けしからん!日本映画界を狂わす今もっとも注目すべき危険な狂悪エンターテイメント!

強い家族の絆、熱い親子愛が、監禁、暴行、絞殺、毒殺、銃殺と連続殺人にエスカレート!被告である家族 4 人全員に死刑判決が下った異例の事件。自らの殺人を武勇伝として語り、現在も死刑囚として投獄中の次男が記した手記をモチーフに、『孤高の遠吠』(15)で本物のヤンキーを出演させるという驚きの手法で映画界を揺るがせた弱冠26歳の小林勇貴が、『冷たい熱帯魚』(11)『凶悪』(13)の製作陣と共に映画化。借金を抱え困窮した生活を送っていた 4 人のヤクザ一家が、近所の資産家の金を奪おうと無謀な計画で 1 人を殺害したことをきっかけに、連続殺人へと狂い咲いて行く様を、実行犯の次男の目線で描く問題作だ。

主演の次男・タカノリ役にはこれが映画初主演作となり、『帝一の國』(17)や『トリガール』(17)など数々の話題作に出演中の人気若手俳優・間宮祥太朗。長男・サトシ役には『ケンとカズ』(16)で2016年スポニチグランプリ新人賞を受賞した毎熊克哉、その父に六平直政、母に入絵加奈子、タカノリの彼女役に清水葉月と新旧実力派俳優が小林勇貴の才能に惚れ込み結集。わずか3日間のあまりにも無謀で狂気じみた衝撃の物語が繰り広げられる―。

『全員死刑』(=英題『Death Row Family』)がフランス・パリ「エトランジェ映画祭 2017」“モンドビジョン部門”枠で出品され、現地時間9月14日(木)21時45分から全世界初の上映が開始、上映後には小林監督が登壇しティーチインを行いました。つきましては、本イベントの様子を下記の通りご報告させていただきます。また、WEB の方でインターナショナルトレーラーを解禁とさせて頂きます。


会場となったパリの映画館 Forum des Image には、“エトランジェ=奇妙な、見知らぬ人”の言葉通り、個性豊かで一癖もふた癖もある観客が、日本が放つ強烈な新人監督“小林勇貴”の姿を一目見ようと映画祭に多数訪れました。

ティーチインがはじまると監督は、「この映画はずっと撮りたかった映画で、そのワールドプレミアをフランスで出来ることが嬉しいです。」と真面目に挨拶を切り出すも「質疑応答もいいんですけど、やっぱり俺はみんなで一緒に楽しみたい!という気持ちが強いので、俺にタオルで殺されたいという人がいれば前に出てきてください!」と映画のワンシーンを再現することを提案。予定していた進行を早速無視しはじめ、タオル片手に「カモン!カモン!」と観客を挑発。しかし半信半疑の観客たちは誰も動こうとはせず失笑します。

そんな流れを変えたのは、いまや日本では絶対にアウトなあの行為。そう、フル○ンです。スルスルとズボンを脱ぎ、なんの躊躇いもなくパンツを脱ぎはじめ、メンチを切りながら「カモン!カモン!」と叫び続ける監督の姿に、次第に熱を帯びはじめる会場。志願者が続々と登場し、首を絞める(ふりをする)監督と、それに応じて一生懸命に苦しがる(演技をする)観客というなんとも温かな茶番が繰り広げられることになりました。そして一通り事を終えるたびに、笑顔で「サンキュー」と観客にハグをする紳士的な監督の一面にも、観客から親しみを込めた大きな拍手が手向けられ、映画祭委員長からも「こんなに観客と一体になった作品や監督を他に知らない!」とまさかの絶賛コメント。

観客からも「映画もあんたも狂ってるよ!」「最高のパンクムービー!」「一生忘れられない映画体験!」「若い頃の三池崇史みたいに衝撃的だ!」と絶賛の嵐が吹き荒れ、これを受けた監督は、「映画でも舞台挨拶でも観客をぶっ殺すことができて嬉しかったです!」と満足気。こうしてティーチインは大盛況のうちに終了しました。
今回の映画祭では『全員死刑』の英語字幕版インターナショナルトレイラーも上映されました。英語字幕版は狂気さ 5 割増し。

【小林勇貴監督コメント全文】
嬉しいこと!映画でも舞台挨拶でも観客をぶっ殺すことができて嬉しかったです!
悔しいこと!終電間近の上映ってこともあって、席がもう少し埋まって欲しかった!でもそんな中来てくれたお客さんの熱量は凄くて、圧倒されました!!!映画祭の委員長に「こんなに観客と一体になった作品や監督は今まで他にないです」と言わしめることが出来ました!全員死刑だ!ぶっ殺う!!!!!

インターナショナルトレイラー