メイド・イン・ジャパン”のヒーローを総製作費120億円の圧倒的スケールで描く、日米ハイブリッド超大作『パワーレンジャー』が7月15日(土)より全国公開となります。アメリカで最も成功したジャパニーズコンテンツとして愛され、日本人なら誰もが知る“ジャパニーズ・ヒーロー”が、ハリウッドの圧倒的スケールによって誰も見たことがない、新たなヒーローとして覚醒いたします!

このたび、日本語吹き替え声優を務めます、レッドレンジャー役の勝地涼さん、ピンクレンジャー役の広瀬アリスさん、そして、5人のヒーローをサポートするロボット・アルファ5役の山里亮太(南海キャンディーズ)さんの公開アフレコイベントが行われました。
大きな拍手と、パワーレンジャーの重厚なテーマソングに迎えられて登場した3人。早速、山里からは「レンズがこっち(勝地・広瀬)寄りだな。ちゃんと3人でとってくださいよ!」とツッコミが。
アフレコがスタートすると、レッドレンジャーたちが初めてアルファ5と遭遇するというやや緊迫したシーンだったこともあり、実写版の洋画の吹き替え声優は初挑戦となる勝地の熱血漢かあふれる演技でいい緊迫感が生まれていた。
また、声優初挑戦となる広瀬は、台本を片手にやや緊張した面持ちでピンクレンジャーに挑戦。未知の生命体に遭遇し、恐怖に襲われながら逃げようと模索するという難しいシーンを演じ終えると、音響監督から「勝地さんと広瀬さんはよかった」と褒められて思わず笑顔に。すかさず山里が「僕だけダメだったってこと!?」と嘆いていた。
東映作品でも「スーパー戦隊」から「プリキュア」までと幅広く声優経験のある山里は、初めから余裕を見せていたが、実際にアフレコがスタートすると「宇宙語忘れてたでしょ」と音響監督から指摘され、思わず「ごめんなさい!」。さらに、「僕がしゃべるとクスクス笑いが起きるんだけど…」というと監督からは「感情が入ってないからね」と言われて、「ロボットだから入れないようにしてるのに!」と弁明。それまで勝地と広瀬に先輩面していたものの「うまくないんですから」という音響監督からのダメ押しの一言で自信喪失し、会場を沸かせた。

オファーを受けたときのことを聞かれた勝地は「とにかく嬉しかったし、光栄だと思った。自分がレッドでいいのかなって…どちらかというとイエローとかグリーンとかだなって思ってたので。レッドを勝ち取った感があります」と照れた様子を見せたが、広瀬と山里からは「かっこよかった」「完全にレッド」と言われてドヤ顔になることも。
「戦隊シリーズは兄と一緒に小さいころから見ていた。昔、見ていたものが映画化されて、しかも自分がピンクをやるなんて緊張したけど、勝地さんと山里さんの2人がいて安心感がすごかった」という広瀬だが、勝地からは「広瀬はピンクレンジャーに変身するキンバリーと声が合ってる。顔も似てるし」と言われ、最初のアフレコを終えた後で“全然ダメダメ”だったと一人で大反省会をしていたという広瀬は、そんなことないと照れた様子を見せていた。
また、これまで様々な役を演じながらも「初めて正義のチームに入れた」という山里は、2人の演技を実際に見た感想を聞かれると「2人はいい仕事してましたよ、ってコメントを用意してたんですが、音響監督から自分が超下手だって言われたので何も言えない。今回はロボット役だから、機械らしく感情を出さないように演じたのにただの棒読みって言われちゃって…」と演技について反省しきり。さらに3月に開催されたワールドプレミアに勝地と広瀬が参加したことを知ると「呼ばれてない!行けなかったんじゃなくて呼ばれてないから!」と次回への参加を猛アピール。「レッドカーペットに参加するなら、僕はピース綾部がバイトするカフェに行ってコーヒーを飲みたい。あいつはまだきっとバイトとかしてるだろうから」と驚きのプランを明かした。
そのワールドプレミアに参加し、現地の熱気を感じてきた勝地は「パワーレンジャーという作品が、広い世代に愛されていることを感じた。そんな作品に関われることが幸せですね。日本でも子供だけでなく大人も十分に楽しめる作品になっている」とあらためてパワーレンジャーのすごさを語った。

「ゾードンとの会話にある“宇宙語”が難しかった。どんな仕上がりになっているのかも見てほしい」とアフレコ時の苦労を明かした山里が「みんな子供の頃に戦隊シリーズを見て正義というものを学んできたと思う。その作品に関われて幸せ。大人も子供もぜひ見てほしい」と語ると、広瀬も「戦闘シーンは自然とテンションが上がるし、普通に面白くてハマってしまった。昔からあるものが新しくリブートし生まれ変わったパワーレンジャーをぜひ見てほしい」と、映画の完成度に自信を持っていた。
「いつもはお芝居で(ゾードン役の)古田新太さんにダメ出しされてばかりだけど、今回は自分がレッドなのでゾードンから頼られる役でちょっと気持ちがよかった」と明かした勝地。期待高まる日本での7月15日(土)公開に向け、「ちっちゃな子供も楽しめるけど、それ以上に大人も楽しめる。ぜひ親子で見に行ってもらえたらうれしいです」と語り、イベントは大いに盛り上がった。