9月15日(金)より全国公開いたしますエミール・クストリッツァ監督の、9年ぶりの最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』。本作の公開を記念し、9月2日(土)に、エミール・クストリッツァ監督が率いる世界でカリスマ的な人気を集めるバンド“ザ・ノー・スモーキング・オーケストラ”が来日し、Zepp TOKYOにて一夜限定のスペシャルライブを開催いたしました。

[ライブ詳細]
・公演名:『オン・ザ・ミルキー・ロード』公開記念 エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラ来日スペシャルライブ
・日 時:2017年9月2日(土)18:00~
・場 所:Zepp TOKYO(江東区青海1-3-11)

『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』などの名作を送り出してきたエミール・クストリッツァ監督が、9年ぶりの最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』の公開を記念し、彼が率いるバンド「エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラ」と共に来日!9月2日(土)に一夜限りのスペシャルライブをZepp TOKYO(東京)にて行い、観客を熱狂に巻き込んだ。
ザ・ノー・スモーキング・オーケストラの来日は2008年以来、9年ぶり二度目。クストリッツァの故郷であるバルカン半島を発祥とするジプシー・ミュージックにスカ、ハードロックなど様々なジャンルを混ぜ合わせた“ウンザ・ウンザ・ミュージック”で知られ、世界的な人気を誇る。今回、クストリッツァ(vocals/guitar/percussions)をはじめ、計9名のバンドメンバーが来日した。


約1500名の大歓声に迎えられたクストリッツァとバンドメンバーたちは、オープニングからノリノリ!「jaguar」で幕を開けると、クストリッツァはすぐにバンドメンバーの紹介をはじめ、最後に「My name is Emir Kustrica! This is The No Smoking Orchestra!」と名乗りを上げ、序盤から会場は熱狂に包まれる。そして「一緒に楽しもう!」と人気曲「MTV」を演奏し、クストリッツァはドラムを披露。サビの部分を観客も一緒に熱唱し、会場は一体となった。
続いて、次々と女性客を客席からステージに引っ張り上げ、即席のダンサーチームを結成!その場で自らが見本となってダンスを指導し、会場は笑いに包まれる。中盤の「Romeo」でも「日本のジュリエットが必要なんだ!」と客席の中から愛しの“ジュリエット”を見初めてステージに引っ張り、歌って踊ってとやりたい放題!曲と曲の間奏ではなぜか一貫して「ピンクパンサーのテーマ」が使われ、途中、バイオリンの弓を口でくわえて演奏するなどの曲芸も披露し、ユーモアと茶目っ気たっぷりのMCを交えながら観客を熱狂へと巻き込んでいく。
終盤になると『アンダーグラウンド』でお馴染みの名曲「Drang Nach Osten」、『黒猫・白猫』から「Buba mara」などの名曲を次々と披露し、会場の興奮は最高潮に達する!クストリッツァは何度も「Tokyo!Tokyo!」と呼びかけ、そのたびに客席からは歓声がわき上がった。アンコールでは「Tarantela」、序盤でも披露した「Cereza」などを演奏。体を揺らし、絶叫し、熱狂の中で1時間半を超える熱演は幕を閉じた。
アンコール後、クストリッツァらメンバーが引き揚げた後も、観客はステージ前につめかけ、10分近くにわたって拍手とコールを送る姿が見られるなど、改めてクストリッツァ、そしてザ・ノー・スモーキング・オーケストラのファンの熱さをうかがわせた。

【エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラ プロフィール】
サラエヴォ出身のパンクバンド“ザブランイェノ・プシェンェ”に1986年、『パパは、出張中!』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したばかりのエミール・クストリッツァが合流。1994年、ベオグラードへ活動拠点を移し、“ノー・スモーキング・オーケストラ”と改名。バルカン・ミュージックとジャズ、ラテン、スカ、ハードロックなどをミクスチャーした独自の“ウンザ・ウンザ・ミュージック”で注目を集め、2001年に発売された「ウンザ・ウンザ・タイム」が世界的大ヒットアルバムとなる。
バンドはさらに進化を続け、聴いたら踊りださずにはいられない”爆発性ニトロ化合物ウンザ・ウンザ・ミュージック”と言えるダンスミュージックは、ヨーロッパのみならず、アメリカ、南米、アジアでも数千~数万人規模の会場でソールドアウト連発のカリスマ的な人気を集めている。