ホナス・キュアロン監督作、アメリカとメキシコの国境を舞台に繰り広げられるサバイバル・エンタテインメント映画『ノー・エスケープ 自由への国境』(配給:アスミック・エース)が5月5日(金祝)より全国公開となります!製作プロデューサーのアルフォンソ・キュアロンが、息子ホナス・キュアロンの脚本に瞠目し「とても面白いコンセプトだ。私もこんな映画を作りたい」と告げて作られたのが、第86回アカデミー賞(R)を受賞した『ゼロ・グラビティ』
本作『ノー・エスケープ 自由への国境』は、傑作『ゼロ・グラビティ』の原点といえる作品です。
 メキシコ=アメリカ間の移民問題にいち早く目をつけ、構想8年をかけて完成した本作。奇しくもアメリカではトランプ政権が発足し、メキシコとの国境にいつ壁が作られるのか世界から注目されています。『バベル』『天国の口、終りの楽園。』のガエル・ガルシア・ベルナルがメキシコからアメリカへ不法入国を試みる主人公モイセスを、『ウォーキング・デッド』シリーズのジェフリー・ディーン・モーガンが不法入国者を襲う謎の襲撃者サムを演じ、逃げ場の無い砂漠という空間で繰り広げられる衝撃の連続に、一瞬たりとも目が離せないソリッド・シチュエーション&サバイバルエンタテインメントに仕上がっております!
“自由の国”アメリカへ、危険を冒してまで向かう理由とは?まさにこの瞬間、どこかで起きているかもしれない驚愕の“事件”。呼吸すら忘れてしまう緊迫の88分間をお届けします!
 この度、映画の公開に先駆け、お笑いジャーナリスト・お嬢様芸人のたかまつななさんと、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんのトークイベントを開催いたしました!!たかまつさんはフェリス女学院出身のお嬢様芸人として活躍する傍ら、“お笑い界の池上彰になる”と志し、お笑いジャーナリストとしても活躍。そんなたかまつさんに米墨国境壁建設問題で揺れるトランプ政権を独自の目線で斬っていただきました!!一方辛酸さんには、自分がサバイバル体験を強いられたらどうするか!?など本作の状況を彼女ならではの独自解釈で語っていただきました!お嬢様学校出身の2人によるトークイベント。

『ノー・エスケープ 自由への国境』トークイベント概要
【日時】5月1日(月)
【登壇者】たかまつなな(お嬢様芸人・お笑いジャーナリスト) & 辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)


【レポート概要】
映画『ノー・エスケープ 自由への国境』。本作は、第86回アカデミー賞に輝いた『ゼロ・グラビティ』の原点作品であり、アメ リカ・トランプ大統領の「メキシコとの国境沿いに壁を建設する」という政策が注目される今だからこそ観るべき1本です。本作 の公開が、ついに4日後に迫った本日1日(月)、一足先に作品を鑑賞したお嬢様芸人 たかまつななさんと、漫画家・コラムニスト 辛酸なめ子さんが、作品に対する想いを爆発させるトークイベントを開催いたしました。

実はこの2人、全国に名を馳せるお嬢様学校出身。たかまつさんはフェリス女学院出身、さらに現在慶應義塾大学大学院に在籍中 の超才女!MCから、この春慶應女子中等部に入学し“後輩”となった芦田愛菜さんの話題をふられると、「あんなに演技も上手で さらに高学歴って…そのポテンシャルが怖い!R-1グランプリとかクイズ番組とか絶対出演しないでほしい!」と危機感を暴露し、 イベントは笑いとともに始まりました。 さらに辛酸さんが、あまりに完璧すぎる芦田さんについて「夢叶えすぎですよね。本当 はAIじゃないんですかね?」と独自の理論を展開すると更に会場は大盛り上がり!

続いて映画の感想を聞かれたたかまつさんは、開口一番に「こんなに台詞が少ない映画ってあるんだ、とびっくりした」と、驚きを告白。「厳選されたキャストと壮大なテーマに初めは戸惑いましたが、観始めるとぐいぐい惹きこまれる。映画だからこそ伝えられる社会問題もあるんだな、と納得しました」と絶賛。
一方なめ子さんが推したのは、舞台となっている大自然。突如襲撃されるというシチュエーションはもちろん、日本人にはなか なか馴染みのない「国境」と、果てしなく続く「砂漠」、そしてそこに息づく「緑」に圧倒されたと言います。「非現実的に映 るけれど、本当にこういう場所があるんだと、ただただ驚き。この映画は、ストーリー云々の前に、自分の想像を超えてきまし た。思わずCGかな?と思うほど。パワースポットを見ているみたい」と話すと、たかまつさんに「パワースポット!?」とツッ コまれ、会場を沸かせました。

そして会場が注目したのは、“お笑い界の池上彰”を目指すたかまつさんの「トランプ政権斬り」! 「トランプ大統領は当初か ら『メキシコ国境沿いに壁を造る!』と言っていましたが、日本ではまるでジョークのように報道されていたし、私自身当事者 として考えることはありませんでした。けれどこの映画に出会ったことで、これがどういうことなのか、と、現実を目の当たり にした気がします。この映画は、主人公の視点で見ると『なぜ襲撃するんだ、やめろ!』と思うけれど、それだけじゃありませ ん。視点を変えてみれば、突如入り込んでくる侵略者から国を守ろうとすることもまた正義。本当に深いストーリーであり、根 深い社会問題なんです。」と鋭く指摘しました。

続いて映画の印象的なシーンを語ったなめ子さんは、「登場人物たちの生き延びる力がすごいんです。最後のシーンでも、すご く細かいですが、主人公が帽子を拾って去っていく…抜け目ないと言いますか、処世術があるというか、安心感がありますよ ね」と独特過ぎる視点を告白。

これに対し、たかまつさんは「映画の端々に感じる登場人物それぞれの人生、背景、ドラマ。最後まで明らかになることはなくても、観る人毎に色々な想像を巡らせながら観られますよね。」と振り返りました。
さらに主人公のモイセス(ガエル)と、正体不明の襲撃者サム(ジェフリー)のどちらが男性として魅力的か!?という質問に関して、辛酸さんは「サムはスカーフの巻き方が素敵」と本作では考えられない着眼点で持論を展開。ただしサムは「独り言が多すぎる」点が男性としては失格だそう。
ここでMCから、「もしご自身が映画のようなサバイバル体験を強いられたらどうするか?」と質問が。これに対したかまつさ んは、まさかの「死んだふり。そして、太った方の近くに行って隠れる!」と答え、なめ子さんは「死を受け入れて静かに横た わる」と、珍回答!
MCも予想だにしないこの回答に、会場からは笑いが起こりました。

最後に本作の見どころを聞かれ、なめ子さんは、「怖いシーンは多いけれど、大自然の映像に、見終わって不思議なパワーをもらえる作品。それに、今後地球が住めなくなったら火星に移住する計画がありますが、もしかしたら同じ状況になるかもしれない、というシミュレーションになる良い映画です」となめ子節を炸裂。
一方たかまつさんは、「今アメリカで何が起きているのか?トランプ大統領が何をしたいと思っているのか?この映画を観ればすぐに分かると思います。遠くの国で起こっていることでなく、今、北朝鮮問題などで揺れる日本でも起きる可能性があります。
例えば韓国から逃げてきた人たちが増えたらどうするのか、日本も壁を作るのか?など。それを勉強ではなくて、ドキドキしながら観れる、こんなに楽しいドキュメンタリー(のような映画)はないです!」と力強く語りました。
恐怖すら覚えるほどの大自然と、誰もが否定できない「人間の本能」が混じり合う究極の88分は、この作品をおいて他にありません。
期待高まるばかりの『ノー・エスケープ 自由への国境』、5月5日(金祝)全国公開!お見逃しなく!