『22年目の告白―私が殺人犯です―』:藤原竜也、大阪の舞台挨拶でネタバレをポロリ!?伊藤英明の仰天NGエピソードも告白
藤原竜也・伊藤英明がW主演にして初共演となる『22年目の告白―私が殺人犯です―』が6月10日(土)より全国公開となる。本作は藤原竜也が美しき殺人犯・曾根崎を演じ、警察やマスコミを挑発しながら日本中を狂わせていく新感覚サスペンスエンターテインメント大作だ。16日(火)に東京で行われたジャパンプレミアに続き、本日25日(木)は大阪の梅田ブルク7で舞台挨拶が行われ、主演の藤原竜也と入江悠監督が登壇。2人は会場に集まった約350人のファンの目がハートマークになるほどの人気を見せ大盛況となった。
大きな歓声と拍手の中迎えられた藤原と入江監督。藤原は「この作品ほど宣伝しづらい映画はなくて(笑)なぜ曾根崎雅人が時効を迎えてから世の中に出てきて、日本中を混乱させる行動を取るのか。また殺人犯かと思っている人もいらっしゃると思いますが、ところがどっこい…失礼しました」とネタバレをポロリしてしまいそうな発言で笑いを誘った。入江監督は「藤原君とは2回目ですが、本当に楽しい撮影で、お客さんがこんなにたくさん集まってくれて本当に光栄です。」と挨拶し会場を沸かせた。藤原はこれまで“クズ役”を演じることが多かったが、本作でも時効を迎えた殺人犯という役どころ。本作のオファーが来た時は「面白かったです。
今まで演じたことのないようなキャラクターで、混乱させて中盤彼の抱えているものが急展開して、一気に真相がテンポよく最後までいくんですけど、伊藤君が僕をずっと追っている牧村刑事、僕は絶対に捕まらない殺人犯で。でも伊藤君と僕の中には忘れてはいけない共有しないといけないものがあって。伊藤君と作ったキャラクターです」。そんな伊藤英明とは初共演だったが、撮影中の出来事について「20分くらいの報道番組の長いシーンがあったのですが、伊藤君がカットせずに一連で撮影しようと言いだしたんです。本番前も2時間くらい打ち合わせして、張りつめた空気だったんですね。本番が回ってアクションも撮って、最後に曾根崎が牧村の足元で崩れ落ちて伊藤君が最後の台詞で終わるシーンだったんですけど、伊藤君が『え、最後何だっけ』ってNG出したんですよ(笑)まさかの言いだしっぺNGで。本当にすごい男ですよ(笑)」と伊藤の仰天エピソードを告白をした。入江監督はそんな藤原について「本当に自然体で迷いも見せない。こういう風に撮ってほしいとかもなく、すっと来て長い台詞とかをノーミスでしゃべるみたいな。安心感がありました」とべた褒め。すると藤原も「嬉しいです。監督も素敵な作品を撮られてきて。映画でご一緒したいと思っていたらお話が来て嬉しかったです」とうなずく。実は入江監督とは念願のタッグだったそうで「監督は当時、映画を撮りたいと思えば思うほど遠ざかって、お金も逃げて行ってと言っていて。どうにかして日本の映画界を変えたいんだとおっしゃっていました」と監督の熱い気持ちを知っていただけに、念願叶った作品になったことを明かした。入江監督は藤原について「ハリウッドの俳優さんは悪役を演じて一人前みたいなところがあると思うのでそういうところかなと。人に憎まれるけれど惹きつける役は難しいと思います」と演技に惚れ惚れしたようだ。
22年前に起きた連続殺人事件。未解決のまま時効を迎え、突然現れたのは殺人犯・曾根崎雅人(演:藤原竜也)だ。“絶対に捕まらない殺人犯”となった曾根崎は、事件の真相を語る告白本を出版し、世間の注目を集め一躍時の人になっていく。
一方、22年前の連続殺人事件で全てを失った牧村刑事(演:伊藤英明)は、曾根崎に尊敬する上司を殺された過去があり憎しみが募っていた。日本中で“ソネ様ブーム”が巻き起こる中、殺人の告白により新たな事件が巻き起こっていく。果たして曾根崎の本当の目的は?新感覚サスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国公開。