この度、菊地健雄監督作品『ハローグッバイ』(配給:アンプラグド)が公開初日を迎え、キャスト登壇の舞台挨拶が行われました。本作は、孤独と秘密を抱える正反対の女子高生2人の間に友情が生まれる様子を繊細に描き出した、瑞々しい青春ドラマです。下記の通り、初日舞台挨拶を執り行いました

映画『ハローグッバイ』初日舞台挨拶
■日時:7月15日(土) ■場所:ユーロスペース
■登壇者:萩原みのりさん、久保田紗友さん、もたいまさこさん、渡辺シュンスケさん、渡辺真起子さん、岡本夏美さん、川瀬陽太さん、菊地健雄監督

萩原みのりさんと久保田紗友さんの若手2人が主演を務める映画『ハローグッバイ』が7月15日、東京・渋谷ユーロスペースで封切られた。初日舞台挨拶では、主演2人と監督に加え、もたいまさこさん、渡辺シュンスケさん、渡辺真起子さん、岡本夏美さん、そして急遽駆け付けた川瀬陽太さんが登壇した。本作は、孤独と秘密を抱える決して関わることのなかった女子高生2人が、ある認知症のお婆さんと出会うことで歩み寄り、ぶつかり合い、少しだけ前に進んでいく青春ドラマである。本作が初の主演となる萩原さんは開口一番「今日が初めての舞台挨拶なので、ものすごく緊張しています」と現在の気持ちを明かした。同じく初主演の久保田さんは「ついにこの日がやってきて。去年の撮影からあっという間でしたが、今は幸せな気持ちです」と笑顔を見せた。

認知症のおばあさん小林悦子役を演じた名女優もたいまさこさんとの共演に萩原さんは「私達、もたいさんのことが本当に大好きすぎて。カメラが回っていない時もずっと一緒にいてくれたことがとても嬉しかったです。商店街のシーンでお団子屋さんがあって、二人で『お団子美味しそう』と話していたら、後からもたいさんがお団子を買ってきてくださったんです!撮影中は終始もたいさんの前でキャッキャしていました!」と楽しそうに振り返った。それに対しもたいさんは「可愛かったですよ~」と優しい眼差しで返し、会場は笑いに包まれた。また、本作でもたいさんの娘、小林早紀役を演じた渡辺真起子さんは本作を振り返り「本当に撮影時はアスファルト溶けちゃうんじゃないかってぐらい暑くて、監督もしつこいし(笑)。でも炎天下の中の撮影でしたけど、幸せな時間でした」と語った。萩原みのりの友人役を演じた岡本夏美さんは「主演2人とは違ったい生き方をした女子高生を演じて、少しでも2人の関係性にスパイスのようなものを加えられたらと思い演じました」と岡本さんの演技に対し、萩原さんは「正直、怖かったです!」と暴露。「『私達、友達だよね?』という台詞があるんですけど、その時の顔がものすごく怖くて…。でも普段は本当に優しいです!」と言うと岡本さんは「逆にそのフォローだめ!」というやりとりに会場は大盛り上がり。

最後に会場の方へのメッセージにて萩原みのりさんは「すごく素敵な作品に主演という形で出させていただいて、とても幸せでした。私はこの作品が本当に大好きなので、みなさんにも好きだと思ってもらえたら幸せです!」と語った。久保田さんは「この作品を作る段階からすべてが一期一会だと思っていました。短距離走のような機関の中ですごく濃密な時間を過ごせました。あの当時16歳の私だったからこそ生まれる感情を出せて、それを映し出せた作品になっていると思います。この作品を観て、少しでもポジティブに、そして共感して頂ければ嬉しいです」と感謝の気持ちを語った。もたいさんは「ここを観てほしいというシーンはなく、むしろ全てを楽しんで観て欲しいです。でも特に私が推すのは渡辺シュンスケさんが演じるシーン。生のシュンスケさんはとても素敵ですよ」と褒め、渡辺シュンスケさんは照れることしきりだった。  最後に本作の監督を務めた菊地監督は「みなさん一人一人が存在してくれた作品になりました。1回見ただけでは気づかない細かい部分もあるので、2度3度見るたびに新たな発見ができる作品となっていますので、ぜひみなさん何度も足を運んでいただければと思います」と強くメッセージを残した。映画『ハローグッバイ』は7月15日より渋谷ユーロスペース他全国順次公開中。