14kgの減量で役作り!「スクリーンから溢れる映画愛を感じて!」『ダブルミンツ』完成披露舞台挨拶
6月3日(土)より全国公開の映画『ダブルミンツ』の完成披露舞台挨拶がユナイテッド・シネマ豊洲にて行われました。
『ダブルミンツ』完成披露舞台挨拶レポート
◆開催日程:6月3日(土)
◆場所 :ユナイテッド・シネマ豊洲(江東区豊洲2丁目4-9 アーバンドックららぽーと豊洲3F)
◆登壇者 :淵上泰史、田中俊介、須賀健太、川籠石駿平、小木茂光、内田英治監督 敬称略
【イベントの様子】
6月3日より全国公開の映画『ダブルミンツ』の完成披露舞台挨拶がユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、主演の淵上泰史さん、田中俊介さんをはじめ、学生時代の主人公を演じた須賀健太さん、川籠石駿平さんも劇中の衣装で登壇し、やくざの組長役の小木茂光さんと監督の内田英治監督が撮影中の秘話を語った。
本作は熱狂的ファンを得ているサブカル界のカリスマ・中村明日美子原作「ダブルミンツ」の実写化。
犯罪と暴力の中で男たちの愛憎入り混じるドラマを描いたダークBLと呼ばれる衝撃的な作品。
実力派俳優として映画やドラマで活躍する主演の淵上さんは撮影中に大切な人を亡くしたことをあかし、それを乗り越えて最後まで演じたことを語った。
また、名古屋を拠点にBOYS AND MENとしても活動する田中さんは、役作りで14kgの減量を行ったことを明かし、「映画への強い愛がある監督のもとに集まった、役者達の演技がスクリーンからにじみ出ているので、観客の皆さんが最後に光と闇どちらを強く感じたのか、感想をみるのが楽しみ」と映画の完成を喜んだ。
【コメント】
▼淵上泰史さん(33)/壱河光夫役
この日のために一生懸命撮影をしてきました。現場では毎回あえて芝居をしないようにしていましたが、自分では毎回もの足りない感じで「これで大丈夫かな」と不安に思うこともありました。
撮影中、僕自身大切な人を亡くしましたが、何とか耐えながらやり遂げる事が出来ました。
ハードで大変な映画でしたが、皆さんの胸を打つところがあればいいなと思っています。
▼田中俊介さん(27)/市川光央役
僕自身映画の完成をとても楽しみにしてきました。この役はクランクインをする1年前に話を頂きました。
長期間この役に向き合い、色々なアプローチで役作りする事が出来たので、はたから見たら辛いと思うようなことも僕にとっては幸せでした。
映画への情熱あふれる監督のもと、みんなが愛情を持って作った作品です。
スクリーンからも愛が溢れ出ていると思いますので、観客の皆さんにもその愛を感じて頂きたいと思います。
▼須賀健太さん(22)/高校時代の市川光央役
映画の最初の撮影が高校時代のシーンだったので、演じるうえで基準が無く不安でした。
撮影中は僕たちが基準になれるくらいになればという思いで臨んでいました。
最初は反対の光夫役を演じるのかと思っていたので役を聞いてとても意外でした。
僕自身のイメージを拭える役を頂けて楽しかったし、新たな挑戦をさせて頂けて監督に感謝しています。
どんな感想を持たれるのか、皆さんの反応がとても楽しみです。
▼川籠石駿平さん(22)/高校時代の壱河光夫役
この話を頂いてすごくやりたい役だと思いました。淵上さんは色気がある目で印象的でしたので、目を意識して撮影に臨みました。暗いシーンばかりでしたが、須賀さんを観ていたら自然に感情が産まれて演じることが出来ました。
主役の2人の演技が素晴らしく、こういう日本映画が観たかったと思える作品です。
すごく深い愛がテーマの作品ですので、皆さんに観てもらえるのが楽しみです。
▼小木茂光さん(55)/佐伯
(この役を頂いてから)監督に会った時「小木さんそのままで演じて」と言われ、「僕のそのままを知ってるの?」と思いながらサラッと撮影をやっていくうちにこういうことかと理解することが出来ました。
田中君のキュートな小悪魔と淵上君のミステリアスな堕天使が絡み合う様子を僕は八岐大蛇という感じで眺めていたので、新鮮な2人の感じがすごく楽しかったです。
観る人それぞれが違う思いを感じてくれる映画だと思うのでその世界に浸って頂きたいです。
▼内田英治監督(45)
2年半かけてようやく完成した映画なので、この日をとても楽しみにしていました。
原作を読んだとき、異様な世界観に魅了され、パッと見てパッとやってみたいと思い、自ら出版社に電話をしました。
高校時代の撮影を先にしたので、淵上君と田中君の撮影の時に「須賀君がすごくいい演技をしていた」
と二人に話した時の田中君の目が面白かった。
たまにはこういう映画があってもいいと思います。この映画観た後に突き落とされる映画なので、皆さんがどう思うか反応が楽しみです。