6月25日(日)、東京・TOHOシネマズ新宿にて「 映画『イイネ!イイネ!イイネ!』公開記念舞台挨拶」が開催され、横山剣さん、クレイジーケンバンドのみなさん、伊原剛志さん、中野英雄さん、駿河太郎さん、脚本の一雫ライオンさん、門馬直人監督が登壇しました。

◆開催日程:6月25日(日)
◆場所  :TOHOシネマズ新宿(スクリーン4)
◆登壇者 :クレイジーケンバンド、伊原剛志、中野英雄、駿河太郎、一雫ライオン、門馬直人監督(敬称略)

今年でバンド結成20周年を迎えるクレイジーケンバンドのメンバーがそろって本人役で出演した本作では、彼らが生まれ育った横浜の街を舞台に、幼なじみのケン(横山剣)、ドブオ(伊原剛志)、トニー(中野英雄)の友情物語がCKBの名曲とともに描かれています。

MCの2700により全員が登壇すると、主演を務める横山さんはさっそく「横山役の横山です」と自己紹介し、笑いを誘います。

製作から公開までに3年を費やしたという本作について、門馬監督は「3年もかかると、スタッフやキャストにさえ『あの映画、どうなってんの?』と聞かれるほどだったんで、ホッとしたというのが正直なところです」と心境を明かします。

本人役を演じたことについて、横山さんは「よくわかんなかったですね。異次元にいる感じというか、現実なのかファンタジーなのか、よくわからなくなりました。なるべく“自然に”を心がけたんですけど、“自然”を心がけること自体不自然なことなんで」と、本人役を演じる難しさを語っていました。

そんな横山さんについて、伊原さんは「フレッシュでした!」と笑顔で評しますが、中野さんは「僕は撮影中ずっと横山さんのそばにいたんです。自分が出ていないシーンでも常にそばにいたんですけど、横山さん、撮影シーンが終わったとたんいつも僕の方を見るんですよ。僕を見られても……」と困ったように告白し、笑いを誘います。

本作を作るきっかけになったのが4年前のCKBとの舞台での共演だったと話す駿河さんは、「そのとき、舞台後の打ち上げで剣さんが『最初はどうしようと思ったけど、最終的にはお芝居が楽しくなってきたよ』と言われたので、CKBの世界を映画にしたら面白いんじゃないかと思った」と当時を振り返っていました。

と、ここで2700が全員で「イイネ!」をやろうと言い出しますが、「せっかくなんで、僕らのギャグ“右ひじ左ひじ交互に見て”とミックスさせて、“右イイネ!左イイネ!交互にイイネ!”とやりましょう!」と提案し、キャストにイイネ!のパネルを渡します。

ツネが見本を見せるのですが、お客さんの反応がイマイチだったと感じたのか、八十島は「まぁ、一個もウケなかったですけど、なんか楽しい感じなんで、いいですよね。みんなにツネくんの地獄を味わっていただければ……」と笑わせながら、全員で“右イイネ!左イイネ!交互にイイネ!”をたることに。

ここだけ、お客さんも写真や動画での撮影が許可されたため、長めに“右イイネ!左イイネ!交互にイイネ!”を続けるキャストのみなさん。最後に横山さんの「イイネ!」できっちり締められました。

「今の写真や動画をみなさんがSNSで拡散していただいて、たくさんの人に観てもらえたらと思ってます。よろしくお願いします!」と門馬監督が挨拶すると、横山さんも「横浜の、混沌とした、清濁あわせもった……まぁ、濁の方が多く出てるかな(笑)? でも、本当に悪いやつなんていないんだという、そういう映画です。何度観てもいい映画だと思うので、愛してください。イイネ!イイネ!イイネ!」と、舞台挨拶を締めくくっていました。

舞台の去り際、主題歌が流れると横山さんが生でワンフレーズ歌ってくれるという、ファンには嬉しいサービスもあったこの日の舞台挨拶。

『イイネ!イイネ!イイネ!』は絶賛ロードショー中です。