来年2月に劇場公開が決定している高橋一生主演の『blank13』(読み:ブランクじゅうさん)を監督する齊藤工が、本年度のゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて観客賞にあたる、ゆうばりファンタランド大賞《作品賞》の受賞に続き、第20回上海国際映画祭【アジア新人賞部門】で【最優秀監督賞】を受賞したことがわかった。
俳優としても活躍する日本人が最優秀監督賞を受賞するのは日本で初。

18日に行われた舞台挨拶では、超満員の会場で拍手喝采を浴び、「昔から中国映画を沢山観てきて、中国と日本との違いを映画によって越えてきました。同じことで感動して泣いて笑って感じてきた人間として、一映画ファンとして自分の大事な作品を持ってここに立てていることが本当に嬉しいです。」「日本と中国が映画でつながれる事を願っています」と語った齊藤。
受賞の知らせを受けると「ただただ驚いています、、上海国際映画祭及びに中国の寛大なる皆様

そして導いて下さった『blank13』チームの皆様に心から感謝致します。」
と喜びと感謝を意を述べた。

既に俳優として確固たる地位を築いている斎藤だが、受賞によって監督としても国際的に技量を示す結果となった。

上海国際映画祭
1993年から行われているアジア圏最大規模の映画祭で、世界12大映画祭の一つにも数えられている。
アジア新人賞部門は、アジア圏の新人監督作品を対象とし、これからの映画界を担う才能に各賞が授与される。
第18回上海国際映画祭の同部門で、『0.5ミリ』安藤桃子監督が同賞を受賞、他部門では、『リリイ・シュシュのすべて』、『武士の一分』、『鍵泥棒のメソッド』などの話題作が各賞受賞している。

齊藤 工監督 コメント全文

ただただ驚いています、、上海国際映画祭及びに中国の寛大なる皆様
そして導いて下さった『blank13』チームの皆様に心から感謝致します
私に唯一能力があるとしたらそれは“人運”です
今回の映画作りの中で最も発揮された能力だと確信しています
そして今回上海でも素晴らしい出逢いが沢山ありました
“35歳”は新人と呼ぶに相応しい年齢では無いかも知れませんが
私に与えられた時間がある限り
縁を大切に
自分のすべき事へ日々邁進したいと思います

謝謝