この度、東宝・ギャガ共同配給による是枝裕和監督最新作『三度目の殺人』が、9月9日(土)より全国公開いたしました。
『そして父になる』から4年、是枝監督と2度目のタッグとなる福山雅治を主演に、是枝組初参加となる名優・役所広司を迎えた本作は、監督が近年描いてきたホームドラマから一転し、かねてより挑戦したいと考えていた法廷を舞台にした心理サスペンスです。
勝ちにこだわる弁護士・重盛(福山)が担当することになったのは、死刑がほぼ確実な殺人事件。容疑者は、二度目の殺人を犯した男・三隅(役所)。三隅の供述は会うたびに変わり、動機は一向に見えてこない。やがて浮かび上がってきたのは、被害者の娘・咲江(広瀬)の存在だった。なぜ殺したのか?本当に殺したのか?二度の殺人を犯した男の深い闇。その先に待ち受ける三度目の殺人とは―? 映画史に残る心震える心理サスペンスが誕生しました。
第74回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門へ選出され、現地時間9/5(火)に福山雅治、役所広司、広瀬すず、是枝裕和監督が公式会見やレッドカーペットに参加しました。さらに公式上映後には満席の会場から割れんばかりの6分間に及ぶスタンディングオーベーションが起こるなど、世界中から注目を集めました!是枝作品としては、「幻の光」以来の2度目の授賞に期待がかかるコンペティション部門の結果発表は、日本時間9月10日(日)AM2時~AM3時(9月9日(土)26時~27時)に行われます。

そして、この度、9月9日(土)の公開を記念して初日舞台挨拶を実施いたしました!
舞台挨拶には、映画祭から帰国直後の福山雅治、役所広司、広瀬すずが登場。さらに満島真之介も駆けつけるなど豪華キャストが大集結!遂に公開初日を迎えた心境や、いまだから話せる撮影裏話などのトークを展開し、映画祭に参加された福山さん・役所さん・広瀬さんらには、海外の人の反応や、ベネチアでのエピソードなどについて語っていただくなど、結果発表直前のドキドキな心境で進められたイベントは、観客からの万雷の拍手に包まれるなか幕を閉じました。

■登壇者(敬称略):福山雅治 役所広司 広瀬すず 満島真之介
■日時: 9月9日(土)
■場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7

<イベントレポート>
本日9月9日(土)に全国315スクリーンで封切られると、主要劇場25館比較で、最終興行収入17億の是枝監督作品『海街diary』(15)の初日興行収入対比125%となり、最終興収20億越えを見込める大ヒットスタートを切った本作!!!
本編上映後の余韻に包まれた会場に、福山雅治さん、役所広司さん、広瀬すずさん、満島真之介さんといった豪華キャスト陣が登場すると、会場からは大きな拍手とともに大歓声が巻き起こりました。

福山さんが「福山雅治です。やっと日本の皆さんとこの映画についてお話しすることが出来る初日を迎えたことを嬉しく思います。」と挨拶をすると、会場からは”ましゃー!”と大歓声が沸き起こり、それを受けた役所さんは「ましゃと同郷で長崎出身の役所広司です。たくさんのお客様にご来場いただき、とても嬉しいです。ありがとうございます。」と挨拶。続けて、広瀬さんが「広瀬すずです。初日から劇場に足を運んでくださり、ありがとうございます。3年ぶりに是枝組に参加できて幸せに思います。短い時間ですが楽しんでください。」、満島さんが「ひとりだけベネチアに行っていない満しましゃのすけです。(笑)。皆さん時差ボケですごく眠そうにしていらっしゃるので、僕も眠いふりをして参加します。今日は宜しくお願い致します。」と、挨拶をしました。

先日、ベネチア国際映画祭の公式会見やレッドカーペットに出席し、日本へ帰国したばかりの福山さんと役所さんと広瀬さん。早速、MCに海外の観客による本作への反応について問われると、福山さんは「エンドロールが始まる前から、すでに大きな拍手をいただいて、”これは届いてるんだな…”と感じましたね。」と満足げに明かし、役所さんは「是枝監督作品ということで皆さん期待もされているなか、今回は今までの是枝監督作とは毛色が違う作品だったのですが、皆さん非常に集中して映画を観てくださっていて、この映画らしい素晴らしい反応だったと思いましたね」とコメント。
ベネチア国際映画祭では、”コウジ!”という歓声が巻き起こっていたようで、役所さんは「福山さんに”今日はましゃじゃないね!”って言ったんだよね(笑)」と明かし、福山さんも「日本はましゃでもベネチアではコウジだぞ!ってことですよね。僕は、”はい、今日は世界のコウジさんでございます!”と答えました(笑)」とコメントし、会場は笑いに包まれました。
広瀬さんは「熱い映画ファンの方たちが、緊張感がありつつも、どこか緩むところもある独特な雰囲気のなかで公式上映を観てくださっていて、上映後に響き渡る拍手や歓声の音が忘れられなくて、なんてこんなに愛おしいんだろうって幸せな気持ちになりました。」と明かしました。
一方、スケジュールの都合でベネチア国際映画祭に参加できなかった満島さんは「僕は朝早く起きて4時台からエンタメニュースを全部。チェックして、しっかり日本から映画祭を見守っていました。ベネチアのレッドカーペットに立っているみなさんは本当にかっこよかったですね。僕が行ったらもっとかっこよかっただろうな!(笑)」とコメントし、会場を沸かせました。

とある事件の真相に秘められた謎が、役所さん演じる容疑者三隅の存在によって、さらに謎を呼び、福山さん演じる重盛も真相を求めて翻弄されていく姿が描かれている本作。キャスト陣にもその真相について説明がないまま、撮影が進められたようで、福山さんが「僕は監督と役所さんにも、”本当は三隅、殺っているんですか?”と聞いたんですよ。そしたらふたりとも”福山さんはどうなの?”ってはぐらかすんです。どうなんですか、役所さん?」と問うと、役所さんは「ホントはですね、僕は、誰一人も殺していないんですよ」と告白。福山さんが「え?本当ですか?」と疑心暗鬼に突っ込むと、役所さんは「ええ…みなさんで判断してください(笑)」といい、福山さんは「どっちなんですか!今日もやっぱり教えてくれないんだ…」と、ますます混乱する始末。
ベネチアで二回目を鑑賞した広瀬さんは、新たな発見に気づいたようで、「映画が完成されたときに、監督に咲江が殺ったように終わってるよって言われて、え?わたし殺っていたのかな?って思ったんです。私も、咲江は被害者じゃないと、どこかで思ってはいたんですけど…公式上映を観たときに、これは私じゃないと思いました…!」とコメント。一度だけでなく、二度目、三度目も観ても、真相が変わっていく本作に、福山さんが「そうです、何が言いたいかお分かりですよね…。二回目もよろしくお願いします。」とコメントし、会場からは笑いが巻き起こりました。

映画のタイトルにある”三度目”にちなみ、一度、二度ならず、三度も何度もやってしまう失敗やクセについて問われると、福山さんは「僕はとにかくギターを買ってしまうんですよね…。どうせ買うことは決まっているのですが、いつも自分で逡巡するんですよね。これは儀式みたいになっていて、自分でもなにやってんだと、しみったれた感じがいつも好きじゃないなと思っています(笑)」と明かし、役所さんは「舞台挨拶をすると、こうやって質問をたくさんいただいて、僕は事前に考えなくちゃなって思っているんですけど、実は考えてなくて…決まらないんですね。(笑)だからいまだに何も決まっていないですね。これが僕のダメなところです。」と意外な一面を明かし、広瀬さんは「私は、ハマったお店は3日間連続とか行っちゃうんです。この前は、串揚げにドはまりしたんですけど、週3~4くらいでお母さんとか一人とかで通っていました。」とコメント。満島さんは「僕はひとつのことにしか集中できないので、ひとつをやっていると、またひとつ忘れるんです。それでいつもチャックが開いてるんですよ…。この映画の撮影でも空いていました(笑)」と暴露し、そこへ福山さんが「それは深刻だね…。もう今後の舞台挨拶はみんなチャックを気にしちゃうね」と突っ込み、またもや会場は笑いに包まれました。

最後に、キャスト陣を代表して、役所さんが「この映画は二度目でもいろんな発見がある映画だと思います。そして、”三度目”観てやっと完成するんだと思います。ですので、みなさんもまた劇場に足を運んでください」、福山さんが「監督の新たなチャレンジの作品になっていると思います。そのチャレンジにスタッフ、キャストの我々も新しい部分を引き出されました。今回の映画はひとつの真実かと思いきや、いろんな謎散りばめられて、観客も翻弄される参加型の新しいエンターテインメントだと思います。僕も三度見て生まれた新たな解釈を皆さんと共有したいので、二度三度観てください!」と、万感胸に迫る思いで観客へメッセージを寄せ、万雷の拍手に包まれるなかイベントは幕を閉じました。

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