせいにしつつ、何度やっても正解できない黒沢さんは「やばいやっぱり地頭が悪い…」と悲しみながら罰ゲームを受けることに!3人の前に実際に使われている宇宙食のカレーが登場し、村上さんと大島さんは「レトルトカレーのなかでもかなり上位に来るような、本当においしい!!」と感激。一方、黒沢さんのカレーは「明らかににおいも色も違う!」と言いながら口にすると「辛い!!そりゃそうでしょうね!!」と大悶絶。それでも黒沢さんから「どうしよう、おなかすいてるからこれでも食べたい・・・」とまさかの発言も飛びしつつ、村上さんは「実際の宇宙食は本当においしいですよ!」と豪語しました。

最後に、村上さんは「1960年代の文化もあって、キャリアウーマンとしてバリバリ働きたくても仕事に就くのが大変だったりしますよね。その中で本当にたくましくカッコいい姿を見せていただいて、私たちが生まれる前のアメリカの文化も勉強になりました。働いている女性は共感できるところもたくさんあると思います。私たちは3人いるからやって来れましたけど、自らチャレンジしていく彼女たちは凄いですね。勇気づけられたり、元気をもらえる映画なのでいろんな方に観て欲しいです!」、
黒沢さん「トイレも黒人の方と白人の方で別々だったり、そういう時代があったんだと驚きました。白人しか行けない学校に通えるようチャレンジしたり、なんでも自分でチャレンジしていく精神がかっこいいです。音楽も素晴らしくて、彼女たちの中の一人に私もなれたような気持ちにしてくれました。今私たちが生きやすい世の中にしてくださったのは、こういう先輩たちのおかげ。私たちも何かを後輩に残せていけたらと思います。特に女性の方に観ていただきたい作品です!」、
大島さん「観終わってスッキリする、活躍してる3人の逆転劇なところもあって、しかもNASAに実在した方だというのが本当にびっくりしました。知れて良かったです。この映画の主人公たちはそれぞれ自分の夢に突き進む部分もありましたけど、私たちは3人で一組だから、村上さん喋ってもらおうとか、黒沢さんに歌ってもらえばいいやとか、任せっきりはよくないと思ったのでちゃんと前に出ようと思いました…(笑)。最近は草食男子などもありますが、女性の社会進出を目の当たりにして、昔から女性は強かったんだと思えました。ヒーローは目立たずに、静かに努力している人たちなんだなと、映画のポスターにあるとおり脳科学者の茂木健一郎さんも言ってますが、私もまったく同じことを言おうと思っていました。男女問わずいろんな方に観ていただきたいと思います!」と3人それぞれ映画のアピールも忘れず、日本公開にむけ意気上がる大盛り上がりのイベントとなりました。

以上。