国内外で常に注目を集める黒沢清監督が劇作家・前川知大氏率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。
数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイディアをもとに、誰も見たことがない、新たなエンターテインメントが誕生しました。夫の異変に戸惑いながらも夫婦の再生のために奔走する主人公・ 加瀬鳴海に長澤まさみ。侵略者に乗っ取られた夫・加瀬真治に松田龍平。一家惨殺事件の取材中に侵略者と出会うジャーナリスト・桜井に長谷川博己。桜井が密着取材を申し入れる若き侵略者たちー天野に高杉真宙、立花あきら に恒松祐里。5人は黒沢組初参加、それぞれが映画初共演という新鮮な顔合わせ。さらに脇を固める豪華キャストにもご注目ください。

この度、9月9日(土)の全国公開を記念し、特別試写会イベントを開催いたしました。
本作のメガホンを執った黒沢清監督と、劇中では侵略者としてアクションを披露した恒松祐里が登壇し、共演者との貴重な撮影エピソードをたっぷりと語りました。また、恒松が初挑戦したアクションについて黒沢監督が絶賛する場面も。

『散歩する侵略者』特別試写会イベント概要
【日時】 8月24日(木) 19時~19時25分
【場所】 新宿ピカデリー スクリーン3 (新宿区新宿3丁目15番15号)
【登壇者】黒沢清監督、恒松祐里

<以下イベントレポート>
9月9日(土)の全国公開を前に行われた本イベントは、映画の公開を心待ちにする多くの観客で会場は満席になりました。なんと当日のチケットは約50倍の当選確率という盛況ぶり!そんな中、本作のメガホンを執った黒沢監督と、見た目は女子高生だけど中身は侵略者という異色のキャラクターを演じた恒松祐里が登場すると、会場は溢れんばかりの拍手に包まれました。

まずはじめに恒松は「本日は暑い中お越しいただきありがとうございます。短い間ですがよろしくお願いします」と挨拶。
続いて黒沢監督は「恒松さんと舞台挨拶に立てるとは夢のようです。現場でも最年長と最年少の2人なので、極端なトークになるかもしれませんが、よろしくお願いします」とコメントしました。

日本のみならず世界からも注目を集める黒沢監督作品に初出演した恒松。
黒沢監督は「この若さで侵略者というとんでもないキャラクターを演じることができる驚きがあります。この若さで矛盾の存在を演じられるなんて、天才ですよね」と恒松の熱演を絶賛し、これには恒松も照れた様子。

人間ではない、侵略者という役を演じるにあたり、恒松は色々と苦労も多かったようで「あきらを演じるにはどうすればいいかとても考えました。アクションの練習の時に、監督から笑いながら演じてみてと言われたことをヒントにしました」と監督のアドバイスを忠実に再現したことを明かしました。

黒沢監督にとっても、原作が舞台の映画化に加え、初共演のキャストということで、全てがチャレンジだったそう。「劇中に登場する様々なタイプの侵略者たちが、自分たちのルールに従って行動する。でも、ルールがあるようで違うことをする人もいて、ルールがあるのにざっくりしているという点で両立させるのに神経を使いました」と語りました。

劇中で恒松は、アンジャッシュの児嶋演じる刑事・車田を投げるなど、アクションシーンにも挑戦。「アクションの練習中にできたアザを治そうと思って、インターネットで調べたら爪楊枝を束ねて叩くと良いと知って、実際に試したら本当に治ったんですよ」と明かし、会場がざわつく場面も。

また、主演の長澤まさみをはじめ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙など豪華オールキャストの競演も見どころの一つとなっている本作について、恒松は「長谷川さんは、かっこいい大人で、色気もあって。共演した高杉さんと一緒にかっこいいね!と話していました。同じ侵略者を演じた松田さんには、侵略者としての仕事をしていなくてごめんね、と言われました(笑)」と意外なエピソードを明かしました。

最後に、黒沢監督と恒松さんより、これから映画をご覧になる方へメッセージをいただきました。

恒松:「とにかく楽しんで観ていただけたらと思います。アクションも頑張りました」

黒沢監督:「皆さん、タイトルからどんな映画だと想像しますでしょうか。ご覧いただければ、想像通りな部分と違う部分があるかもしれません。でも最後まで付き合っていただければ、鮮明な答えがみつかるはずです。本日はどうもありがとうございました」

黒沢監督がキャスト陣に寄せる信頼が垣間見られると共に、恒松の全身全霊のアクションに期待が高まる大盛り上がりのイベントとなりました。

以上

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