映画『関ヶ原』史上初?! 敵陣に乗り込んで”鬼”ヒット祈願!“徳川家康”軍に勝利をもたらした神田明神に“石田三成”軍が揃い踏み!
世代を超えて熱烈なファンを数多く持つ歴史小説界の巨匠・司馬遼太郎原作「関ケ原」。現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が620万部を超える大ベストセラーが、『日本のいちばん長い日』で第39回日本アカデミー賞優秀作品賞、及び優秀監督賞を受賞した巨匠・原田眞人監督の手により完全実写化されいよいよ8月26日(土)より全国公開となります。
この度、本作の公開を直前に控えた21日(月)、神田明神(正式名称:神田神社)にて公開直前イベントを開催いたしました。イベントには主人公・石田三成を演じた岡田准一さん、三成の右腕である島左近を演じた平岳大さん、圧巻の演技で豊臣秀吉を演じた滝藤賢一さん、左近の妻として関ヶ原の合戦に挑む花野を演じた中越典子さん、そして本作を手掛けた原田眞人監督が登場いたしました。
■登壇者(敬称略): 岡田准一、平岳大、滝藤賢一、中越典子、原田眞人監督(予定)
■日時: 8月21日(月)
■場所: 神田明神 (〒101-0021 東京都千代田区外神田2-16-2)
構想25年。歴史小説界の巨匠・司馬遼太郎による原作をベースに日本映画で初めて“関ケ原の戦い”を描いた映画『関ヶ原』が、8月26日(土)に全国公開される。日本のみならず、世界が注目するこの超大作の公開を直前にした8月21日(月)には東京・神田明神で大ヒット祈願イベントが行われ、主演の岡田准一(36)、共演の平岳大(43)、滝藤賢一(40)、中越典子(37)、原田眞人監督(68)が参加した。
神田明神は、徳川家康が天下分け目の関ヶ原の戦いで石田三成に勝利する為に祈祷をした場所で、西軍にとってはまさに敵地。そんな場所で西軍そろっての大ヒット祈願に石田三成役の岡田は「今日は西軍がそろっていますので、まずは徳川家康役の役所広司さんにこのことを伝えたい」と笑わせながら「ここは歴史のある場所。そんな場所でご祈祷できて大ヒットに向けていい時間になりました」と喜んだ。
撮影を通して岡田は「どの役も生き生きとしていて、滝藤さんが演じた豊臣秀吉はこれ以上ない秀吉だった。原田監督の演出はすべてのキャラクターに愛情が込められた演出方法なので、別の視点からそれぞれのキャラクターのスピンオフを見てみたい」と原田タッチに感服。三成の右腕である島左近役の平から「撮影は毎日がエピソードだらけ。岡田さんからは“昨日鬼が出たよ”という話があったり…」とふられると岡田は、現場で激を飛ばす原田監督を“鬼”と表していたことを明かし「僕が勝手に『関ヶ原』には鬼が出るという噂を流していました。今日は大鬼か、中鬼か、どれくらいのレベルの鬼が出たのかをみんなで話し合っていました」と遊び心あふれる舞台裏を振り返った。
豊臣秀吉役の滝藤は「岡田さんに、これまでの誰が演じた秀吉が良かったかという話をしたら、それは『滝藤さんですよ』とちょっと鼻を膨らませて丸顔で言ってくれた」と照れ笑い。岡田は「現場で控えている姿が秀吉だった。めちゃくちゃ秀吉だった。三成が仕えている時間の長さを感じさせてもらいました。また滝藤さんの秀吉を見てみたいと思った」と絶賛。また岡田は特殊メイクを駆使して島左近を演じた平を「メイクをしたら別人。僕は勝手にライオン丸と呼んでいましたが、平さんがメイクをしたら喋りかけられないような関係性でした」と評していた。
左近の妻として関ヶ原の合戦に挑む花野役の中越は、この日出産後初のイベント出演。その心境を聞かれると「すがすがしいです」とニコリで「ずっとお腹の中にいてくれた子がようやく外に出てくれて顔も見れて、すがすがしい気持ちといろいろな感情を毎日もらえるので、前よりも心が豊かになれるような気持ちをいただいている」と幸せそうなママの表情。演じた役どころについては「たくましく筋の通った肝っ玉の据わった方。医学を活かして旦那様に付いて戦場にいられたのは光栄だったはず」と分析した。
イベント終盤には、キャストが作品にちなんで「人生における決戦の日」を川柳で発表。岡田は「鬼が出て 鬼締め決めて 鬼ヒット」。平は「関ヶ原 のるかそるかの ヒラ左近」。滝藤は「ド緊張 10年振りに 原田組」。中越は「秋の空 我が子と共に いざ合戦」。
岡田は「甲冑を着るときに、当時の武士たちが締めたのと同じくらい甲冑の紐を締めながら現場に向かいました。小道具さんからは『今日は鬼締めでいきましょうか』といわれるくらい。その鬼と掛けました。今回は鬼に縁がありますね」と理由を説明。中越は「去年の今頃だった撮影中はお腹の中に子がいる状態だったので、私にとってもある意味戦いでした。安定期に入っていなくて不安でした。こっそり地面で寝ていたこともありました」と当時を懐かしそうに回想した。
キャスト陣の川柳に原田監督は「僕の人生の標語にしたいくらいのものもある。鬼ヒットで決めていきたいね」と勇気をもらったようで、岡田も週末の封切りに向けて「携わることが出来て幸せだったと思える作品になった。自分にとって代表作になると信じています」と本作の鬼ヒットに自信をのぞかせた。