『ブルーバレンタイン』 デレク・シアンフランス監督最新作マイケル・ファスベンダー×アリシア・ヴィキャンデルが贈るラブストーリー『光をくれた人』(5月26日(金)より公開)の公開を記念して、本日5月11日(木)、(社)手紙文化振興協会代表理事むらかみかずこによるトークイベントを開催いたしました。

■日時:5月11日(木) 
■場所:神楽座  (千代田区富士見2-13-12 KADOKAWA富士見ビル1F)
■イベント登壇者:むらかみかずこ(手紙文化振興協会代表理事)

孤島で暮らす灯台守の夫婦トムとイザベルに訪れる幸福と痛みを通し、献身的に人を愛すること、最も大切な人を守ろうとする健気な姿が描かれたラブストーリーである『光をくれた人』。劇中では、トムとイザベルの愛の絆の象徴として何度も“手紙”がキーアイテムとして登場いたします。そんな本作にちなみ、手紙文化振興協会代表理事むらかみかずこが登壇し、劇中でも手紙の持つ力強さについて語りました。上映後涙を流す人もいる客席に登壇したむらかみは、本作について「この『光をくれた人』では、主人公のトムとイザベルは、まさに手紙で愛を育んだわけですよね。手紙がキーとなった、人を深く愛することができる人たちの恋物語でした。」とコメント。「この映画は日本に置き換えると大正時代のお話です。今のようにすぐに連絡が取り合える時代ではなくて、まめに心がけないとそういうことができなかったのです。手紙のやりとりをして二人が愛を育んでいったことが、とても印象に残っています。プロポーズも手紙ですしね!手紙のやり取りをすると、自分の考えを整理でき、そして相手のこともより深く理解できます。手紙を交換することによってそういう時間を育むことができたのだなと思っています。」と劇中での愛の絆の象徴として何度も登場する“手紙”の果たす役割を語ります。

SNS時代の現代だからこそ、手書きの手紙の価値が改めて見直されており、手紙は良い縁を運んできてくれ、自分の助けになったり、支えになったり、心を強くしてくれるものであるというむらかみは「二人がお互いの人生を切り拓いて前に進んで色々な障壁を乗り越えていったように、手紙というものは、そういう“力“のある道具なんです。特にトムとイザベルはお互いの存在という、人生の”光“を手にすることができたわけですよ。この映画をご覧いただいて、大切な人に手書きで手紙を書いてみたいなと思っていただけると嬉しいです。」と本作の中でも様々な苦難を乗り越え、お互いを慈しみあう二人の愛のきっかけとなった”手紙“の持つ力強さとともに、本作の魅力を語りました。