『呪怨』シリーズをはじめ数々のヒット作を生み出した清水崇監督が、本作が映画初主演となる滝沢秀明とともに完全オリジナルストーリーでおくる新感覚のホラーエンターテイメント『こどもつかい』が大ヒット公開中!
 映画公開にあたり、たくさんの方々にご支援いただき、多くのお客様に劇場へ足を運んでいただきました。そしてこのたび、その感謝の気持ちを込めまして、7月5日(水)にティーチインイベントを開催いたしました。清水崇監督を始め、映画コラムニストのジャンクハンター吉田、三度の飯よりホラーが好き、「とみだドール映画祭」を主催するとみだ嬢というホラー大好きな三人が登壇し、”ホラー” というキーワードで「こどもつかい」をぶっちゃけ解剖!夏の暑さも涼しくなるような “納涼?!ホラーナイト”でたっぷりと「こどもつかい」の魅力を語り尽くしました。
 また、「こどもつかい」が、韓国、中国、台湾、香港、マカオ、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、メキシコとなる、世界11カ国で公開決定!Jホラーの新境地となる「こどもつかい」への期待は、まだまだ続きます!!

◆日時 : 7月5日(水)
◆会場 : 新宿ピカデリー SC#6(東京都新宿区新宿3丁目15番15号)
◆登壇者 : 清水崇監督、ジャンクハンター吉田、とみだ嬢

『呪怨』シリーズをはじめ数々のヒット作を生み出してきた清水崇監督が、本作で映画初主演となる滝沢秀明とともに完全オリジナルストーリーでおくる最新作『こどもつかい』。本作は、“こどもつかい”という謎の男が、7人のこどもの霊を操り、こどもに怨まれたオトナの命を次々に奪っていくという、ホラーエンターテインメント!本日は、 “納涼?!ホラーナイト”ティーチインイベントが行われ、清水崇監督を始め、映画コラムニストのジャンクハンター吉田、三度の飯よりホラーが好き、「とみだドール映画祭」を主催するとみだ嬢というホラー大好きな三人が登壇。
 会場には”10回目のこどもつかいです”などのカンペを持った女性観客やホラー好きの男性客でいっぱい。清水監督も 「キャストの滝沢さんも、有岡くんも登壇しないイベントで少し不安でしたが、客席を埋め尽くしてくださってありがとうございます」と、客席に向かって笑顔を送った。続いて映画コラムニストのジャンクハンター吉田(以下、吉田)からは「清水監督とは、17年くらいの付き合いで、ホラーの話はし尽くしている。しかし、『こどもつかい』については、まだどこのメディアでも話していない、いろいろ楽しく語りたい」と意気込みをみせた。また、自ら「とみだドール映画祭」というホラーイベントを主催しているとみだ嬢については「誰よりもホラーについては、詳しい方なので、楽しみ」と清水から期待の声も。
 さっそく、本作の感想について吉田は「面白くない作品は面白くない、とはっきり監督に言いますが、『こどもつかい』は、本当に面白かった。(作品を観た)その日に”90点をあげる”と、興奮してすぐ監督に連絡した」と明らかにし、「クラシカルな感じというか、王道のホラー映画としての要素をいろいろねじ込んでいて、心に響いた。魅せられました。そして、とにかく、有岡くんの演技がすごくうまかった。今まで「ヒルナンデス!」のイメージしかなかったので。(会場に笑い)ここは、清水監督の手腕が光ったと思う」と大絶賛。

清水監督は「(吉田さんは)ダメな映画は本当に人前でもダメってはっきり言う人で、(あの作品は)ワーストワン!とか平気に言うんです」と、うなずきながらも、吉田の大絶賛コメントに笑みをみせ「誰も敵にまわしてないね。笑」と吉田の感想に一言。そして、とみだ嬢からは「私も吉田さんと同様、クラシカルな映画という点もそうでしたが、その一方で、Jホラーという観点では「こどもつかい」みたいに、”誰かが第3者を使って何かをする映画”っていう点が新鮮で面白かったです。」と語り、キョトンとする観客を意識したのか、清水監督は「要は、タッキーが(第3者である)こどもの霊を操って何かをやる、という構図が面白かった、ということですよね。みなさんわかったかな…?」と語ると、観客から「はーい!」という声が上がり、「タッキーのような(こどもつかい)キャラクター、今までのホラー映画では、そういうポジションがなかったからね」と吉田も頷く。そして「もはや、『呪怨』の清水崇から、『こどもつかい』の清水崇って言われたいよね」と褒め殺し。
 続いて、とみだ嬢からの「参考にされた作品は?」という質問に対し、「ホラーではないですが、野村芳太郎監督の『鬼畜』です。こどもの時にテレビで観たんですが、オルゴールの切ない音楽がかかるたびに怖い怖い!と。そういうイメージを『こどもつかい』の世界観にも生かしたく、「こどもの歌」というオリジナル音楽を作りました。そのメロディーを耳に残してもらい、”あれ?この感覚?!”みたいなことができるように。」と語り「実は、ちょうど公開前、お風呂場で歌っていたらこどもが覚えちゃって(笑)たぶん幼稚園で「カンクローさん」って変な歌を歌ってる子って思われていたと思います。(笑)ちなみに、歌にでてくる「おいない」は伊勢地方でおいでって方言なんですよ。」というエピソードを披露すると、吉田は「実は、うちのこどももテレビで映画のCMをみてすり込まれたのか、こどもの霊たちに追われる夢を見たって言ってました」と、こどもの歌にまつわる話が交わされた。清水監督は「また、この歌が、カンクローさん、カンクローさん…という歌詞ではじまるのですが、誰かの名前が浮かんでしまう…」と言い、親交のある女優・前田愛さんから公開直前に「うちの主人が新作をものすごく気にしています。」と連絡が届いたことを明らかにし、前田の旦那・中村勘九郎(かんくろう)さんが、実はホラー大ファンであることを説明しながら、「『こどもつかい2』の際にはぜひキャスティングできれば…!」と、中村勘九郎へのオファーをほのめかす場面も。
 『こどもつかい』の魅力について、話が盛り上がったところで、観客からの質問タイム。女性観客から「本作は、コミカルなところや、時には胸キュンシーンもあり、いろんな感情がいっぱい入っている新しいホラーだと思いますが、今回はホラー映画なのに、なぜコミカルな部分を入れたのか?」という質問に対し、清水監督は「こどもの無邪気な笑顔など、こどもの無邪気さはある意味、無敵だと思っていて、その無邪気さが行き過ぎたところに怖さがあり、その要素がホラーにつながると思いました。なので、その点を『こどもつかい』の世界にも入れていきたいと思いました。ちょっとそれをやりすぎて怖さに引き戻せないシーンもありました。(会場に笑いが)」と答えた。そのほか、映画を観終えた観客から鋭いネタバレの質問も交わされた。最後は「まだまだ上映が続いておりますので、ホラー映画が苦手な方でもドラマのある作品なので、きっと楽しめると思います。ぜひ!まわりの方々を誘って楽しんでください」と語り、世界11カ国での公開も決まり、ますます波に乗っている『こどもつかい』のティーチインイベントは終了した。