門脇麦主演、映画『世界は今日から君のもの』初日舞台挨拶にキャスト&監督が集結
7月15日より渋谷シネパレス他全国順次公開が決定しておりました映画『世界は今日から君のもの』が無事に初日を迎えました。
渋谷シネパレスにて舞台挨拶も行われ、引きこもり女子を演じた主演・門脇麦、門脇演じる真実が恋心を抱く?!会社の上司役・三浦貴大、真実の同居人でスタイリスト役の比留川游。そして、門脇演じる真実の父親役・マキタスポーツ、母親役・YOU、人気脚本家で監督第二作品目となる尾崎将也監督が登壇致しました。
【 日 時 】 7月15日(土) 11:50〜12:20
【 場 所 】 渋谷シネパレス スクリーン1
【 登壇者 】 門脇麦、三浦貴大、比留川游、マキタスポーツ、YOU、尾崎将也監督
≪レポート≫
門脇が『セーラー服と機関銃』のワンシーンに挑戦?!
NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、連続テレビドラマ「結婚できない男」、「オトナ女子」などで知られる人気脚本家・尾崎将也による、長編映画監督作『世界は今日から君のもの』。尾崎が書き下ろしたのは、不器用な女の子が一歩外の世界に足を踏み出す姿を、時に微笑ましく時にウルッとさせながら温かく見守る成長の物語だ。
満席御礼の客席から大きな拍手で迎えられたキャスト&監督。昨今、原作ありきの映画化が多い中でのオリジナルストーリーが誕生した理由について尾崎監督は「自分の昔の姿を投影しました。前からやりたいと思ってて3年前に門脇さんにお会いしてやろうと思いました。劇中でイラストを描き続けているところは自分が昔映画館で映画をずっと見ていた姿という感じです。」それに対し門脇は「私は高校時代に引きこもっていたという訳ではないですけど、一人で行動することが多かったです。家の中というよりは外に出て走ったりして。後はDVD屋さんで“あ行”から順番に4~5作品ぐらい見ていくっていうのをやってました(笑)さすがにちょっとこれは効率が悪いなと思って“さ行”あたりでとまっちゃいましたけど(笑)」と可愛らしいエピソードを披露。撮影中一番思い出に残っていることと聞かれると「(三浦さん演じる矢部の)会社に乗り込んでいくシーンですね。その時に『セーラー服と機関銃』が頭の中で流れてました(笑)」と語った。
ゲーム会社の社員役だった三浦は、俳優じゃなかったらどんな職業に就きたいかと聞かれ「花屋になりたかったです。大きい花屋ではなく、町にあるような小さな花屋で一生を終えたら幸せだろうなって!カメラに映るの好きじゃないんですよね(笑)」それにすかさずマキタスポーツは「病んでんの?!」と突っ込み会場を沸かせた。一番好きなシーンを問われると、「(マキタスポーツ演じる主人公真実の父と)一緒にやきとりを食べているシーンですかね。とりあえずやきとりが本当においしかったんですよ!」と答えた。
本作品で映画初出演を務めた比留川は「エリカはとてもアクティブで、自分のことをはっきり伝えるタイプですね!エリカのお部屋はとても可愛くて!私の自分の部屋は女の子っぽくはあまりないので、女の子らしいエリカの部屋はとても素敵でした。」
YOUとプライベートでも仲が良いと明かしたマキタスポーツは、YOUと夫婦役を演じた感想を聞かれ「YOUさんとはある意味やりづらいですよ。。プライベートでも飲みに行ったり、だってスポーツって呼ばれてるんですよ!」と明かすと会場は大爆笑。続いて「(仲が)深まりすぎてやりづらかったですけど、YOUさんがそこにいれば大丈夫みたいなとこはありました。」と語った。
母と娘は永遠に変わらない深いテーマでしたねとMCから投げかけられたYOUは「(自分が演じた役が)ダメな女でしたね~。昔から子供を捨てたり、そうゆう役ってよく呼ばれるんですけどね。スポーツとは一緒に飲んでて楽しいし、夫婦役やってみたいと思ってたのでよかった」と答え共演者一同笑った。
最後に、本作品と絡めて皆さんにとっての人生の転機は?という質問に
門脇は「人生は色々なことが繋がっているので、すべてが転機のように感じますが、バレエを辞めてこの仕事を始めた時だと思います。バレエを辞めると目標が無くなってしまって、早く何かになりたかったんです。若いうちから何かになれる仕事はと考えた時にこのお仕事だなと思いました。」
三浦は「高校生の時にライフセービングを始めた事ですかね。それをやっていなかったら、なんとなく一生を終えてたと思います。」
比留川は「モデルの仕事を一旦休業してハワイ・マウイ島に行ってた時です。語学の勉強もそこでしましたし、とてもいい経験でした。」
マキタスポーツは「役者の仕事を頂けるようになったことです。最初はストレスでしたけど。顔はヴィンテージですが自分の事顔は結構イケメンだと思ってたんですよ(笑)だけど頂く話(役)は、ほぼ安定しておじさんの役なんですよね!」
YOUは「味覚の転機といったらドクターペッパーですよ!」
最後に主演門脇から「尾崎監督の人柄がギュギュっと集まっている作品です。私自身、撮影前に体調をくずしてしまい撮れるか撮れないかわからなかったんですけど、今はこうして公開出来たことにほっとしています。」と締めくくった