本日5月20日(土)、映画『トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡』の初日舞台挨拶が、都内の新宿武蔵野館にて実施され、キャストと監督が舞台挨拶に登壇いたしました。つきましては、舞台挨拶の模様をオフィシャルレポートとしてご提供させていただきます。

ベテラン女優・富田靖子が「可愛い!」『トモシビ』映画初主演の新星・松風理咲を絶賛

千葉県に実在する銚子電鉄をテーマにした映画『トモシビ 銚子電鉄6.4Kmの軌跡』が20日(土)、東京・新宿武蔵野館で初日を迎え、主演の松風理咲、共演の前野朋哉、植田真梨恵、よゐこの有野晋哉、富田靖子、杉山泰一監督が舞台挨拶を行った。

映画初主演の松風は、銚子電鉄に乗車する長回しシーンを振り返り「ダイヤの都合で2回しか撮れないシーンだったけれど、1回目が電車のドアが開かずに乗車できなくて、あと1回という緊張の中で撮影しました。完成したものを見ると『固まっているなぁ』と思う。それくらい緊張した」と舞台裏を紹介。それでもローカル電車との撮影に「新鮮な気持ちで楽しかった」と笑顔を見せた。

富田は撮影時に骨折していた有野に触れて「有野さんが私に魚を渡す場面は『腕、大丈夫かな?』と心の底で思いながらも、笑顔で演技をしていた。顔は笑っていたけれど、心の中では心配していました」と明かすと、当の有野は「本当ですか!?誰からも『大丈夫?』とは言われなかったので『厳しい現場だな!』と思っていたんです」と勘違いを告白。心配されていたことに胸をなで下ろしていた。

さらに富田は娘役の松風に「走っている姿が可愛い!この可愛さは『トモシビ』でしか見られません!次に共演した時にはもうないんだろうなぁ」と初主演ならではの初々しさを強調。すると有野も「ベッドで足をばたつかせるシーンも可愛いですよ!」とアピールし、松風を「自分では考えてもいなかったのでビックリ!もう一度映画を見直します」と照れさせていた。

そんな中、映画にちなんで『思いを繋げたい人』をそれぞれが発表することに。松風は留学中で離れて暮らす姉に「会えないのが寂しいので日本に帰って来た時に一緒に映画を見たい。いっぱい話をしたり、繋がれたらいい」とメッセージ。植田は杉山監督に向けて「演技の出来ない自分に声をかけてくれてありがとうございます。素晴らしい経験が出来ました」と感謝。前野は幼い愛息子に「早く大きくなって一緒に映画を見たい。成長した時には『トモシビ2』もきっと見に行けるはず」とちゃっかりシリーズ化宣言。

有野は現在フランスで開催中のカンヌ国際映画祭に向けて「とにかくこの作品を急いでカンヌに持って行って、色々な国の人に見てほしい。そうすればパート2も製作できるかもしれないし、前野さんの息子が映画館に行けるようになるころにはパート6まで完成しているかも」と笑わせた。一方、富田は高校時代からの友人・よーこちゃんへ。「トイレでハンカチを借りてから早33年の仲。これからも宜しくという思いを込めました。彼女とはこの映画館によく来ているので機会があったら一緒に見たい」と期待した。

最後に杉山監督は「観客の皆さんに繋げたい」と語り掛けて「この映画のタスキをより多くの知り合いに繋げてほしい。宣伝をお願いいたします」と口コミからのヒットに願いをかけていた。