日本語吹替版の初お披露目となるジャパンプレミア上映前の舞台挨拶が行われ、客席後方より、今回の役柄であるバレリーナをイメージしたミントグリーン色の華やかなワンピースの土屋太鳳、自身が演じたキャラクターをイメージした黒の衣装を身に纏った夏木マリが揃って登場。まるで実写になってスクリーンから飛びだしてきたような二人に、場内からはかわいい!格好良い!と歓声が上がり紙吹雪が舞う中を華やかに登壇した。
土屋「本日は、お集まりいただきましてありがとうございます。本当に素晴らしい作品とこのフェリシーという役に出会えて幸せです。フェリシーとして生きれたことが嬉しくて、この役を通してパワーをもらい、そんなイメージの衣装を着てきました。どうぞよろしくお願いします。」夏木「「ル・オー夫人を演じました。今日は大好きな太鳳さんとご一緒できるとのことで、張り切ってルオー夫人になりきってみましたがいかがでしょうか?」と問いかけると、会場からは溢れんばかりの拍手が起こった。

「この作品は、フェリシーが夢に向かって頑張る素敵な作品なので、私はル・オー夫人として、久しぶりにスパイスの効いた役をさせて頂きました。」と挨拶しイベントはスタート。

吹替版の完成を受け、作品を観た感想を尋ねると、土屋「フェリシーの動き、19 世紀のパリならではの街並みや空に鳥肌が立ちました。彼女に共感するところも多かったので、自身の経験を通して何を伝えられるか考えました。海外のアニメーションの吹替で、日本とは違う文化や言葉から作られる表情に日本語をあてるのがとても難しくて、はじめ打ちのめされましたが、この作品自体がもつパワーをもらって、頑張りました。」と振り返った。土屋のアフレコについて夏木は、「国内では太鳳さんしかいない!と思えるほどにぴったりでした。ご自身でも踊ってらっしゃることもリスペクトしているのですが、そんな彼女だからこそのフェリシーになっていたと思います。出来栄えも 120%です!」と土屋を絶賛!
「すごくいいお話ですし、このような主人公が頑張るアニメーションってアメリカ製作のものが多いけど、この作品の舞台はフランスです。我々の知っているパリが、これからできるという瞬間を描いていて素晴らしいですし、泣きました。こんな優しい映画に出演させて頂いていいのか?と思うほどでした。」と作品についても太鼓判のコメント。フェリシーを指導するバレエ学校の指導者役・メラントゥを務めた世界的バレエダンサー・熊川哲也の演技についての話題になると、土屋「まず、本当にぴったりだなと思いました。沢山の方をご指導されている方なので、フェリシーを指導するときの声の出し方などとても分かりやすく、伝わりやすく感じました。」夏木「初めての声の出演ということですが、非常にお上手だなと思いました。やはり一芸に秀でる方はなんでもできるのだなと思いました。」と熊川の演技についてコメントを寄せた。
本作でフェリシー役のみならず、主題歌、作詞にも初挑戦となった土屋は、バレエの世界が舞台だが、少女の心が揺れ動く姿や挫折もきちんと描かれていた所に強く共感したことを土台にみなさまへのエールも込めて、と作詞をした時のことを振り返った。

土屋「タイトルの『フェリシーズ』は、フェリシー達という意味で、沢山の方々に届けたいと思ってタイトルです。土屋が主題歌を担当したことを試写で観た時に知ったという夏木は「やるな、お主!歌も歌っちゃうの?と思いました。素晴らしい歌声ですし、もう大リスペクトです!」と歌についても太鼓判。
さらに本作の“夢に恋する女の子”にちなみ「何に恋をしていますか?」という質問を投げかけると、土屋「私は夏に恋してます!夏というと今までは部活の強化合宿のイメージでしたが、最近はプライベートでも浴衣を着たり、冷たいお酒にお料理を作って見たりしたいなと思います。」と新たな夏の楽しみを、夏木は「とにかく、土屋さんの大ファンで、私が主宰をしている舞台表現「印象派 NÉO」の舞台で、いつか太鳳さんにプリンシパルとして出てもらって一緒にパフォーマンスをしたいと、彼女のデビューしたての頃から勝手に妄想しています。お忙しいと思うのですが、懲りずにアプローチをしていきたいと思います。なので、土屋太鳳に恋してます!といった感じです。長年の夢なので、どうか実現できるように頑張りたいです。」と改めて土屋へラブコール!土屋もぜひ!と相思相愛の様子が伺えた。
続いて、これから作品を観る観客に気遣いながら、それぞれお気に入りのシーンを挙げた。土屋「フェリシーが小さい頃から見守っているいかつい用務員さんのオジサンがいるのですが、彼の後半の登場場面が私は大好きです。」夏木「フェリシーが、バレエの特訓をするシーンと、フェリシーが頑張ってつみあげたものをル・オー夫人が一瞬にして“打撃”を与えるシーンが好きです。みなさん、楽しみにしてくださいね。一瞬ですから!(笑)」
見どころについては、土屋「バレエの動きがとても魅力的で、その中でもフェリシーの情熱が込められたコンテンポラリー的な動きにも注目です。」
夏木「パリの風景がとにかく美しいことと、オレリー・デュポンとジェレミー・ベランガールがバレエの監修をしているということですね。バレエを志している方でしたら誰しもが憧れる方。アニメーションと思えない、実写のように美しいです。」と美しさが凝縮された本作について語った。

そして最後に、夏木「フェリシーが頑張って夢を掴む、素晴らしいストーリーですので、今日は楽しんで頂いて、また自分の夢も見つけてもらえたらと思います。どうぞ楽しんでください。」とコメント、土屋「夢の魅力、厳しさの両方が描かれるパワーあふれる作品となっています。何かを見つけたい人、何かを見失いそうな人も見て欲しいと思います。ぜひフェリシーと一緒に、夢へと飛び立つ心のトウシューズを見つけて欲しいと思います。本日は本当にありがとうございました。」とイベントを締めくくった。