日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにした大ヒット映画『百円の恋』から3年。同スタッフが再集結し、盟友・足立紳の実話をヒントに生み出されたオリジナルストーリーをひっさげた武正晴監督・最新作『リングサイド・ストーリー』が、本日完成披露上映会を行いました。

【  日 時  】  9月6日(水) 19:00〜19:35
【  場 所  】 新宿FACE
【  登壇者  】 佐藤江梨子・瑛太・有薗芳記・武藤敬司・武尊・黒潮“イケメン”二郎・
亀田興毅・亀田大毅・武正春監督
【 総合司会 】  関根勤

≪レポート≫

豪華出演者とゲストが、いざリングへ!!

『百円の恋』で日本映画界にセンセーションを巻き起こした武 正晴監督の3年ぶりの最新作で、格闘技界を舞台にした『リングサイド・ストーリー』の完成披露上映会が9月6日(水)、東京・新宿区歌舞伎町の新宿FACEにて開催。武監督、W主演を務めた佐藤江梨子、瑛太をはじめ、有薗芳記、さらに格闘界から本作に参加しているK-1チャンピオンの武尊、黒潮“イケメン”二郎らを迎えて、リング上での舞台挨拶が敢行された。司会を関根勤が務め、サプライズゲストとして元プロボクサーの亀田興毅&大毅兄弟、そしてプロレス界のレジェンド・武藤敬司も来場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。

関根さんが司会として登場すると、会場は驚きと歓声に包まれる。格闘技への深い造詣で知られる関根さんだが、本作について「随所に格闘家へのオマージュが入っていて凝っているし、それに応える瑛太さんの身体能力もすごい! 知らない人が見たらプロの格闘家だと思うくらい素晴らしい!」と本作に太鼓判。その関根さんの紹介で、佐藤さん、瑛太さんらが拍手と歓声の中、リング入場!

4年ぶりの映画主演を果たした佐藤さんは、本作へのオファーについて「すごく面白そうな企画で、脚本も素晴らしくて、すぐに(出演を)決めました」と明かす。武監督とは昨年末にある忘年会で顔を合わせる機会があったそう。「最初、『百円の監督です』と紹介されて、いやいや、そんなに安くないでしょ! って思った(笑)」と思わぬ勘違いを明かし、笑いを誘っていた。

そして、瑛太さんはパブリックイメージを大きく裏切るヒモで売れない俳優という“ダメ男”を演じているが「演じているときは僕自身はダメ男とは思ってなかったです。大胆で、ピュアで、役作りを怠らない男だと思っていました」と明かす。また、俳優の役という点では、自身の若い頃を思い出して演じた部分もあったようで「俳優仲間と居酒屋で、グダグダと俳優論を語ったり、そういう時期が僕にもあったので…」と懐かしそうに語っていた。格闘シーンに関して、瑛太さん自身も空手の経験があり、ジムで一緒に練習をした、現役のK-1王者である武尊さんからも「蹴りがメチャメチャ重くて効きました!」と言わしめるほど。武尊さんからは「ぜひK-1に!」と格闘界デビューのオファーも飛び出したが、瑛太さんは「やめときます(笑)」と照れ笑い。

その武尊さんは、演技初挑戦となったが「やったことはなかったけど、興味はあって、格闘技のお話と聞いて『ぜひ!』と…」と出演の経緯を語る。この武尊さんの演技を登壇陣は一様に絶賛! 武監督は「他の俳優がヤバいと思うくらい、嫉妬するほど自然な演技」と語り、佐藤さんも「この中で一番、得してると思います」とうなずく。瑛太さんは、まさに武監督の言葉通り武尊さんの演技に「嫉妬しました」と告白。「才能の塊です。なんでもできるんですよ。K-1のチャンピオンで、今回、映画の新人賞も獲ると思う」と格闘界から現れた新星への警戒を口にした。

武藤敬司率いる団体「WRESTLE-1」所属で、武尊さんと同様に今回、演技初挑戦となった、イケメン二郎さんは「プロレス以外の仕事をしたことがなくて、ギャラはいくらだろう? とか興味本位でやらせていただき、いろいろ勉強になりました」とニッコリ。佐藤さんとの共演について「目の前で見て感動しました! ファン心理で見てしまって、どうしてもプロになりきれず…」と語り、この日も、佐藤さんの隣でデレデレ!

こんな各界から集結した個性派の男たちの戦いを裁くレフェリーを演じた有薗さんは、「WRESTLE-1」のプロのレフェリーの指導を受けたそうで、映画を見た人が本物のレフェリーと勘違いするほどの見事な試合裁きを見せている。「僕らの世代は子どもの頃、ゴールデンタイムにプロレスを見ていたので」とレフェリー役に感激しきりだった。

ちなみに、この日の会場の新宿FACEは『百円の恋』のボクシングの試合のシーンの撮影が行われた場所であり武監督にとっては特別な場所。武監督は「不思議な気持ちです。またここに戻ってきたと感動してます」としみじみ。各界のスターを集めての本作について「プロレスやK-1の人と仕事ができて、映画をやってて本当によかったなと思いました」と感慨を口にした。

さらに、スペシャルゲストとして亀田兄弟が登場し、佐藤さんと瑛太さんに花束を贈呈。大毅さんは自身の出演シーンについて「見つけられたらすごい! 瞬きで終わった(笑)」と明かす。兄の興毅さんは「格闘技の裏側をこんなにリアルに描いた作品は他に知らない。これを見たら格闘技の見方が変わると思います」と格闘界の人間として称賛を送った。

そして、最後にリングに登場したのは、プロレス界のカリスマ・武藤さん。武藤敬司本人役での出演となったが、武監督に「次はナヨナヨした役でお願いします!」とリクエストを出し、会場をわかせていた。

最後に、W主演の佐藤江梨子さんと瑛太さんが締めの挨拶をした。
佐藤は、「とっても楽しい作品なので、沢山の人に観て欲しいです!」と上映前の観客に笑顔で語り、瑛太は、「瞬きしないで見てほしいですが、特に見どころは僕!」と堂々たるアピール!会場は大きな期待を込めた大きな拍手に包まれた。

『リングサイド・ストーリー』は10月14日(土)より新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか全国公開。

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