ジョージ・クルーニー監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本最新作「Suburbicon(カタカナ読み:サバービコン)」(原題)が、世界中から良作をお届けしているSTAR CHANNEL MOVIESと東北新社の配給で日本公開を予定しております。

・豪華スタッフ・キャスト陣らがレッドカーペットに登場!
俳優として常にハリウッドの第一線で活躍し、『グッドナイト&グッドラック』(05)でアカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされたジョージ・クルーニー監督の長編第6作となる新作「Suburbicon」(原題)が、第74回ヴェネツィア国際映画祭(8/30−9/9)のコンペティション部門に出品されている。
9月2日(土)の公式上映前のレッドカーペットにジョージ・クルーニー監督、主演のマット・デイモン、そしてジュリアン・ムーアらが登場して会場を沸かせた。
上映は夜に予定されているにも関わらず、レッドカーペットの前では朝から長蛇の列ができていた。そんなファンの熱い想いに応えるように、許す限り丁寧に対応しているハリウッドスターたちに歓声が鳴り止まなかった。そのため、本来の上映開始時間より、およそ20分ほど遅れてのスタートとなった。

・珠玉のコンペ作品群!
ジョージ・クルーニー、ヴェネツィアで再び受賞なるか!?
第74回を迎える今年のヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門は、ダーレン・アロノフスキー、ギレルモ・デル・トロ、アレクサンダー・ペイン、フレデリック・ワイズマンら、そして日本からは是枝裕和監督など注目の巨匠の最新作21作品が出品されている。そんな中、過去には第62回のヴェネツィア国際映画祭で監督作品『グッドナイト&グッドラック』(05)が脚本賞、男優賞(デヴィッド・ストラザーン)を受賞しており、本年の映画祭でも各賞の受賞が期待されている。
2014年にはイギリス人弁護士・人権活動家であるアマル・アラムディンと宮殿ホテルと呼ばれる「アマン・カナルグランデ」で挙式をしており、クルーニーにとってヴェネツィアはとても意味のある町である。今回のレッドカーペットでも夫人をエスコートして登場した。

「Suburbicon」
ジョージ・クルーニーがメガホンを取り、ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン兄弟が脚本を手がけた本作は、白人だけが住む閑静な街「サバービコン」に暮らす、ある一家に降りかかる事件を描いたコーエン兄弟らしいシニカルな要素があるサスペンス。
コーエン兄弟は80年代から本作の企画をあたためていた。マット・デイモンが主演を務め、そのほかにジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックらが共演している。
「Suburbicon」は本年10月27日よりアメリカ公開となり、日本では2018年春全国ロードショーをとなる。

(c) Kazuko Wakayama