アニメーションの歴史に輝く不朽の名作『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクし、2012 年から 2014 年に渡り、劇場上映から全国ネットでのTV放送まで展開、大きな支持を得た『宇宙戦艦ヤマト 2199』。 2017 年 2 月 からはヤマトファン待望の完全新作シリーズ『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』全七章が順次劇場上映中です。 監督は『宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ディレクターズカット』にてアニメーションディレクターを担当した羽原信義、シリーズ構成に『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の福井晴敏を起用。音楽は引き続き、ヤマトの遺伝子を受け継ぐ宮川彬良が担当します。モチーフとなるのは、日本全土を熱狂させた劇場用映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』。その壮絶なる物語を、新たな解釈と装いで現代に甦らせる。この時代に語るべき「愛」の姿とは!?宇宙戦艦ヤマトが再び旅立つ――!!

この度、6月24日(土)に『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』第二章「発進篇」の初日舞台挨拶を開催いたしました! シリーズを通して【伝説の女神】テレサ役を演じ、第二章『発進篇』ではエンディング主題歌を歌う 神田沙也加、クラウス・キーマン役の神谷浩史、桐生美影役の中村繪里子、シリーズ構成の福井晴敏、 羽原信義監督が登壇し、初日を迎えた喜びを熱く語っていただきました。

『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』第二章「発進篇」初日舞台挨拶

■日程 6月24日(土) 舞台挨拶:10:20~10:50 ※上映後イベント
■場所 新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3-15-15)
■登壇者:神田沙也加(かんだ・さやか/テレサ役)、中村繪里子(なかむら・えりこ/桐生美影役)
神谷浩史(かみや・ひろし/クラウス・キーマン役)、羽原信義(はばら・のぶよし/監督)、福井晴敏(ふくい・はるとし/シリーズ構成・脚本)

今回の舞台挨拶は上映直後ということもあり、その衝撃のラストシーンを踏まえ羽原監督が「今、観てもらったばかりで、『何でここで終わるんだ』という(客席の)雰囲気がひしひしと伝わってきますが、今後ともよろしくお願いします」と話し出すと、福井さんが「ヒドい終わり方でしたね」と返し、すかさず羽原監督から「誰が考えたんですか!」とツッコミが入るなど、客席から笑いが溢れる明るいムードでスタートした。しかし、制作時の話題になると、神谷さんがアフレコ時には絶望的に絵がなく「これ本当に出来るのかなと…」と、かなり不安を抱いていたことを曝露。そのあと、「でもそれがすごいクオリティで完成していたので、ホッとしました」と付け加え、満足のいく作品が完成していることを伝えた。 続いて第二章の見所の話になると、中村さんが「まさか自分にとって見守る“発進篇”になるとは。だからこそ、この先の展開が楽しみだなという部分もあります。ほどよくヤマトがピンチになってくれたら(私の出番もありそうで)いいなと思います」と少々残念な言い方をすると、福井さんから「ただ置いてけぼりにするなら、こんな所(舞台挨拶)には呼ばないですから」とフォロー。

今後の出演を暗示するコメントに、中村さんも「それは救いです。信じています」と胸を撫でおろしていた。 同じ質問に、神谷さんは「今のところ大した活躍をしていませんが、今回は『乗せろ、いいから!』というセリフ。超格好良いです。『いいから乗せろ!』ではない、あの倒置法が謎の説得力を生んでいます」と返答。すると「自分が男前だと十分認識しているヤツだけができる技なんです」と福井さんが解説。羽原監督からも「脚本の台詞を読んだときから、神谷さんの声しか浮かんでこなかった」とキャスティングの理由を聞かされ、神谷さんは「今日、来て良かったー! 嬉しいです!」と今日一番の喜びの表情を浮かべていた。

神田さんからは、第二章のエンディング主題歌『月の鏡』が紹介された。テレサという役柄での歌唱に「エンディングは物語の余韻を増長させつつ、次への期待感をあおる大切なもの。すごく責任のある役を任せていただいたと思います」「(テレサは)女神様と言われている存在ですから、万物の平安をイメージして、(レコーディングブースの)照明をちょっと落として、世界観に入って歌うようにしました。すーっと、水のように聴いていただきたいです。」と、レコーディング時の裏話を語ってくれた。

その後、3日前に誕生日を迎えたばかりの羽原監督が健康のままシリーズを完走できるように、福井さんから「テレサに祈ってもらいたい」との言葉に応え、神田さんがテレサのポーズで「羽原監督、54歳おめでとうございます。この作品はマジであなたにかかっています。体調に気をつけて、どうか最後まで走り抜いてください。よろしくお願いします」と言葉を掛け、羽原監督は「(嬉しくて)泣きそうなんですけど!」と感動。会場内も大きな拍手で包まれた。