6月3日(土)より全国全国公開中の映画『ダブルミンツ』の公開を記念して、6月11日(日)まで渋谷のGALLERY X BY PARCOで開催している中村明日美子展にて、原作の中村明日美子先生、主演を務めた淵上泰史、麻美役で、出演前からの原作ファンでもある冨手麻妙がトークイベントを行いました。
当初、3人の登壇予定だったものの、W主演の田中俊介、淵上泰史演じる光夫の高校時代を演じた川籠石駿平も駆けつけ、突然の登場に集まったファンも大喜び!
キャストの原作愛、中村先生から見た映画の魅力など、存分に語っていただきました。

◆開催日程:6月10日(土) 
◆場  所:GALLERY X BY PARCO(渋谷区)
◆登 壇 者:淵上泰史、田中俊介、川籠石駿平、冨手麻妙、中村明日美子

【イベントの様子】
6月3日より全国公開している映画『ダブルミンツ』の公開を記念して6月11日(日)まで開催中の中村明日美子展に、淵上泰史、田中俊介、川籠石駿平、冨手麻妙、中村明日美子が集まり、トークイベントを実施しました。
「ダブルミンツ」の原作ファンを中心に多くのファンが詰めかけ、会場の外にも人が溢れる程の大盛況。先生のお話を、熱心にメモするファンも見られ「ダブルミンツ」が多くの方に愛されている様子が伝わるイベントとなりました。

【コメント】
▼淵上泰史さん(33)/壱河光夫役
内田監督が、惚れに惚れ込んだ作品を2年近くも練った脚本なんだから、いい作品にならないわけがないと確信してたんで、断る理由がありませんでした。ファンも先生もがっかりさせないように一瞬一瞬を大切に撮影に臨みました。
田中君のことはボイメンとしての姿を知らなくて、初対面のとき、正面から「黒ミツオに似た人が来た」
と思ったのが印象的で、今でもボイメンとしてというより若手俳優だと思っています。撮影中は距離をあまりつめないでいたんで、ある日の休憩中、二人きりの部屋なのに離れたところでロケ弁を食べ始めたから、「こっちに来なよ」って呼んで、その時は演技の話とか映画の話とかいっぱいしました。
キャストの発信よりも、観た方の発信の方が力強いと思います。
本当に一生懸命作った作品なので、みんなで一緒に盛り上げていけると嬉しいです。

▼田中俊介さん(27)/市川光央役
急遽参加させて頂くことになりました。他のキャストが作品を発信するなら、自分も是非参加したいと思って、お願いして参加させてもらったんですけど、原画展に来るのは今日が三回目です(笑)
前回来たときは先生のファンの皆さんに挨拶をしなければと思って、見に来てるファンの方に「“黒ミツオ”を演じた田中俊介です!」と声をかけたりしました(笑)
(先生から「鬱陶しいですね~」と突っ込みが…)
領収書や飲食店の予約を「市川光央」にするくらい、一年間役に入り込んで作り上げたので、お客さんの「面白かった」という声がすごく嬉しいです。
この映画を知らなかった人に観てもらえるように、皆さんに愛してもらって、広まっていくことを願います。

▼川籠石駿平さん(22)/高校時代の壱河光夫役
いつも真っ直ぐな好青年の役が多いので、人間の持つ狂気をいつか演じてみたいと思っていた矢先に、このお話を頂きました。脚本を読んで「こういう役がやりたかった!」と、即決しました。
元々、淵上さんを俳優として尊敬していたので、淵上さんの高校時代を演じる事が出来て本当に嬉しかったです。
撮影は1日にギュッとしていたこともあって、須賀くんとはあまり話す時間もなかったのですが、唯一話したことは、前貼りの貼り方を教えてもらったことです(笑)
中村先生の作品に出られたことが幸せです。この役をやらせていただき、ありがとうございました。

▼冨手麻妙さん(23)/麻美 
内田監督とはこれまでにお仕事を3回ご一緒させていただいたことがあったけれど、制作が発表される前に、風の噂で内田監督が「ダブルミンツ」を実写化するってきいて、「監督が原作モノをやるの?
それも私が大好きな『ダブルミンツ』?!」って、驚いたのと同時に、何とかしてこれは出演したい!と思って、さりげなく監督にLINEしたりしてアピールしてゲットした役です(笑)
池袋の乙女ロードへ行って同人誌なども買っていたので、先生の作品に出演できてうれしいです。

▼中村明日美子先生
監督から映画化のお話を頂いたときはありがたかったけれど、古い作品だし既にたくさんのファンもついているし、納得のいかないものになるくらいなら映画にならなくてもいいやと思っていて、細かい要求もしたんですけど、英治(内田監督)がついてきてくれて(笑)
このシーンはいらないからカットとか、細かいやりとりを直接させていただいたのもあって、実写化の実現まで2年もかかっちゃったのかなって思います。でも、ラストの「薬飲んだ?」のセリフに関しては、唯一原作にあるセリフで使ってほしいと言ったところなんですけど、『ダブルミンツ』という作品で一番描きたかった「闇なのか光なのか?」というものが、より曖昧になって良かったと思っています。

c2017『ダブルミンツ』製作委員会 c中村明日美子・茜新社

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